身の程を知れ。

2021年の、トップチームスローガンは、『捲土雷鳥 第2章』。

萬年の中、ここから、1ミリたりとも動こうはずもない(イチローを真似る)。

(山雅の中では、キーワードはおそらく〈踏破〉あたりかなぁ?)

〈まづは 自分の限界点を知る〉
たとえ最大限を尽くしても、トップリーグからワンシーズンで陥落。

最短での返り咲きを狙って、そこそこ主力を残しながら取り組んだものの、遠く及ばず。
しかも、ディビジョン2で、過去最低の順位に終わる。

これ、責任論でなくて、今冬こそが、チームは解体から新生への本番を迎えた、ということを言っているに過ぎない。
加筆:リーグ分配金による救済は、今季で終わり。

つまり、チーム主力の大流出が、一年遅れてやって来てフツーな状況なのだ。

量的には、昨日までに、出入りのおおかた4割程度がリリースされたと観ていて、これからは、更なる主力級の、おもに流出が発表されるだろう。

昇格において確実視されるチームでなくなった今、たとえ、離別のニュースに接しても、それはアタリ前に思うべき。

すこしでもそれを阻止できれば、それで良し、と。

資金的にみて、リーグ順位では4位をメドに参戦できていれば、我らにとってまづは順当。

そこより上を目指し決意を持って戦い、しかも、山間の小都市やファンサポーターへの愛着を感じてくれるプレイヤーを大切にしよう。

住めば都、とはいうけれど、やたらと寒く、でも紫外線はとびぬけて強い場所に帯同してくれる奥様がたがいらっしゃるだけでもう、ただただ頭が下がります。


〈レンタル組の去就にも注目〉

大然はまぁ、その持ち味を出してトップリーグでやってもらう、として、前、佐藤の完全移籍加入はかなりの朗報。
佐藤については、#7 が空いていることでもあるし。

下川は、おそらく前々監督の評価が芳しくなかったためのレンタルから、いよいよ復帰。
かなり思うことありそうなコメント。
ならば、捲土重来のシーズンだよな。

今後、レアンドロ ぺレイラ、永井 堅吾はどうする?

ライバル北九州の戦力ダウンを図るなら、レンタルバックは戦術として有りだが、定位置を確保したGKの、下位チームへの復帰が話として成立するのかい?

高木 彰人は、鈴木 国友と行って来いか。
でもって、あとは、森下、常田……。

〈ほんとうのところは〉
三ッ田、宮部、山本、村越、山田、榎本らの、ルーキー、あるいはそれと同等の世代の成長をどう図っていくのか。

大野 佑哉のブレイクには、我慢して使い続けた仕事があったからこそ。
来季も、そんな成功をみたいものです。
(12/26 7:45時点の情報による記事)

で、別れをもて遊ぶような曲を聴きながら。
スティーヴ ガットが開発したドラミングが、印象的。

では。

平穏であること。

The Band (1967~1976年)の、音楽的な極みは、アルバム『Northern Lights – Southern Cross』(1975年発表) のあたり、と思っている。

ついでに言うと、ボブ ディランの『Planet Waves』(1974年)で披露したバック演奏も、同じように最高な出来だ。

アルバム『Northern~』(日本名タイトルは、南十字星)は、是非、この時季、厳冬に聴くことをお薦めしたい。

さて、今回の『Christmas Must Be Tonight』。

アルバム『Islands』(1977年)に収められた曲。

このアルバムは、バンドとしての絶頂の後、どうもレコード会社との契約上発表せざるを得なかったもののようで、なんだか気抜けしたような仕上がりで不評だったためか、あまり注目もされない。

そのあおりを受けて、ほとんど話題にならない曲のように受け止めて聴いていた萬年。

でも、なかなか味わいのある曲で、けっこうカヴァーされているようだ。

今年は、バンビのクレープをほおばりながら、静かに、この曲を聴いている。

では。

 

戦いは 終わらず。

今年、当地の日の入りがもっとも早かったのは、12月5、6日の 午後4時33分。

以降、日没はすこしづつ遅くなっていて、その変化を、夕暮れ時の明るさとして感じる読者もいるに違いない。

いちばん寒い時季を前に、夜の帳が後ろに行くことを、わづかの慰めにしている萬年。

ゲームの笛が鳴るのは、あと2箇月先のことだが、ファンサポーターの戦いに中断はない。

自分の中の哀歓との戦い、というやつ。

プレイヤーの出入りを確かめるべく、しばらくは公式ページを見返す日々が待っているのだから。

昨日も、完全移籍によるふたりの加入と、ひとりのレンタルバックの報に接した。

田中パウロ淳一かぁ、いいではありませんか。

山雅は、対戦して厄介だったタレントを、やはり狙いますねぇ。

すべて20歳半ばの、伸び盛りのプレイヤーたちなのも愉しみが増す、というもんだ。

まぁ、やがてリリースされるであろう流失に備えた加入、という寂しさもあるが、これを楽しめないでは、ファンとも言えません。

鐵っちゃん(強化部)、期待してますよ。

では。

昇格と故郷 の話

―福岡がね、トップリーグに昇格を決めたよ。

―アビスパのことやろ?、まぁ、どうでもいい、って感じ。
たとえギラバンツでも、北九ではほんと、マイナーです。

―ふーん。

―福岡と北九州では、そんなかな。
ただし、ソフバン(※プロ野球のソフトバンク)となると、分け隔てなく好きです。
こっちでは、松本と長野がやはり、仲の悪い街なんでしょう?

―反目し合っている、って訳でもないと思うけどね。
ところで、福岡/北九州は、下道で、車だとどのくらいかかるの?

―国道を走ると、2時間半くらいですかね。

―なるほど、松本/長野と似たり寄ったりの距離なんだ。

で、ジョー氏との会話は、この後、北九州発祥の〈資さんうどん〉(すけさん)の話題に移り、
さらには、『喝采』を作詞したのは、北九州の若松出身のお方である、という話になっていくのであった。

……、みたところ、ジョー氏はいまだに故郷北九州に格別の思いを抱く。

松本で見上げるこの空は、ずっとかの地まで続いているなぁ。

なんてことを想いながら、米国西海岸の陽光が溢れる曲『Ventura Highway』を聴く。

アメリカ(バンド名)による、1973年の楽曲。

では。

 

 

獅子の悲嘆 (2020.12.20 長野 vs 岩手)

前節の対岐阜戦、南長野にお邪魔した義理もあるので、最終節もおつき合いせねばならない。(なかば義務感です)

息子のメールには、―長野って ほんと持ってないよね、とあった。

ゲームは、0 – 2で決着。

結果、長野は、勝利した相模原にかわされて3位に落ち、ディビジョン2昇格を逃した。

相模原の動向次第では、たとえ負けても2位確保の可能性有り、という意識がチーム長野から必死さを削いだ、とは、精神論者でもない萬年には思われず。

そういった追い詰められた状況とは無関係の、それぞれのサッカースタイルのせめぎ合いが、ゲームを決めた、と感じる。

〈時間の使い方の巧拙が ゲームを決めた〉
ゲームは全体的に、長野がより多くチャンスメイクして進んだが、最後の詰めを欠く。

中盤(ボランチの岩沼など)からの縦パスを中央に入れるところから攻撃にスイッチをオンにして、そのまま中央を割ってシュートまで持っていく。
あるいは、いったんサイドへ持っていって奥までえぐり、クロスに合わせて飛び込んでくる。
―長野の得点は、これをスピード豊富にやり切るとことから生まれる、とみる。

で、当初は対応に手こずっていた岩手であったが、やがて長野の攻撃を抑止することに成功しはじめた。

ひとつは、長躯なDFがズラリと並ぶことによって、中央やサイドから入ってくる長野のプレイヤーとボールをひたすら弾きかえす。

ふたつめは、長野のサイド攻撃をタッチラインへと追いやること。
これを徹底して、反転攻撃のチャンスをうかがった。
(岩手はシュート3本で2得点、という効率的な攻撃を披露)

勝機の分かれ目は、サイド攻撃の際、ボールを回して時間を作れたかどうか。
岩手にはそれができて、長野にはそれがなかった。

つまり、サイドで時間を作っている間に前線に入ってくる枚数を多くするやり方。
スピードを持って直線的に勝負をしていく横山サッカーには、もともと装備していない戦法だったのかも知れない。(ないものねだり)

最終節での逆転は、むしろ相模原の粘りを称賛すべきだろう。

DAZN画面からの印象では、ピッチ上のプレイヤーよりはむしろ、観戦者のファン&サポーターに悲嘆の色が濃いようにみえたのは、カメラによる印象操作のゆえに違いない。

では。