獲ったら,使え。


(註☞ 筆者のアタマは、旧エンブレムのまま時間が停止、レンタル元には深く謝罪します)

ま、釈迦に説法みたいなもんなんですけどね。

使うつもりで、交渉の末に獲得した才能ばかり、なんだろうから。
(追加☞で、実際、山雅の場合、そこそこゲーム登録しているし)

この度、育成型レンタルでガンバ大阪から松本山雅にやって来た、タレントとは、

中村 仁郎。

2003年生れで、あと10日もしたら(8/22)、21歳。

メディア記事のリードを見る限りは、各年代別代表に選出されてもいるから、

かなり卓越したプレイヤーらしい。

正直、僕はまったく知らなかった才能なので、

トップリーグで、2020~2020年の3年間、

出場ゲームが 11、総出場時間 452分。

トップ、あるいは、トップ下で起用されたようだが、

ゴールなし(シュート 9本)、といった数字だけからすると、まことに乏しいキャリア評価。

それを、ここアルウィンで、

ファン&サポーターの眼を驚かすような躍動によって、くつがえしてもらいたいと願うのみ。

要は、こっちの醒めた眼を、裏切るような活躍を望む、妙な心境ではあるわけ。

振り返ってみると、

平川 怜(2021年)、野澤 零温(2023年)、ジョップセリンサリウ(今年)……か。

育成型レンタルとは、ある意味、時間との戦い。

促成栽培の困難さが、どうしたって垣間見えてしまう。

せめて、せめて、若い才能にとって。

チームへのフィットと頭角を現すチャンスのために、2シーズンは、ほしいよなぁ。

横山 歩夢が、そうだったように。

では。

宮部 大己おめでとう。

7月の、ファン&サポーターが推す月間MVPを受賞、との報。

おそらくは、浅川、安藤、大内との競り合いだったとは推察するが、

宮部に票を入れた皆さま、ゲームを良く観ていらっしゃる、と思う。

あとは、センターバックからのボールが、サイドバックへ回るに際し、

より相手のファーストディフェンスを寄せておいて、

サイドバックが余裕をもって切り返しに入れる(追加☞そして前進できる)ような工夫を望む。

たとえば、福島のセンターバックがやっていたように。

あるいは、最前線あるいは2列目へ、意表を衝くような、俊足な縦パスをチャレンジ。

よろしく、お願いします。

では。

ふたつの懸念 (提訴云々の件)

僕自身が、

時折は、#3田中のユニフォームを身につけて参戦することがあるけれど、

田中 隼磨氏が、松本山雅前社長および松本山雅を提訴した、というニュースに接し、

提訴した側、された側の、いづれかの肩を持つほどには単純な心持ちにはなれないでいる。

田中氏の落としどころは(おそらく)、

アンバサダー上級アドヴァイザー(訂正)辞任の契機となった、クラブとの齟齬については、自分の主張が事実である(つまり、クラブはウソをついている)ことを、訴訟に持ち込んででも認めさせたい、ということだろう。

訴えられれば、㈱松本山雅としても、それなりの対応をするだろうから、

当事者が法廷でやりとりして、それなりの決着をすればいいこと。

しかし。

気にかかること、やっかいなことが、ふたつ。

ひとつ。
田中氏が、自分の行動が〈松本山雅を良くする〉、としている点。

さらに、故松田 直樹氏の生誕日や命日の都度に、SNS上で声明を発しているのは、(= 松田氏の遺志を持ち出してくるのは)、田中氏の信念ゆえに、どうこう言えないけれど、

嫌な感じがするのは、あくまで第3者であるファン&サポーターの心情に訴える意図が見え隠れすることであって、

なんでもSNSを使うこととあわせ、こういうやりかたは、好きになれない。

(ただ、松田氏だったら、こういう事案が起こったら、もっと直接的、現場的に行動したような気はする)

組織運営(企業経営も)においては、不一致が生じた場合、いづれかが〈正義〉といった姿勢では凌いでいけない。

だから、自分の主張が認められることは、山雅の良化につながる、と言われてもなぁ、というのが正直なところ。

ふたつめの懸念。
したがって、
単純なアタマには、田中氏の提訴 = 松本山雅の浄化、健全化、といった等式がかんたんに入りこんでしまうこと。

J参入前後の上げ潮ブームが忘れがたき向きには、

参戦リーグが下位になったことが、かなりダメジのご様子で、なにかとクラブ現況の全否定に走っている昨今、

渡に船の、事案には違いない。

そういう方々には、(2020年以降の)クラブ首脳がすべての元凶なんだろうが、

批判を続けるみづからが、クラブを弱めている、とはすこしも思わないらしい。

クラブが戦績、売上的にひとつの壁に直面しているについて、経営手腕、現場運営力の改善には、もちろん期待するけれど、
統治権/人事権は、ファン&サポーターがどうこう言うことでない領域。

むしろ、外から観ていて、クラブはファン&サポーターに、悪い意味で配慮し過ぎ、というのが僕の考え。

たとえば、ない袖は振れぬを徹底して、(いまでもかなりそういった状況にはあるが)チーム人件費を大胆に緊縮、すべて大卒そこそこのチームに刷新したら、

そこにも、激烈な反論、批判は湧き起こるに違いなく、

J40番目にやっとこさ滑り込んだ〈初心〉を忘れているのは、果たして誰なのか、深慮すべきでは?

では。

快挙の報に接して (松本山雅レディースの)

松本山雅レディースが、

皇后杯長野県代表を決めるゲーム(決勝戦)に勝利した、という朗報。

メンバーを観る限りだと、

20歳代を中心とした、社会人チーム

そこが、創部2年目で、長野県予選を制した、のは、

個々の技量と生活上の節制、それと、指導者に恵まれた賜物で、あったろう。

U-15の経験者であるなら、サッカーの基本は、かなり身についているはずであって、それが一番の強みか。

おそらく、このカテゴリーでは、最大のライバルは、いわゆる強豪の高校生チームと思われるが、

社会人となれば、学生の部活動よりかは、練習などの時間確保もむづかしいだろうし、生活のやり繰りをしながらの、この勝利には、価値がある。

さてと。

小林 陽介監督には、お逢いした時には最大限の感謝をお伝えするとして、

次は、リーグ戦でも闘っているチームとの対戦もあるだろう、

北信越大会が、今月31日から。

行けるところまでいって、この大会を楽しめ。

では。

いい加減さを,おそれるな。

サッカーナショナルチームは、スペイン代表に敗退した (0 – 3)ようだ。

フルも、ハイライトも観ていないが、スコアだけをあげつらえば、ワンサイドのゲーム。

読売新聞オンラインの記事タイトルが、

見た記憶がない「相手を背負うプレイでオフサイド」云々とあり、興味を惹かれてざっと読んだが、実に〈聡明な〉書きぶりに、感心してしまう。

〈見たことがない〉の表現でもって、ジャッジへの不満、疑問を、読者の心象に刷り込もうとするけれども、

文中のどこにも、VARが介入した、ジャッジの不適切なこと、疑問などは一切文字化していない。

まぁ、匂わせるが言質を取らせない、印象操作の巧みさ、これぞ、プロの仕事です(署名入り)。

パスがでた瞬間、日本FWの右足の一部(かかと)が、後方に背負ったスペインディフェンダーの身体よりか、ゴールに近くにあった、ということ。

非常に酷な言い方をすれば、フォワードとしての迂闊。

その体勢が、〈待ち伏せ〉の意図が皆無であっても、ルール イズ ルールの前には抗弁できまい。

いづれにせよ、

現行ルールに照らせば、観ていて、すかさず介入したVARは当然の仕事、とされるべき、と思う。

……僕は、オフサイドを取られた側も、採った側も責めはしない。

要は、サッカーとは、もともと〈いい加減な〉ものが紛れざるを得ない競技、と皆が認めていることは間違いなくて、

そういうグレーゾーン(人間の視力の限界)と、VARという、絶対的な定規が共存することに、そもそも、紛糾のタネが仕込まれている。

あれだけ接触プレイが連続するなかで、ファール、非ファールを一瞬にして選別しなくてはならないとしたら、

不完全な〈人間の眼〉のみでジャッジしたほうが、一貫性はあります。 

でも、一旦導入してしまったものは、後戻りもできず、このまま事あるごとに、論争を繰り返すしかないでしょうね。

テニスにしたって、

プレイヤーのチャレンジによって、ジャッジによるインアウトがくつがえることはあっても、

それが誤審とは責められないし、チャレンジしなければ、そのまま過ぎ去るではありませぬか。

いい加減とは、もともと、良い!!加減なのだから。

では。