『さらば 青春』(1971年)

ジョー氏からは、これは違うでしょう、と言われそうだ。

なぜなら、それから二十数年後に、エレファントカシマシが、まったく同名の曲を発表していて、彼の世代にとっては、それこそが、さらば青春、だろう。

この曲、僕にしても、どこかで接して旋律をすこしは知っていたが、題名とセットで憶えてもいなかった。

そのくらいの親しみなんだけれど、しかし、聴きながら思うんですが、青春と訣別した先には、何が在るんでしょうかねぇ?

では。

【コメント】
☞ルノワール氏より (2/27 17:12)
小椋佳の
さらば青春
をカバーしたアーティスト

さらば青春を再び世送り出す
シンシアの17歳を
森高千里がカバーして再び世に送り出す。千里さんはダンスも素敵です
名曲は時代を選ばず ✨
今日日、便利になりました
YouTubeでシンシアも小椋佳も森高千里も見られます。

開幕前 言いたい放題❸(自分規定の貫徹こそ)

開幕前の言いがかり、3回目。

まづは、全豪オープン、男性の決勝戦を数分チラ見して思ったこと。

ジョコヴィッチの頭の中では、こうやれば、次の展開はどうなる、というストーリーがほぼ出来上がっていて、それを実現できないプレイへの不満が、自分にとって最大の敵、そんなふうに見えた。

自分が自分であることを証明すること、それが彼にとっての、ゲーム価値なんだ、きっと。
対戦相手は在るが、格闘して乗り越えるべきは、自分の技量と心。

我が山雅が、良い戦績を残せるかどうかも、結局はそれと同じであって、
要は、自分でそうなうると決心した自己を、どれだけ表出、表現できるか?

表現の部分とは、初期フォーメーションや、稼働システム、局面ごとの戦術。

では、その源流となる〈どういう自分で押し通すのか〉はどうなんだ?

保有できているカード、昨季以来のゲーム、さらに、キャンプでは4バックを試している、という情報からすれば、

……ジッと相手の攻撃を我慢、ボール奪取したら即反転攻撃でトドメまで敢行、
加えて、力量的な差を帳消しにするセットプレイは、工夫を凝らすなどして最大の得点機として重用……、といったサッカーからの脱皮、を図っているように思える。

あえて単純化してしまうと、窮鼠猫を噛むの一撃を得意とする弱者から、互角以上の強者への道、それを探る今季となりそうな気配なのだ。

たしかに、チーム山雅の将来は、そこにかかっている。

端的には、レアンドロ ぺレイラや塚川 孝輝を活かせなかった(2019年の)山雅とは、もう、おさらばせよ。

ある意味、2016年シーズンへの回帰、とも言えようが、
かと言って、持てる戦力の充実、ここ5年間のリーグクオリティの上昇速度からすると、単なる〈先祖返り〉では、他との差別化はできない。

ゲーム支配の欲求を、強く前面に出して!!、これでしょう。

強者のサッカーへの道、これを諦めずに辿れるのか?、を今季ずっと見守りたい。

特に、前回トップグループに入れた、長崎、磐田、新潟、大宮、千葉といったチームとの対戦では、強く意識しよう。

では。

心底 無用なモノが三つ。

かつて、入営した新兵(大学生)を前にして、日本帝国海軍の将官が、

― 海兵は、タフネスとスマートネスを本分とする!、と訓示をタレた。

敵性語として市中で禁止されていた英語を、軍隊では平気で使っていてたまげた、という逸話。

もうひとつ。

日本帝国海軍内には、戯れ言葉があって、それは、

〈世界の三大無用物。ピラミッド、万里の長城、戦艦大和〉だった、と聞いたことがある。

制空権を握る時代に、いまだにでっかい戦艦を建造した後進性をみづから笑う、とは、なかなか自省的なる批評精神ではないか。

今日、萬年がそれを言うなら、オリムピック、平和賞、世界遺産、となるだろうか。

ただし、世界遺産にも功績がなくもない。

それは、富士からゴミの山が消えたこと。

では。

開幕前 言いたい放題❷(注目のチームは)

開幕前、好き勝手な放言の、2回目です。

萬年流リーグ順位予想は、すでに、1/19付け記事で実施済み。

それによると、トップグループには、V長崎、磐田、新潟、山雅、大宮、千葉

それを追って山形、京都、甲府、水戸、金沢

それ以下は、新参組をのぞいては、(面倒がって)かるく流しているので、さてと、ここで少し補足しておきましょう。

琉球あたりも、上の第2集団に迫るかも知れないが、山雅が河合 秀人を引き抜いたから、果たして、どうか?

同じことは、水戸、金沢 (他には山口) にも言えて、山雅がその主力を持ち去ったことによって、かなり戦力ダウンした。
またやり直しの感があります。

注目は、北九州
躍進したようにみえて、後半戦の戦績は、5勝6分10敗。
前半期の貯金を喰いついで、ようやく最終で、第5位。

オフシーズンは無残レベルの戦力流出の様相だった。
けれど、そこは、さすがの小林式求心力。
かつて指揮を執ったエスパルスから、六平、西村を補強するなどして態勢を整えた。
戦術の徹底はなされているから、どのくらいやるのかが、見もの。

断トツのダークホースは、町田

4枚のディフェンスのうち3枚は、元山雅(酒井、水本、森下)で構成されるような手堅さ。
そこへ更に、高橋 祥平をプラス。
加えて、イマイチだった得点力を、鄭 大世、ドゥドゥを加えて底上げ。
もともと、平戸ら、攻撃的な中盤を保有しているので、トップグループ入りも可能性がある怖い相手。

サッカースタイルに対し、もっとも的確な補強をほどこしたのが、栃木か。

四の五を言わせぬ強烈なプレっシングで迫りまくる田坂サッカーは、おそらく、今季、さらにシフトアップする。

菊池 大介、上田 康太、乾 大知、吉田 将也といった新加入メンツをみれば、第2集団に喰い込みそう、ですよ。

こうみてくると、J2という、特にプレイヤーの流動性が高いリーグにおいては、自己をどのように規定してサッカーに向かうのかが、編成段階から首尾一貫しているチームが、おおく躍進しそうだ。

そこら辺については、第3回で少々。

では。

開幕前 言いたい放題❶ (リーグのイジメ)

リーグ戦の幕が上がれば、消し飛んでしまうことでも言えるのは、たった今。

だから、言おう。

その第1回は、慈悲深く見えるが、かえって、冷たいリーグのこころについて。

昨年の今頃、学年のはじまりを9月あたりに持っていけばよい、といった議論が降ってわいた。
よく考えるとわかることだが、この変更は、日本の社会的な活動の枠組みから変革していかないと達成できない。
特に、経済面での、決算のような時期のくくりだ。

COVID-19に便乗する、浅はかで次元の低いアタマが言い出したことだが、その後どうなったやら?

お話しかわって、実はJリーグにも、これと同じ考え方がチラホラする。

ここでは、リーグ秋春制(秋はじまって春に終わる)の、逆を志向するような態度。※ただし、萬年は秋春制反対論者。

具体的には、春浅き北国では降雪やピッチ状態から、その地でのゲーム開催を出来る限り先送りしよう、というやり方、がそれ。

当のご本人からすれば、配慮をしているつもりなんだろうけれど、

日本列島が南北に長いのはわかりきっていて、なおかつ、スタジアム設備の後進性は今のところどうしようもないのだから、小手先の発想で平等をめざすと、かえって、公正を欠く。

例えば、今季初参入のブラウブリッツなんか、それで、ひどいとばっちりを喰っている。

ホーム開幕が、第5節とは、あんまりじゃあないか?

それまでのアウェイ選定は、北関東(群馬、栃木、千葉)と若干の配慮もあるが、第4節は、北九州だとよ。

これは、モンテディオ山形も同様な事情。
こちらは、ホーム開幕戦が、第4節。
それまでは、町田、東京、松本とドサまわりが続く。

この2つのチーム、開幕の数節をいかに傷を負わずに切り抜けるかが、大切。

山雅ファンとしては、実質的なホーム開幕が第4節にずれ込んだ2018年が思い出されてならない。

あのシーズンの初勝利は、リーグも6分の1が過ぎた、第7節のホーム大宮戦でありましたなぁ。

さらに、昨季第41節、雪中、氷点下の、ホーム東京ヴェルディ戦。

あれが心地良い、とは口が裂けても言いませんが、松本に住む限りしゃあない。

Jリーグを地域密着で展開する覚悟ならば、でき得る限り、地元の生活の中で、ゲームを開催すべきでありましょう。

本来、サッカーとは、かなりの悪天候でもやる競技でしょうに。

では。