壁、壁と言うのなら (対クロアチア戦など) その❶

昨日。
スタッドレスタイヤに交換するため、いきつけのスタンドに出かけていった。

精算を待っていると、そこの社長がやってきて、

― 寝不足なんではありません?

一瞬、意味がわからずにいると、テーブル上の新聞、その一面記事を指で示す。

― あぁ、実はね、関心もイマイチで。
日本のゲーム、フルタイムで観ることもなくて。社長さんはどんな?

― はい、(クロアチア戦は) 同点にされたところで、寝ちゃいました。

― どのくらいやれていたの、日本チームは?

― 巧さでいえば向こうに分がありましたが、そこそこ対等に戦えていましたよ。
日本チームの平均身長は、179㎝。
もはや身体的に見劣りすることもなくなったことが、かなり大きいと思います。

公式記録はあくまで、1 – 1 のドロー。PK戦は、かなり水モノだしね、と会話は続いたんだけれど、

でも、(統計的に) 成功率が80%のペナルティキックを、ふたりも失敗する、ってのはマヅイでしょ。

〈壁〉とは、これでクロアチアと3回やって、ひとつも勝てないこと(通算2分1敗) を意味しているんだったら、別の話だけれど、

〈ベスト8の壁〉などと、さも重大事に言うんならば、それをだ、たかだかPK失敗で獲り逃したことについて、汚点、屈辱的な負け、くらいに騒ぎ立てないと筋が通らないはずなんだけれど、結局は、強豪をふたつも撃破してご苦労さん、で終わってしまうような気配。

ベスト8 を目標に掲げておいて、それを達成できなかった首脳陣は、もちろん解任でありましょう。
まさか、次の4年間を、ペナルティキックの練習につぎ込むわけでもあるまいし。

(後記、そうしたら、スペインが、PKを3本失敗してモロッコに負けたのを知って、唖然としている)

では。