凍った畑土に、鍬を入れていたら、
無理な力が加わったものとみえて、刃が、クサビもろとも、柄から抜け飛んでしまった。
土の中にまぎれたクサビが、どうしても捜し出せないまま、始めたばかりの作業も終わり。
新しくおろし立ての鍬だったのに……。.
にわか農夫の悲哀、というやつです。
こんなことを言い訳にして、ソファーに寝転がっては、好きな曲を聴いている冬の一日。
最近の寒さと同じように、心に沁みる旋律。
では。
凍った畑土に、鍬を入れていたら、
無理な力が加わったものとみえて、刃が、クサビもろとも、柄から抜け飛んでしまった。
土の中にまぎれたクサビが、どうしても捜し出せないまま、始めたばかりの作業も終わり。
新しくおろし立ての鍬だったのに……。.
にわか農夫の悲哀、というやつです。
こんなことを言い訳にして、ソファーに寝転がっては、好きな曲を聴いている冬の一日。
最近の寒さと同じように、心に沁みる旋律。
では。
ワールド杯において。
前回 ロシア大会(2018年)から続くトレンドとして、
高い軌道のクロスが減少し、
ペナルティエリア内に、より深く進入てからの、グラウンダー性とか、あるいは、ゴールから遠ざかる、いわゆる、マイナスに走るクロスが増えているらしい。
読者の頭には、予選リーグスペイン戦で、三苫 薫が魅せた、ゴールラインぎりぎりから折りかえしたクロスが、すぐに想起されるのではありませんかね?
トレンドの理由は、おそらく、
相手ゴールキーパーが処理しやすいような、単純な軌道、単純なタイミングでクロスを放り込んでもゴールに結びつきにくい、という考え方が、ひとつ。
ふたつめ。
ヴィデオ アシスタント レフェリー(VAR)制が採用されるようになると、
ペナルティエリア内における守備側による反則が、かなりシビアにとられるようになったこと。
このため、攻撃するほうからすれば、とにかくペナルティエリアに入ってしまえば、そこで得点につながる状況を獲得できる、という胸算用があろう。
実際、シュートを打つ位置についても、ペナルティエリア内からが増加しているようなのだ。
(つまりは、ロングシュートの比率の低下)
もちろん、日本の3部リーグは、VARなど導入されていない。
けれど、単純なクロスを入れたところで、得点機会が、それと比例的にアップはしないだろうな。
と、素人が観ていても了解できるのだから、クロスに活路を見い出すならば、山雅は、そこらへん工夫と、技量を相当深めなければ。
なお、参考までに。
霜田氏が指揮した1年目(2018季)のレノファは、J2リーグで (試合平均)
シュート数 ☞ 1位 ( 2位 )
クロス数 ☞ 1位 (17位 )
ペナルティエリア侵入回数 ☞ 1位 ( 8位 ) …でした。カッコ内は山雅の順位。
では。
新監督の、かつてのチーム実績(2018年季レノファあたり) からすると、
サイド攻撃を、最重要の得点源として設定するのではあるまいか?
サイドから侵入して、あるいは、クロスを多産して得点に結びつけるというやり方だ。
田中パウロを満了にしてまで、外山 凌の流出があったりの中、藤谷 壮、ルーカス ヒアンを獲ったのはその証左、と思う。
#7ルーカスは、フォワード登録。
けれど、背番号の継承を含め、パウロと同様な役割りが与えられそう。
つまり、サイドの高い位置を駆けて、速くボールを持ち込んでから、シュート、クロスまで持っていく、といった。
とにかく。
下川 陽太、宮部 大己、住田 将と挙げていくと、サイドを任せられそうなタレントはけっこう豊富。
であるから、4バックか、3バックかで、何列目かといったポジション取りは異なるとは言え、
左右を、どういう組み合わせでいくのか、に大いに注目。
興味深深なわけでございます。
では。
ゴールキックの距離はまた、フォワードのミッションにも変化をもたらしつつある。
まづは、ファーストディフェンスのライン設定とタイミングが、それ。
去年までの山雅には、この事項は、かなり重要だった。
または、相手陣内における、高さを活かしたボールの競り合い。
ゴールキックをルカオ、小松 蓮らの頭に照準を絞っておいて、そのセカンドへの反応を高めることで、ボールを手中にする。
こういうやり方が、今季は、どうなっていくのか?
クロスへのヘディング対処を考えると、高身長は、かなりの武器にはなる。
が、そういった戦術でやるのかも、前線プレイヤーの選択に影響しそうです。
― へ~、36歳なんてもう齢じゃん、と加入発表直後の家人。
自分の齢を棚にあげて、よく言うよ、という言葉を呑み込むと、
― おいおい、その戦歴を確認してご覧よ、とだけ言っておく。
渡邉 千真の真骨頂は、ペナルティエリア内外の位置取りの良さ、落ち着き払ったシュートの正確に在る、と思う。
たとえば、2017年天皇杯ラウンド16、対山雅戦で魅せた、ディフェンダーふたりの間を、グラウンダーで冷静に抜いたゴール。
ただ、彼は、唯我独尊的なセンターフォワードというより、他者との連動で活きるタイプと診る。
(国友らとの)トップの一角、あるいは、みづからが2列目に入ることで、ペナルティエリア殺到の駒になるには、
彼と意思とボールのやりとりを担うカード、それが、ぜひ必要。
その点で、菊井 悠介や、滝 裕太との絡みを期待する。
では。
今回は、
ゴールキーパーが、最終ラインからの攻撃組立てに絡むこと、について。
ゴールキーパーもフィールドプレイヤーのように動くならばそれだけ、人数的に厚くなるし、相手守備にも負担がかかる、という事情は前々からあって、
チーム戦術として前面に押し出すチームはあった。
が、2019年の、ゴールキックに関するルール改正が、ゴールキックそのものを大きく変える。
ゴールキックをおこなう際、味方プレイヤーであれば、ペナルティエリア内に位置していてもよくなったのだ。
昨年のカタール大会では、その影響が如実。
(ゲーム当りに換算した) ゴールキック距離別本数は、(カッコ内は前回大会の数値) 以下のとおり。
15m未満 2.42 本 (☜0.23)
15~30m未満 1.61 本 (☜2.51)
30m以上 3.58 本 (☜5.71)
ゴールキックから直接のボールにはオフサイドがない、素早い攻撃を仕掛ける、自陣でのボールロストを避ける、などの理由から、
長い距離のゴールキックがなくなることはないだろう。
けれど、ピッチ中央あたりで競り合うようなシーンは、明らかに減る。
今季、山雅が、こういう世界的トレンドを、どの程度具現化して攻撃に生かそうとするかは、測りがたい。
ただ、ゴールキックをおこなう側、おこなわれる側の、双方の視点に立った、攻撃と守備の戦略 (技術とボール奪取) をしっかり用意する必要はあるはず。
特に、ディフェンダーは、試されそうです。
では。