さぁ。11月を解禁しよう。

昨日(10/30)。

今年最後となる無花果を、樹上からもぎって、そのまま食す。

外皮はいささか硬いが、中身はしっとりと旨い。

無花果の成熟には、第1波と、第2派があって、

後者のほうは、実の密を求めて集るスズメバチ達の目を盗んでは、頂戴していた。

でも、もう、彼らもやって来ない。

フレッシュで、まるごと楽しむのはこれにて終わり。

ただし。

冷凍庫には、家人がジャムにしつらえたのがけっこう在るから、

晩秋から冬にかけて、

部屋を暖かくしておいて、パンに載せては味わう至福が、僕を待っている。

それと、ジョージ ウィンストン(1949~2023年)

アルバム 『DECEMBER』(1982年発表)を、

その題名のとおり、堂々と楽しめるシーズンも到来だ。

そのなかの一曲を。

では。

もう2回訊かれたこと。(10月のふりかえり❷おしまい)  

FC大阪戦のやりくり(11/16開催、南長野)ができて、なにより。

ご尽力のすべての方々に感謝します。

 

さて。

家人に会話のなか、最近になって訊かれたこととは、

― 早川さんは、(今季限りで)解任でしょうね?

 

先の投稿では、

来季の準備をするなら早いほうが良い、と次期監督候補まで挙げた筆者ではあるけれど、

あぁ、と曖昧に応えている。

直近10ゲームの勝率が、10%。

リーグ後半戦13試合消化しての勝率 23%。

チーム内、フィールド内、指揮官の求心力のことは知る由もないが、

この戦績は、更迭レヴェルに違いない。

ただ、クラブが動くとしたら、その期限は、9月いっぱいだったはずなんで、

時季を逸している。(柴田さんの場合は、9月25日)

Jリーグ退会(つまりJFLへ落ちる) を回避する、という絶対条件で、

来年前半期(夏まで) は、リーグ戦は棚上げされた特別大会だから、

そこに、ひとつの試しの機会を考えている?、のかも知れない。

ファンとしては、

クラブの判断に従うしかないが、

僕が、いまのサッカーに、気に食わないのは、ふたつ。

戦績にふさわしい、つまり、名実(内容と結果)が一致した、

腑に落ちない、迷走的なサッカーであること。
(だから、5、6連敗が、あり得る)

それと。

〈反則ポイント〉が、リーグで第2位に多い(悪い)こと。

警告(カード)数、反則数は、それほど突出していないが、

異議、遅延、出場停止(数)で、点数を稼いでいて、これは、

〈巧く〉ゲームを進められていない姿であるし

冷静さを欠けば、やはり、ゲームをモノにするのはむづかしい。

否、ゲームをものにできないから、冷静を欠いてしまうのか。

では。

悪い冗談はやめにして…… (10月のふりかえり❶)

4戦して全敗。

それも、貧相なサッカーだった、10月が終わる。

9月は、なんとか、大内 一生にもらってもらえたけれど、

この内容と結果で、

月間MVPを選べ、というのは、

プレイヤーをひどく侮辱した、悪いジョークにしか、僕には思われない。

そこで、提案します。

ここはひとつ、エプソンさんに願い出て、

時間的な余裕もない中、南長野スタジアムにおいて、

かなり手際良く、催行のための運営をして下さった、

スタッフの皆様全員を表彰したらいかが?、かと。

ひとつの大切な歴史を刻めたのだから。

それができなきゃあ、

10月はスキップ(=辞退) したほうが、

ファン&サポーターへの申し訳なさが伝わるかも。

では。

笑っているのは 誰? (讃岐戦レビュウ❷おしまい)

勘違いされたくないので、繰り返します。

勝ち負けなど、コインの裏表のようで、どっちにも転がるもの。

だから、そこにガツガツと拘泥はせぬが、

僕が、問題視するのは、山雅が今やってるサッカーの中身。

すなおに観ている、おおかたのファン&サポーターは、すでに感じていて、

それを、たとえば、一体なにをやろうとしているのかわからんサッカー、ととらえるのでは?

ゴール裏における観戦口調とか、ふと漏らす声援に、

手ごたえなしの、救いがたい気持ちが潜むのを、僕は、南長野で強く感じた。

闘っているチームはともかく、こういう現象が、マヅイ。

観ている者が、手加減してしまう没頭こそが。

(アリバイ作りのためにも)都度、家人にはメールを入れる。

ゲーム前ピッチ練習のさなか、スタジアムに着いた際の、

― 10分前にスタジアム到着。相変わらずの定例的先発。〈たまたまゴール〉を 期待します。コールリーダー(北の)が、今季の積み重ね云々との話、それが無いというのが萬年説。もちろん、鼓舞します、幸運を!! (13:44)

これだけのタレントを擁していながら、その運用が、およそ迷走めく。

若いチームになった、だけでは解明できない、なにか。

思うに。

早川さんは、最近のサッカーを、現実的、実戦的であると考えている。

でなけりゃ、ロングフィード一辺倒にすることで、売りだった、リジットな陣形を、あれだけ緩めることによって攻守一体を棄てることもなかろう。

昨季とほぼ同様な編成とは、

ボールを率先して(能動的に)動かすことで相手ゴールに迫り、

しかも、多彩な攻撃ができる才能を集めた意思だったはず。

パスで崩してもよし、カウンターできて、ロングボールをも駆使する、といった。

それがどうだ、讃岐戦。

投入したボールは、大柄な相手ディフェンダーに多く阻止され、

運よく手に入ったボールを活かすにも、お互いが孤立し、距離が遠いから、

どうしても無理なフィードをして、ひっかかる、受け手が、そこにいない。

ペナルティエリア外縁まで持ち込んでも、

動きに連動性が乏しいから、パスワークが逡巡し、攻撃がノックダウン。

切り裂くようなドリブルは、小川が、中に絞ったシーンくらい。

要は。

すべて逃げで繋ぐパス、個の、せいぜい2人の仕事になっていて、相手守備網に穴も開かず。

やっとのこと、サイドに出してクロスを入れる態勢を作れば、

相手ディフェンダーに詰められ、よくて相手に当ててゴールラインを割らせ、コーナーキックを獲るくらい。

ま、戦術として唯一ハッキリしているのが、コーナーからの野々村の〈アタマ〉狙いだから、それも、ありだがね。

加えて、脅威となるようなクロスが入らず。

この局面では、あきらかに讃岐に分があって、

同点弾は、豪胆なクロスを、樋口のところで阻止できずに喫した。

讃岐サッカーは、パス、ドリブルに、余裕と鋭敏とを有し、勝者にふさわしかった。

山雅のほうは、勝っていたら(もちろん)嬉しかっただろうが、

果たして、心から喜べる一万尺だったか?

公式記録で、シュート 4本は、もう末期的(讃岐は 8本)。

ミドルシュートは撃つな、のオキテでもあるのか、訊きたいわ。

唯一の救いは、宮部が、縦に駆け上がってボールをペナルティエリアまで持ち込んだドリブル。

サイドバックをアテにしてても、気の効いたクロスはないのを察知した、と信じる。

チマチマとパス多用のサッカーではなくて、

縦に速く、シンプルなサッカーを目指したゆえに、こうなった?とするならば、

このサッカーを、我が意を得たり、と笑っているのは、

自称、堅守速攻派、つまり、守旧派な皆様だけ。

― 残念でした。(僕から 17:25)

― えッ、勝ったと思ってたのに。山雅ちょっとまずいですよ (18:14)

― 前からまずい、が萬年説。無事に帰宅。(19:21)

では。

ジリ貧サッカーにもつき合うけれど(2025.10.26讃岐戦レビュウ❶)

後半アディショナルタイム。

立て続けに、同点と、逆転ゴールとを被弾し、

1 – 2の敗戦。

シーンその❶
ゲームが終わり、篠ノ井駅行きシャトルバスの列で。

隣に並んだ少年に声をかけると、

広丘駅から乗ったという、それも、ひとり観戦な、中学二年生だった。

こんな負け方するなんて……と彼。

なまじにショックな土壇場劇だったから、

その印象が邪魔をするんだが、同点にされた時点でゲームは決まった。

川西のペナルティキックはオマケであって、勝ち点を 1減じたに過ぎず。

このサッカーをやってる限りは、いま 3部チームのどこと当たっても、

ほぼ順当に負ける、と思う。

実際、讃岐の攻撃には、こっちよりも数段迫力があったし……。

窮鼠は、結局、猫には勝てずだね。

万が一、勝てたとしても、鬱屈と不満は残ったよ、きっと。

……なんてことは、

雨の中たたずむ、その紅顔の少年には、とても言えなかった。

シーンその❷
南ゴール裏(本来は、北)で、お隣りには、20~30代の女性。

― 私、三重から参戦なんです,。

ひとりで、クルマでやって来た、とのこと。

讃岐のほうが、落ち着きがあった、とおっしゃる。
☞ これは、かなり的を得たゲーム評。

指揮官のインタビュウでは、きっと、

南長野をホーム化してくれたファン&サポーターには申し訳ない、から始まるんだろう。

現状のサッカーを見限って、醒めて観ている萬年爺いはどうでもよいが、

その謝罪が、

あの中学二年生、三重からはるばるの女性、

彼等のココロに伝わるものであってほしい、つくづくとね。

無思想な、ジリ貧サッカーとなっても、

山雅には、もちろんつき合いますけれども、

いまのフィールドマネジメントをやってると、

大リーグのワールドシリーズの対戦者は知っていても、

プロ野球の(日本シリーズ)でやってるチームは知らない。

まさか。

松本界隈で、山雅の価値が、そこまで下落することも、あり得るよ。

そのジリ貧サッカーの中身については、プレビュウ❷で。

では。