ピンチは活かすためにある(福島戦レビュウ❷おしまい)

かつての上司(有能だった)は、

できない理由はいいから、どうやったらできるようになるかを、A4一枚にまとめてレポートせよ、と終始オーダー。

これが、最良の訓練だった。

小学校3年生が理解できる平明な日本語で表現できなければ、結局は借り物で、

自分の思想になっていない、と同様に、大切な教え。

さて、ゲーム。

我らについては、ボールを握る主人公になれず、戦い方がぼやけてしまった。
(シュートモーションは8回、クロスは後半挽回して 19本)

霜田サッカーは、

頑なだったかも知れないが、攻撃的姿勢をとおす面では評価できた(守りに入ると脆弱だったが)。
おかげで、僕などは、 4 – 3 – 3 に未練がある。

ボランチは3人、と腹をくくればいいじゃん、と思う。

ゲーム評。

両者ともに、力量表出において、昨季より絶対的に後退した、

ゆえに、総体的(=順位)に低下、つまり、プレイオフ圏は限りなく遠い。

僕の中で、ゲーム評価が定まったから、

プレイヤーコメントを読んだ。

すると、すべてマットウな内容だったので、嬉しく思う。

想来は、(そのために途中投入されているにせよ) ツートップの効用を強調している。

やはり、ビハインドになってからの苦し紛れの手法にすべきでなく、先制狙いの方法であることは明確だ。

馬渡は、自分のミッションは、とにかくクロス投入と言い切る。
あとは中で応答せよ、と。

龍平のごとくに、我慢できずに中の準備を無視したアーリイなやつを入れることもしない馬渡の、この言葉は重い。

陸王は、自分の持ち味は、#10とは違う、と宣言。

いいじゃあない?、こういうの。
今の背番号#20を、半分にすることをめざそうぜ。

つまり。

敗戦後でも、

やってるプレイヤーたちは決して、できない理由探しもしないで

得点するためにやるべきことにフォーカスしている。

こっちは、それを支援、応援するのみ。

今季の落としどころは、おのずから決まってくるだろうし、

あれもこれもの時季でもなく、

シンプルに、できることにフォーカスしよう。

では。

これほどシュートが遠いとは…… (2025.10.5福島戦レビュウ❶)

DAZNで、ゲームの前半を観た。

(ただし、後半開始~60分はのぞく。おそらくは、観るに値しない)

まづ、福島。

世評を得ている、中央突破の縦パスを見せておいて(いわば、オトリ)、

相手が奪取しようと喰いついてきたら、その後方の、

前線に張るフォワードひとりにロングボールを入れ、彼が相手ディフェンダーと競っている間に、

他の5人くらいが急襲的にペナルティエリアに駆け上がってくる戦法。

実際に、縦パスで迫ったのは、1、2回。

だから、それは、むしろ魅せ球でした。

対し、山雅。

僕は、自分の感性を邪魔されるので、

当事者のゲームコメントは、敢えて読まないことにしてるんですが、どうしても眼に入ってくることもあって、

今節、指揮官は、〈守備的になり過ぎた〉とコメントしているみたい。

つまり、こういうことか。

福島定評の縦パスを、どこで奪取しようか?に囚われ過ぎた結果、

狙う、といえば聞こえはいいが、ボール回しをかえって〈許容〉するハメになった。

たしかに、陣形を組んで、立ちんぼして、網を張っているような態勢。

あまりに対応的に傾いて、自分たちのドメイン、つまり、根拠地(サッカーの芯)を脇に置いてしまった。

ただでさえ、十八番の攻撃パターンが繰り出せないところへ持ってきて、

奪うこと自体が目的になると、

たとえ奪っても、

その後、さて、どうしたいが不透明で、ボール保持をマットウできず、結局は、シュートに持ち込めない。

持ち込めても、脅威的な一打とならない。

こういうと失礼だが、

こうもシュートとは、撃つまでに手間取るものなのか?

素人の浅ましさゆえ、

僕など、あらかじめボールを送るタイミングとスペースを決めておいて、

約束事として、そこへプレイヤーが侵入していく、でもいいでしょうにと思う。

現況、観ていると、無理に困難なところを狙って、人とボールが入っていくように思えてなりません。

そうやろうとしてるが、これが精一杯ならば、責められないかな。

樋口 大輝(右サイドバック)。

前半に、クロス入れた仕事があったっけ。

この程度の出来で先発を獲れてしまうと、今後の成長を危うくしないかい?
(来季は、どこかで修行すべき)

山本 龍平は、左(=前方)を厳しく切られると前進できないのだから、

安永や康裕は、そこを斟酌してパスを出すとか、あるいは、

龍平を囮にしていおて、宮部が外側を突貫するしかないのでは?、

こうなったら、永井 颯太(FC琉球)を獲って、左サイドでドリブルしてもらおう。

……と、毒舌になってしまう。

では。

訂正が要るかも知れない (福島戦レビュウ 速報値)

も。

0 – 1の敗戦

(先制されるとひっくり返せない山雅は健在なり)

ゲーム情報をまったく取得しないまま、仕事を終えて帰宅。

さて、DAZN画前に向かった時には、

ゲームの針は、 既に60分をまわっていて、1点ビハインドの表示。

あれま?

キャプテンマークは大内の腕にあって、#10の姿は一向に映し出されてこないし、#41の姿もかいな……。

数分も観てたら、良くてドロー、を直感した。

おそらく福島はこのリードを守り、あわよくばカウンターで追加点という青写真。

ゆえに、こっちはボールを持てて、攻め込みはしているが、

大柄なセンターバックを揃え、彼らが専守防衛の態勢だから、

サイドへ持っていって(持っていかされて)、中で勝負戦法をするにも、

狭くなったスペースは、なかなか使えず。

ならばと、一旦誰かが落としておいて、そこへ走り込んで前向きにミドルを撃つこともしないから、

攻めあぐね、運が良ければ入るだろの、繰り返し。

これは、栃木SC戦後に、指摘した課題の引き摺り。

すなわち、攻撃面において、

これなら絶対に決め切れるという伝家の宝刀、十八番を、どうも開発していなさそうで、

都度都度の個人アイデア次第でやるとなれば、(そういう手法はありだけど)

メンツ的に決定力が左右(つまり不足)すると、

キッカリ守りに入った相手は、そうそう崩せない。

わづかに。

コーナーキック(セットプレイ)は、いろいろ手法を蓄えている模様だから、

栃木SC戦では、そのコーナーキックから追いつけたが、

昨日の福島の地では、それも不発。

ですから。

僕のプレビュウ〈負ける気はしない〉を、

負ける気のしない程度の出来の福島に負けるとなると、

〈どうやって攻撃するか、その方法論がいまだ見えてこない〉に訂正しなければ。

否、〈いつになったらシュートを撃つのか〉かな?

さて。

フルゲーム90分を観てから、レビュウ❶は綴るとして、

いよいよ滑走路の突端(リーグ終了)が近づくと、

この停滞の現実を前に、界隈には、

やれ、あの日に戻ってやり直せ、

なぜこのメンツ(首脳、プレイヤー)なのか?、と浮き足立った狂騒曲が湧くだろう。

気持ちはわかる。

が、6箇月しても、依然、得失点の借金(マイナス)を返せないような攻撃力不足にフォーカスした議論を楽しんだほうが、良かないか?

山雅とともに、またやってくる週末を楽しむように。

リアリズムで見とおせば、

過去2シーズンに比すと、現時点で、2つほど勝ちが少ないけれど、

保有するタレントの運用と配置については不満が(僕的には)あるが、

たとえば、冒頭からツートップで先制を狙わないとか、ドリブルでかき回せるタレントで揺さぶらないとか、でも、

決意表明などを当てにする、その場をしのぐほうが無邪気であって、

チーム力量に照らせば、戦績では期待を大いに裏切ってもいない

では。

福島を斬りながら。

真紅のポロシャツ(気に入ってる)を着て、庭仕事をしていた。

福島(のチームカラー) を着る = 福島を〈斬る〉

と、うそぶいているところなど、カワイイものでしょう。

ひとの希求の深さそのものに、優劣や軽重があるはずもなく、

在るのは、その表出表現の程度に過ぎない

……上の2行は、僕だけに大切なことですから書きますが、忘れてください。

 

雨で小学校の運動会が中止。

庭先に出ていると、雨が時折落ちて来るしで、

時間が、無為に空く。

じゃあ、3部リーグのゲームを観てみるか。

行ったり来たりのボールを、プレイヤーはその都度跳ね返し、または、自分の手に入れようと動き回る。

必死にやってるんだろうが、上手くいったら繋ごうか感ばかりで、その場しのぎのサッカーが続く。

興味や関心のないチームだと、こうも面白くないこと甚だしい。

ところで。

宮崎戦が、アルウィンで催行できない(しかも日程を変更しない)となれば

我がチームは、8日間で3ゲームを、それも、アウェイでこなすことになるのか?

それはそれで、苛酷。

まぁ、なんの言い訳にもならないでしょうけれど。

では。

沈着に果敢に (福島戦プレビュウ❷)

今朝になって。

アルウィンが使用不可(期限不明)なのを知りました。
事故が、ゲーム中だったらと、ゾッとする。

歓迎はしないが、こういう経験もまた、楽しむ余裕がなければいけません。

取り急ぎ、規格を満足するスタジアムを手当すべきクラブのご苦労には申し訳ないが……。

さて。

福島とやる好材料。

ひとつ。
6月のアルウィンでは、負けた(1 – 2)ものの、

だからこそ、なりふり構わずだったこともあってか、

ボール保持60%で、クロスを26本撃って、と福島の看板を奪うような、攻撃サッカーをしたのが、当方

やり合うのに、どうにもならない相手、でもない。

ふたつ。
4 – 3 – 3 を採用し、スリートップの左には、#10森を配する福島。

ドリブル、クロス、シュートチャンス、パスレシーブの指標で、チームキングなのが彼だから、ボールの出どころは鮮明でわかいやすい

ならば、その動きを封じつつ、

それに呼応しながら、反対方面からゴール前に入ってくる樋口を厳しくマークするのが常道。

ボランチがパスを多用(リーグトップ)し、鋭く前進してくる福島ではあっても、

それにひるむ必要もなく、どこまでやらすか、どこは譲らないか、それを意思共有して、連動せよ。

そして。

そのグラウンダーサッカーを、

こっちが先手で、ロングフィードをかましてひっくり返して裏抜け、そんなシーンを多く創れば勝機は拓ける、と思う。

(ま、福島だって、ロングボールをいくらでも使いますが)

安藤 翼の復帰があれば、前線は充実するわけだし、と、これら、すべて勝手な青写真ですけどね。

それにしても、4箇月前の対戦では、左ボランチで躍動したのが、石山 青空だった。

本来ならば、彼はもうひとつ上の列で、そのボール保持力を使いまくって、相手守備をかき回してもらいたい才能なんだが、

その次の琉球戦を最後に、

登録メンツからも外れて、今に至る。

まことにもったいないこと。

今流行りの3バックに、前線が数的に対抗できる(理屈の)、4 – 3 – 3 を採れば、

彼をも活かせるのになぁ、と愚痴が出ます。

では。