七年を要した陥落。

他人の企業経営を、外から眺めて、余暇を埋めてるに過ぎないんですけどね。

パ〇コ、イトー〇ーカドー(高宮)、と続いて、

ここへきて、老舗の 井〇百貨店(深志) が、それぞれ来年に撤退(閉業)……。

乱暴な言い方をすれば、

2017年秋、松本市中央に開業した、イ〇ンモールが、これら店舗に、最終的な引導を渡した、ということでしょう。

皆さん、大きな声では言いませんがね。

当時、イ〇ンモールの出店計画があらわになると、地元の商工会は、

あのあたりの交通渋滞を問題視するようなフリをして、その開業をストップせんとしていたのが、思い出されます。

渋滞はいまや日常茶飯事となり、

それがソックリ、他のお店には閑古鳥を呼び込んだ、ということか。

じわじわと、けれど、確実に七年かかって衰退は進み、

他方、市内 3つの地区で商売を制した、イ〇ンは、ひとり勝ち。

次は、そのドラッグストア部門である、ウエ〇シアが、その方面を押さえにかかる図式。

こんなのが、目に見えていますが、

生き残るためには、セブン&〇 ホールディングス傘下の、雑貨を扱うロ〇トが、

今度は、その商売仇の、イ〇ンモール内に開業するわけですから、

こういう節操のなさは、高度に資本集中化した社会では、ごく当たり前と思わないと。
(ロ〇トは、僕にとって、あそこにしかない品物があるから助かるんですが)

で、ますます寂れる市中。

狭隘な土地に、ギュウギュウな博物館を作っちゃったり、

かつ、

いまの場所に、市庁舎を更新しようとしているのは、一体、何なんだ?

ジャガー氏に言わせると、

― (国宝)松本城の近辺に在るのがステータス、と考えているのでは?

はてはて。

では。

狭量を葬り去れ (サマーユニフォームについて)

2024季のサマーユニフォームが発表された。

夏羽に身を変えた雷鳥が、コンセプト。

登山ガイドのジャガー氏に訊いてみたら、

― あの茶色は、周囲の岩肌にまぎれてしまうんで、発見しにくいね。

冬も夏も、ライチョウは、つねに自分を隠して暮らしているのだ。

いままでなかった色(ブラウン) なので、議論がありそうだけれど、

クラブカラーはフォレストグリーン、が根っこにあるからこそ、むしろ、これくらいやっていい。

そもそも、サマーユニフォームとは、新鮮さを注入するための手法なんだから。

だいたい、アパレル系の山雅グッズにいま魅力がないのは、グリーンにこだわりすぎる〈狭量〉、発想の貧困、のためであって、

観戦のための道具として期待し過ぎ、と思う。

商品開発のコンセプトして、

街着として魅力的でなければ、ファン&サポーターに身銭を切らせるに申し訳ない、くらいに考えるべきではないか。

それにしても、このユニフォームを、ホーム2試合だけに着用、とはもったいない。

6/29の、対パルセイロ戦で着たら、見飽きた、緑対オレンジから脱却できて、

しかも、相手にはセカンドユニフォーム着用を強要できる。

しかし、再来年からの、〈秋春制〉になったら、今度は、

オータムユニフォーム、と銘打つんだろうか。

いやいや、そこは一歩踏み込んでみて、〈秋春制〉移行記念として、ワンシーズンは、

ウインター、つまり、ライチョウの白を基調したユニフォームをファーストとして採用したら面白そう。

そうしたら、アウェイは、イエロー基調にグリーンの差し色?

それじゃあ、まるで、ジェフ先輩かね。

……妄想は、キリがありません。

では。

決心ひとつ。

ついに!!、

家人が、この春、庭に、ルピナスを導入したのである。

ことあるごとに、あの花房が、

爬虫類の皮膚のよう(蛇腹) だと、忌み嫌っていたのだったが、

どんな心境変化なのか。

思うに、イングリッシュガーデン風にするには不可欠な花、と思い直したんだろうか?

ところで、ルピナスは、仏蘭西語だと、Lupin。(発音は ☞ ルパン)

引退した怪盗アルセーヌ ルパン(初代)は、彼の庭園に、ルピナスを植えていた、と物語にある。

では。

我が失点の法則 (讃岐戦レビュウ❷)

ルヴァン杯の、対アビスパ戦。

あれだけ、強圧的に押し込まれたら、これはもう、

堅く守り、機をみて攻撃を仕掛けるほうへと、我が体勢を傾けざるを得なくなる。

人の本性からして、果たして?、強いられてやったことが、そうでない別の状況で、同じように表出できるのか。

が、萬年の診立てでありますから、

アビスパ戦を通過したら、山雅守備のクオリティが増した、と考えるのは、楽観的過ぎる。

だから、そのやり方を、リーグ戦へそのまま持ち越せるとは考えないと、ルヴァンのレビュウには書いた。

……案の定、讃岐戦では、従来型の失点をしているから、それ見たことか、とは思うが、

チノ氏(北ゴール裏同志)は、

必然的に失点につながる山雅守備の〈落し穴〉を発見したので、紹介します。

氏によれば、この弱点は、既にもう、対戦チームがスカウティング済みであるはずだから、ここで開示したところで、どうってことは、ない。

いわく……、

対戦相手は、山雅側の、ペナルティーエリア横のスペース(左右とも) にボールを持ち込むことを狙う。

ここに入ると、山雅は、(主にサイドの)プレイヤーが複数で、ボールの出どころを押さえ込まんと、寄ってくる。

さらには、(守備のために)帰陣した他のプレイヤーも、ボールのほうへ引き寄せられるように集まってくる。

こうなると、守備陣形の全体が、ボールが在る側に寄るので、

反対側には、広い、無人のスペースができるから、

そこへと、山雅の裏を取るように相手プレイヤーは、ほぼフリーで、波状的に侵入できる……。

要は、そこにバールを出されてしまえば、反対サイドから入って来た者を、数的にカヴァーしきれなくなって、撃たれるわけ。

現象としては、楽々と(安易に)、フリーなプレイヤーを作ってしまう。

守備を強調し、ボールホルダーを挟み込もうとするのはいい。

が、同時に、ボールの無いスペースへの配慮と、人の配置を手当しなければ、

今後も、同様な失点は続きそう。

つまり、これこそ、悩ましくも、喫緊で克服すべき、我らが〈失点の法則〉

ヒント。

山雅だって、攻撃に回れば、同様な状況をサイドで作り出したいと思ってるはずだから、ハイクオリティな、攻略法と防御法とを同時に案出する、そういうことです。

攻撃と守備を、別々のことと考える発想は、それこそ、陳腐で非効率。

では。

橋内 優也の名誉のために (讃岐戦レビュウ❶)

ゴールキックのボールが、そのまま、相手のゴールキーパーまで飛んでしまう(35分)なんてのは、たるんだゲームの最たる象徴であって、

当日、アルウィンには、山雅ユースの諸君が多く着席していたが、前半などは、身の入らないゲーム観戦の様子、

それが、後半、山雅の攻撃が活性化すると、釘付けになっての応援だった(by チノ氏)。

こういった雰囲気は、スタジアムでのみ共有できる情報で、DAZN画面からは決して獲られない。

讃岐のダブルボランチ(#10川西、#13前川)は、リーグトップクラスの中盤だと思う。

(ゆえに、カマタマーレは、最前線がもっと良い仕事をすれば、かならず順位を上げてくるはず、または、ふたりをトップで使えるようになれば)

前半の15分から、約20数分間、

もともとが前線でプレイできるふたりのタレントに自由にやらせた結果、山雅は、中盤で劣勢に立たされた。

それを挽回しようと、ボール奪取を試みると、これがファールとなって、セットプレイをゆるす、悪い流れ。(セットプレイのキッカーは前川)

その中、讃岐が右から入れた、決定的な鋭いクロスを、シャットアウトでクリア(20分)、

コーナーキックからのこぼれ球を、川西が放ったボレーシュートを、頭でクリア(34分)、

相手ゴールキーパーのロングフィードの癖、とその不正確を見抜くと、
タッチライン沿いで競るかのようにみせて、直接ラインアウトさせて、マイボールにするクレバーさ。

橋内の奮闘は、堪えてゲームの流れをこっちに持ってくるグッジョブとして、かなり貢献した。

観ていて、ゲーム勘が戻ったかのように、野々村らとのボール交換にも、リズムが出て来たこともあって、

こういったプレイの積み重ねがあったのだから、

当ゲームのMVP受賞は(橋内本人は、これを疑問視したが)、なんら、不思議なことでなかった。

……このことは、特別に強調しておきます。

さらに、前半の終盤から流れを取り戻せたこと、さらに、その勢いをそっくりと、ほぼ後半を通じて出せたことは、チームとして獲た、成長のひとつだった。

そのための工夫として目立ったのは、

たとえば、滝(左サイド)から、村越(右サイド)への、(大胆な)サイドチャンジ。

70分、山口と前田を投入して、リフレッシュすると、特に、左サイドでのボールの動かしが活性化したこと。

これは、後半の後半になって、讃岐ディフェンダーの足が止まったことにも助けられたけれど、

サイドで攻撃をつくる際は、常に、相手を反対サイドへ振り回すことを狙っておくことが必要。

安永の、オウンゴール誘発のえぐりにしたって、あれ、単発で繰り出したわけではなく、前段で、波状的に押し込んでいたことを忘れるな。

あと、欲を言えば、

サイドから折り返して、どうやって最適な体勢で、中央付近から決めるのか、ここが課題でしょう、攻撃の。

守備については、レビュウ❷で少々。

では。