朗報と 訃報と。

2023季のJリーグのうち、トップと 2部が、この土日で開幕した。

昇降格に関するプレイオフが設定されている都合、3部よりかは、2週間早めに始めると、シーズン終了期日が揃う、という段取り。

ハイライトのいくつかをつまみ食いしたが、それらはたまたま、 3バックを採用する同士の対戦だった。

山雅が (現状では) 棄てたフォーメーション、なにを今更、という気もする。

が、観ていて、攻撃的な3バックは、カウンター攻撃に曝された場合、かなりしんどいなぁ、といったアタリマエの感想で、どうということもない。

ただ、ゴールキーパーが、かなりいい仕事をしているのが、印象的。

そしたら、今日、そのうちのひとつ、コンサドーレ札幌と、山雅がトレーニングマッチをやった(@熊本県)、というリリース。

狙いは、3バックシステムの対戦相手を想定したシュミレーション、と思っておこう。

札幌は、昨日、アウェイで vs広島をこなしているから、双方ともに、キャンプを利用した、精力的な日程取りなわけだ。

ま、相手は控え中心なので、勝利したといって、特段、どうこうないけれど。

そうこう思っていると、本日の午後3時頃。

京子さん(古参の山雅サポーター)から、メールを受信。

アルウィン北ゴール裏の常連で、かつ、アウェイにも足繫く参戦の同志、
その御方の訃報だった。

レインボーカラーの被り物がトレードマーク。

京子さんは、昨年ミクスタでもご一緒だったようだ。

そう言われると、萬年も、よくお見かけした覚えがある。

享年 61歳とか。

ご冥福をお祈りするとともに、次の世界へ赴いても、引き続き山雅を見守っていただきたいと切に願う。

では。

じゃあ,あれはどこだったんだ?

16日には、FCソウルと練習試合をおこなったというリリースが有って、
どうも、失点はパスがずれたりで、ボールを奪われたところからのようだ。

でも、本チャンは、対3部チームとなんだから、怖れずに前へ前へを貫く、でいい

アルウィンで、山雅、相当ヤバいなと思ったら、その時は批判もするから。

で、以下、15日時点で用意してあった投稿を、萬年式推定は虚しくはづれましたが、この際、そのまま掲載します。(11、12日は、大邱FCとやった?)

【原題】本日は,仕上げのトレマ? 

鹿児島キャンプも、あと一週間。

この土日は、果たして、かの地での最後の練習試合でも入っているんだろうか?

そういえば、11日、12日は、連日トレーニングマッチをやっていた。

12日のほうは、計3得点だったようだから、攻撃の格好が徐々に具現化し出した、と思いたい。

ヒアンが、 2得点でアピールしたようでもあるし。

対戦相手が非公表となると、なおさら、あの時点、近くでキャンプを張っているチームを調べたい誘惑に負けて、

結果、プロチームであれば、大邱FCと、FCソウルの、共に Kリーグ1部所属のふたつが在ったことが判明。

もしも、鹿屋体育大学であれば、ふつう公表するだろうから、まぁ、このふたつと対戦した、と勝手に考えることにしよう。

で、今日明日ならば、今度は、鹿屋体大である可能性もあるね。

では。

気持ちを 持ち堪えるために (隼磨の薦め)

田中 隼磨が、クラブ山雅人として、諸々の活動に手を拡げてくれているのを見聞きする度、

今更ながら、昨季最後のゲームを忘れちゃあなるまいな、と思っている。

昇格がほとんど消滅した中で、田中 隼磨の現役ラストゲームとなった、あの日。

これで最後の最後のクロス投入を期待して、まるで、チームとスタジアムの総意思であるかのように 隼磨にボールが渡り、

その渾身クロスを無駄にすることもなく、最後は、中山 陸のシュートでしとめた、あの瞬間を。

メンバーに異動があったにせよ、あの一連の流れは、きっと今季へ持ち越されているはずだ。
チームの一体性、連携の意思力のようなものになって。

さて。

より地上戦に傾きつつ、ボール繋ぎを駆使するサッカーへと変身を遂げようとしているチーム。

思うに、そこでは、いままで以上に、陣形の〈結束点〉として、インサイドハーフ(=ボランチ)のポジションが重要度を増す。

いわゆる〈水を運ぶ者〉が、いかにその仕事をクオリティ高く行うか、がゲームの帰趨を決めるであろうことが、神戸とのゲームを観ていて垣間見られた。

そのヒントは、ボランチがボランチをこなすように見せかけておいて、

むしろ、アウトサイドハーフやシャドウのプレイヤーが自在に中に入ってきて、その仕事までを担ってしまうことにある、と思うのだが、いかがだろうか?

とにかく。

観る者の責任は、良いプレイには称賛を、拙いプレイには不満を、それぞれ遠慮なくぶつけていくこと。

隼磨の言葉のとおり、そういうシーズンにしたい。

では。

無駄に過ごした この10年。

― 1月分の電気代、いままでの3倍近くに跳ね上がったわよ。

銀行口座の引き落としをみていた家人が、声を上げる。

エコキュートに、IH調理。

さらに、冬だからエアコン暖房を使っていれば、予想は出来た、
とは言え、この惨状……。

液化天然ガス(ほとんど輸入)をはじめとする化石燃料が、海の向こうの戦争のせいもあって高騰したのが、いちばんの要因だろう。

(註: これらの価格高騰はもちろん、他の分野にも大きなインパクトを与えている)

電気をつくる原料をほぼ輸入に頼っていれば、こうにもなる。

じゃあ、どうする?、ってことになっていて、いろんな発電に手を染めている日本(世界も)ではあるが、

この狭隘な国土の日本だと、原子力発電が、もっとも実効的な手段だと、僕は以前から主張している。

つまり、原子力発電を容認し、安全性、設備の長期使用度などを高める工夫をするしかない。

たしかに、2011年の事故によって、甚大な惨禍を被ったものの、あれは、原子力発電の安全を、根底から覆す性質のものではなく、立地や設備の、いわば条件的なものだった。

全国民の嗟嘆に負けるような格好で、原発は、一斉に停止。

その後も、再稼働しなければやっていけないのがわかっていながら、公言した日には選挙時に自分の首が危うくなるから、

為政者は、キチンと説明して着手することもなく、なし崩し的、潜伏的にチマチマと稼働に動いている始末。

その結果、震災前は電力供給量の 25%を賄えていた原子力発電は、現在、5%前後。

それでも、なんとかやってるんだから原子力は一切不要、という意見もあるようだが、この先、輸入がストップしない保証ができますか?、ってんだ。

フランスが宇露戦争に対して強く出られるのは、電力の70%近くを原子力で賄っている自給自足に近い事情もあるはず (その反対がドイツ)。

また、今みたいな乱雑な自然エネルギー利用を推し進めたら、国土は、それこそズタズタになります。

人口減少がわかっているのだから、ダウンサイジングした国の将来からこっちをみて、原発を上手く使いながら、発電量を低減して着地するしかないでしょうけれど、そういう発想を民に問える政治的なリーダーシップは、いつ現れるのか?

でも、さしあたりの問題として、

電力高騰分のなにがしかを、原発反対派に負担してもらうようにはならないものでしょうか。

では。

この際、お皿も食べてしまふ。

バート バカラックの訃報に接して、マレーネ デートリッヒを讃えたのが、前回。

バカラックの作品では、もちろん、

『Baby It’s You』(1961年発表 by シェリルズ) が、僕の一番気に入っている曲。

以前、アデルの歌唱で、これを採り上げた憶えがあります。

でも、ここでは、せっかくだから、オスカー音楽賞を獲った
『Raindrops Keep Fallin’ on My Head』(1969年) を聴いてしまおう。

映画『明日に向かって撃て!』(1969年米国) の挿入歌として使用されて、世に出た。

色恋とは一線を画した、こんな歌もあっていい。

雨は降り続くけれど

僕の上に 雨は降り続く。
まるで、ベッドが小さすぎて足がはみでしまう奴のように、
なにもかもがしっくりこない
僕に 雨が降り続いてるんだ。

だから 太陽に 言ってやった。
寝ていないで 仕事をしなよ、って。
いつまで僕の上に 雨を降らし続けるんだ、って。

でも、ひとつわかっていること、それは
やって来た悲しみになんか 僕は負けない、ってこと。
せいぜい 僕が 幸せに挨拶できるまではね。

僕の上に 雨は降り続く。
けれど 僕は 自分をみじめに思って泣きはしまい
不平を言って 雨を止まそうなんて思わない
なぜって、僕は なんだって自分で決められるんだから。
心配は 無用なのさ……。

曲を唄った B.J.トーマスは、2021年5月29日、78歳で没した。

彼にも思いを馳せながら、レイ スティーブンス(1939~)と一緒に演ってる動画で。

では。