無料ご招待の,リアリズム。

(赤字で訂正を加筆、失礼しました)

公式ページによれば、

3月の、ルヴァン1回戦を含む、2 3ゲームについて、ルヴァン杯は50組100名、リーグ戦では、各1001000名(500組)づつを、無料招待するんだそうだ。

今回の場合は、Jリーグ主体のキャンペーンで、全チームにゲームが指定されていて、山雅の場合は、そのふたつ三つ、ということ。

これを含み、無料で観戦、という話になると、チケットがただばらまかれているような錯覚をしてしまい、いろいろと論ずる向きがあるけれど、

そういう場合、たいていは陰で、そのチケット代を負担している者がかならず在るのだから、

クラブの持ち出しばかりを心配するには、及ぶまい。

プレイヤーの家族がゲーム観戦をする場合だって、枚数が厳格に制限されているのだ。

さて……。

昨日、M課長が、朝いちばんで、

― 今年(の山雅)は、いけそうじゃんかい?、と来た。

どうも、Fマリノスの練習試合の結果を踏まえてのようだ。

― 30分×4回やって、3本目の 0 – 4 は気になりますが、全体ではそこそこでしょう。
でもね、毎年この時期は、今年はいけそう、って言ってる気がしますけど。

― でも、さぁ。3年目の今年は、上がってもらわないと困るよ。

……こんな会話だったんだが、課長の情報源を訊くと、市〇タイムスらしい。

僕など、ふだん、新米も、市〇タイムスも読まずいて、

よほど記事が気になる時は、家人が、隣家でとっているのを払下げでもらって来る程度。

でも、松本市民の多くは、そういうメディアを通して山雅を眺めているんだなぁ、と変なところに感心してしまった。

松本平すべての人に、アルウィンに繁く通え、とはまったく思わないけれど、

実際のゲームを観て、それを翌日に紙面で追ってみたら、案外、面白い発見があるやも知れない。

では。

誰かが,どこかで,

誰かのために、こころを用いて動いている。

それも、山雅の内外で。……というのが、うれしい。

もしも〈地元〉を誇るのであれば、それは、山雅界隈のこと、としておこう。

Welcome Home !!

山本 大貴氏、そして、柿本 倫明氏。

ヒロキは、こつこつとやって株式会社松本山雅の中で、成り上がってもらいたいし、

柿本さんには、U – 18 に、タレントを、ぞくぞくと送り込んでもらいたい。

さて、もうひとつ。

昨日は、鹿児島キャンプ入り早々に、Fマリノスと練習試合をやっている。

30分を 4セットで、得失点計は、3 – 7。

多くのプレイヤーを試しているんだろうから、各30分の、対峙したメンツ組み合わせの妙があるとしても、

この 3 – 7 という結果は、双方の力量差が、すなおに出たように感じています。

つまりは、トップリーグでやるチームと、3部に居るチームの距離。

だから、どうだ、ってことも特段ないけれど、

個やチームとしての課題を達成する糸口のようなものが、

このゲームで多く見つかれば、それで、御の字じゃあないの?

では。

ヒロキーッ!!!

と、甲高い、怒鳴り声が、隣家からしばしば聞こえてきた、十数年前。

長男を怒る母親の、

怒声が、ますます自分の怒りを増幅するようすに苦笑するしかなかったが、

おかげで、僕は、彼の名を知るようになった。

中学校からの下校時、庭先を通る彼を見かけると、

怒られまくっている辛さを慰めるわけにもいかずに、ただただ、

― 今日は、お疲れ様!!、と声がけしたりすると、

愛想よく挨拶を返してくれた、ヒロキ君だった。

で。

今日は、おんなじ名の、山本 大貴に、

やはり、お疲れ様!!、とあいさつをしなければならない。

都合、5シーズンを山雅のために闘ってくれて、

やはりいちばんに想起されるのは、

2014年11月1日、博多の森での、対アビスパ福岡戦における、

2点目のミドルシュートだろう。(現地観戦の家人は、目撃したはず)

次なる人生での活躍を祈るとして、

2シーズン続けて二桁近い得点を挙げた山本を契約満了にしてまで、新スタイルにこだわる長野は、なかなかの強敵かも知れないな。

こうなったら、6月29日の、ホーム対パルセイロ戦の際に、

宮阪 政樹と山本の引退セレモニーをやってしまうのは、どうか?

では。

けれど、ありがとう。

もっと観たかった、をタイトルの前につけたいわけでありまして。

180㎝の背丈もあって、

出場が、2ゲームで、計31分は、なんとも残念ではありますが、

練習では、ボールを持った時の切り込みがけっこう鋭かったんで、

前にスペースが空いた〈速攻〉には、打ってつけ、と思っていました。

こっちがボールを握った際、守備を固められる状況になってしまうリーグだと、

ルーカス ヒアンの良さはなかなか出せなかった、と思うしかありませんかねえ。

でも、日本を経由したら、ブラジルのセリエCへリターンなんだから、

個人的には、より上位へと躍進、山雅もよく交渉した。

いまだ保有権を残す、つまり、10月末までのレンタル移籍。

山雅が新チームとやる時は、ルーカスは出場できないという契約をみて、

ブラジル3部と公式戦をやるわけでもなし、と嗤う向きもあるかも知れないが、

山雅が3部に降格することだって、かつてはジョークな絵空事だったわけだから、

再レンタルだって有り、と思うことにしましょう。

オブリガード!!    ルーカス。

彼の地での抬頭を祈ります。

では。

〈代えの利かない〉をなくせ。

2023季、第35節アウェイ福島戦(11/12)の、ゲーム開始前。

スタジアム入場口の近くで、ひとつの横断幕が作られていた。

檄文は(記憶では)、

(怪我で出場できない)菊井 悠介の思いも胸に……云々。

あの日、ピッチに立ったプレイヤーが、こういうものを見せられて、一体どう思ったのか?、ひとつ聞いてみたいもんだが、

観る側に、こういう感情的な決めつけがあるのは、

当時、ゲームメイクにおいて、菊井が圧倒的な存在であったことの証左。

結果として、リーグ戦ラスト4ゲームは勝ち無し、積んだ勝ち点、たったの 2。

菊井不在を、残りの戦士の奮戦によってはカヴァーできずに、最終盤の大失速を演じた、とされても反論はできない。

チームの顔、というのは、客商売であるからには、必要とは思う。

ただし、〈彼〉がいなければ……、次の打つ手が、かなり貧相になるのはマヅイ。

たとえば、2019年。

トップリーグからの陥落は、セルジ―ニョの稼働不足が、かなり大きな要因だったことを思い返せば、

満を持して、背番号#10が、復活した今季こそ。

多くの俊才を、いかに使い分け、組み合わせて配し、

代えの利かないプレイヤーを生みださないこと、これが最大の戦略的課題に違いない。

では。