好敵手,でなくするために。

長野のヘッドコーチに、(吉沢さんの後任として) 布氏が就任。

と、昨日、家人から聞いた。

外国籍プレイヤーと指導者の、使いまわしには慣れっこになっているので、そうは驚きもしないが、

それよりも、下川 陽太が奈良クラブ加入、は、チト気になるところ。

奈良は他に、岡田 優希(北Qより)を獲っていて、浅川流出による戦力ダウンを挽回しつつある?

岡田のクールさが奈良にフィットすれば、面白いが、どうだろう。

このふたりは、左サイドが主戦場、

ならば、奈良とやる時は、そこを起点にさせない、ということでは対処しやすいか。

で、北Qには、永井 龍、喜山 康平が入団。

各チームの編成が進むにつれて、〈好敵手〉の顔が定まりつつある感じ。

でも、ねえ。

好敵手、ってのは、互いの技量がほぼほぼ拮抗している相手のことを言う。

テニスや卓球でいうと、白熱のラリーが長く続く、

あるいは、将棋では、詰むまでそれなりに手数を要す、っていう状況。

でも。

山雅が、頂をめざす雷鳥でありたいのならば、

相手をはるかに!凌駕する技量を身につけ、それを魅せつけなければ、価値もありません。

次に今治とやる時は、阪野 豊史を完全沈黙させるんです。

そう。

好敵手は居ない、を証明できるか?

流通経済大とのパイプが存続したことに気を良くしつつ、

4人体制であれば、どのゴールキーパーが退団となるのかが、気になります。

では。

パウロ,これからもよろしく。

現役生活お疲れ様でした。

今後は、強化担当として、山雅に力を貸してください、よろしく……。

パウリーニョをはじめて知ったのは、彼が、栃木SCに在籍していた2013年。

このシーズン。

栃木には、パウロのほかに、

クリスティアーノ、三都主アレサンドロ、そして、サビアと、 4人のブラジル人プレイヤーが在籍していて、

2部リーグでは、そりゃあ、ちょっとした話題でした。

― これだけのメンツが揃えば、現場指揮官として(昇格できないと)言い訳できない。

当時の松田監督が語った言葉と、記憶してます。(年度の最終成績は、9位)

2度の対戦とも、山雅は不利なゲームを強いられたけれど、1勝1分けでしたかね。
ホームでは、カベッサの2ゴールで引分けている。

パウロによる、もっとも記憶に残るゴールは、同点に持ち込んだ、ふたつのミドルシュート。

2017年第41節のアウェイ福岡戦、2019年第20節のホーム広島戦、がそれで、

僕はふたつとも、現地で観戦したので、感慨深い。

彼の味わいは、膠着や不利な状況にあって、あえて捨てるようなボールを蹴り出す判断力。

つまりは、日本式にいうと、皮を切らせて、骨を裁つ、って感じで局面を刷新するアイデア、でしょうか。

……と、キリがなくなっていまうので、もうやめますが、

喜山と安東が満了、そして、パウロが引退となると、米原が契約更新しても、ボランチが手薄。

ならば、安永 玲央のレンタル延長、あるいは、完全移籍が待たれるところ。

― 君、水戸さんは、いいクラブだけど、あくまで通過点のチームだよ、と誘われて。

では。

敢えて,敵役(かたきやく)の汚名を着ても。

菊井 悠介が、契約更新したよ、と話したら、息子が、

これで、ますます菊井のチームか……、とつぶやく。

ま、そういう道をトコトン追求すれば良い、と僕は思う。

今季の反省を踏まえれば、前線(フォワード3枚?) の配置、

それと、誰が誰を使うのか?、どうやって自分が活かされるのか?、といった連携の深掘りが来季の要点、に違いない。

で、矢継ぎ早に。

今季3部リーグで、16得点(浅川)、10得点(安藤) の点取り屋を、完全移籍で獲得。

けれど、これ、小松が流出したリカバリ、と単純に考えるのは早計であって、

プレイスタイルが違うし、このふたりは、小松よりむしろ守備範囲が広い点で、新しい風が吹くかもしれない。

奈良といった、J歴が浅いクラブのファン&サポーターにしてみれば、青天の霹靂、呆然、唖然。

そして、さぞかし山雅憎し、というのが、正直なところだろうが、

敢えて、悪役と呼ばれる、不安と恍惚のふたつ、山雅に在り、ってところか。

最終節にゴールを献上した浅川を獲るのも、山雅らしいが、

僕は、同じようにゴールに飛び込める、たとえば、いわてグルージャ盛岡の、和田 昌士あたりを狙うものと、思っていました。(アウェイでは、被弾したことだし)

前線プレイヤーについては、今後、まだ、整理整頓がありそうですね。

では。

2024季,ユニフォーム評。

来季のユニフォーム、萬年氏の評価はいかが?、と問う御方があったので、

ひと言。

断然、評価できる点は、

生地に、松本ゆかりのものなどを、柄に織り込むことをやめたこと、にあると思います。

とにかく、ユニフォームは、すっきり、シンプル(無地)が、いちばんよいのだから。

〈赤〉を差し色で配すやり方は、そろそろやるんだろうな、と予想していて、パンツを白黒にしたことと併せて、精悍さが、強調された。

最後に、賛否をわけそうな、ジャパニーズ ロック タ―ミガンズ(雷鳥) を、胸にあしらった点について。

具象性を棄てた意匠なので、鳥類が嫌いなご婦人方にも、それほど嫌われそうもないし、まぁ、うまく処理した、と思います。

以上、全体として、僕の中では、高評価。

ちなみに、ゴールキーパーのやつも、けっこう狙い目かも。

サマーユニフォームは、ゴールキーパーの黒いところへ、ライチョウのデザインを、たとえば、あかるい黄色で入れたら?.

そうしたら、ニワトリになっちゃうから、カドミウムグリーン(明るい緑)か。

では。

なんでもできることの,落し穴。

田中 隼磨氏が、山雅の〈エクゼクティブ アドヴァイザー〉を、辞任とな……。

僕の思うに、〈特別、or、上級顧問〉と、体裁のいい名前だが、

具体的に、どんな成果が期待され、そのため、どんな権限と人材が与えられ、どこまでやっていいのか?

アサイメントで、そこがハッキリしないから、成果も、どれだけ出たか出ないのかの物差しがない、そんな感じがしますね、外から見てて。

ここらへんは、飯田CB2にも、言えることで、

組織の中、なんでもできる、ってのは、案外、辛い状況になり得る。

隼磨には、相当な意欲もあるだろうから、サッカー界であろうとなかろうと、

むしろ、自分を追い込むような状況を求めるべきでは?

でも、今はまづ、ありがとう、お疲れさまでした。

その隼磨には、プレイヤーとして 9年、一緒に戦ってもらった。

橋内 優也は、それに次ぐ8年目のシーズンのため、契約を更新した。

あいかわらず、クールで、俊足、気の効いたプレーを頼んます。

では。