家人が、近くのDIY店で芝生の目土 を選んでいたら、
或るご夫婦が近づいて来て、こう尋ねた。
―どうも、うちの芝生は育ちが悪くていけません。
なにか良いやり方でもありますかねぇ?
―そうですか。
とかく隣の芝は青くみえる、って言いますからね。
なかなか気の利いた受け答えだったではありませんか、とホメておいた。
でも、そのご当人が今度は、助手席から近所のお宅の芝を盛んに品評するんですね。
他者のことがなにかと気にかかる習わし。
これを棄て去るのはむづかしい。
で、先日、一緒に買い物にでかけた時のこと。
―いま、ひとつ閃きました!
隣の芝生は青く、隣のレジは早く流れる、これなんか実感でしょう?
ただし、残念ながら、この格言、家人には響かない。
なぜか?
スピーディーなレジ係を見究める眼力には相当な自信を持っていらっしゃって、常にそこに並ぶからだ。
では。
〈コメント〉
☞つーさん より (7/30 16:25)
急ぐその先にあるもの。
スーパーのレジに並び、もう1人だと言う時、大概目のやり場に困
ところで、子供の頃の成績の順位争い、徒競走、早く宿題しなさい 会社に入れば出世競争。早めし早糞芸の内。結婚はまだ。等々、人 そして今、急ぐ事はない人生後半に身を置いても、つい先を急ぐ心 エスカレーターを歩いて上がる。エレベーターのボタンは2度押し そんなに急いで私はどこに行こうとしているのだろうか。 |
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