良いファイトだった (2025.11.2 鹿児島戦レビュウ)

2点先行したものの、

ゲーム終盤に、三つ被弾して、2 – 3 の敗戦。

こういう負け方が続くと堪えるけれど、

たとえば、ルーレットの目が、

27、28と出て、次に、まさかの 29にきた、くらいなことで、

物事の継起になんらかの因果を求めるのは、間違っている。

 

村越、滝の、鋭敏なプレイによる複数得点は、グッジョブだったし、

スタッツのファールが、鹿児島とほぼ拮抗したのは、球際に強く迫る意識がチームに徹底されていた証拠。

さらに、安藤 翼のプレイの、安定した〈懐かしさ〉があったりで、

現在3位、リーグトップクラスの攻撃的チームとほぼほぼ互角にできていたから、

今季、上等クラス、かなり見ごたえのある好ゲームだった。

ただ。

鹿児島には、

ゲームを、同点にしてひっくり返す仕事を、必然のことのように行える、チームとしての根拠(方法論)のようなものがあって、

その部分が、両者の差であり、現状の山雅には、みられないが、

でも、そういう方式、格率は、手に入れたいね。

交代カードを切る時間設定はあるが、

残念ながら、ゲーム進行の時間管理はないとしたら、

唯一、チームに求めるべきは、

勝つためには、保険として、3点は先行しよう、ということに尽きる。

では。

一にも二にもセットプレイ (鹿児島戦プレビュウ)

冒頭。
息抜きに、朗報をひとつ

10/25 関西大学リーグ1部の、桃山学院大 vs 大阪学院大 戦において、

来季加入内定の、藤枝 康佑君が、

ハットトリックを達成 (ゲームは 4 – 1で勝利)。
それも、先発で出場した 75分間で。

ここまで 18戦(先発 17) 出て、16ゴール。

ゲーム当り ほぼ1得点をゲットしつつ、現在、得点王 (2位は 12ゴール)。

……かように、山雅のスカウトは優秀、良質なタレントを見い出す。

 

さて、対鹿児島戦。

これだけ、蓄積されたスタッツで圧倒的に不利な立場だと、

勝ちにこだわるのなら、

対戦コンセプトは、相手の裏をかいて、勢いを削ぐような〈奇策〉でしかないはず。

我がチームが、採用するかどうか?

坦々とやる未来が見えてしようがない。

が、けれど、念のためにご提案。

スローガン❶〈一にも二にもセットプレイ、三四がなくて、五にセットプレイ〉

鹿児島は 4バックシステムを採用し、

ピッチにプレイヤーを均等に配して、横幅を広く使うことで、

両サイドからの切り込みを武器にして(リーグ随一に強力)、

ボール保持には執着せず、カウンター的な攻撃を発動する。

であるならば、

サイドプレイヤーのところで、

スローガン❷〈戦わずして、優位を獲る〉

つまりは、デュエルで勝負なんて考えは棄て(いまのサイドバックの守備力では勝てない)、

駆け上がろうとする鹿児島サイドプレイヤーの裏を狙う。

頭越しのスカしたようなボールを入れ、

俊敏性に優れた滝、佐相、村越を、ひたすら相手陣内の奧へと走らせ、

ボールとスペースを握り、そこを起点に中をうかがう。

たとえ、

良質なクロスが入らず、中とミートせず、ただちに得点が生まれなくとも、

相手ゴールラインまで迫れば、コーナーキックを得るチャンスはあるし、

深い位置で被ファールとなれば、高い位置でフリーキックを獲られよう。

スローガン❸〈センターバックは高い位置に居残れ〉

出来る限り、彼らの攻撃参加の時間を増すこと。
セットプレイこそ、その貴重な根源。

それと。

相馬さんは、採用システムを几帳面に保持することもしないのでは?

ならば、こっちは、割り切って

5 – 4 – 1の律義なラインを緩めてしまっても、オープンな展開をおそれず、

攻撃のためには、たとえ、みづからの攻守バランスを緩めてでも、前へ進もうか。

では。

みづからを信頼して (アウェイ3連戦に向けて)

11月のスケジュールをおさらいしたら、

僕の現地参戦は、ホーム宮崎戦のひとつのみ。

久しぶりの、中銀スタ(僕にとっては)か。

クラブには、

最終節を、29日14:00~ で催行できる可能性を、ひたすら求める事案が残り、

(アルウィンが無理ならば) 小瀬を使わせてもらうのが、いちばん現実的。

 

さて。

明日からの8日間、中二日、中三日で、アウェイ3連戦が始まる。(2日、5日、9日)

今季、山雅は、(数字上) ホームでアウェイの 2倍勝ち、アウェイでホームの 2倍負けている。

〈いつもとは違う芝〉と〈遠征疲れ〉のためかどうかは知らんが、元気がなくなるデータだ。

が、アルウィン使用不可は、敗戦の免罪符にもならないので、

チームには、みづからとチームメイトを信頼して闘え、と言葉をかけよう。

一般的に、仕事は、自己の技量を信じ、使命感を持てれば、なんとかなるさ。

順位をひたすら下げていることをもって、我がチームは危機に瀕すとする向きもおおかろうが、

その本質は、自己のサッカーを見失ったから、と診る。
(チーム自身は、そう思わないフシがある)

いままで刀で戦うはずだったのに、なぜか今は、槍で戦っているような山雅サッカーを、僕は信用しない。

また、自分のドメインを忘れた者は、同時に、

相手の弱点を衝くような〈画策〉にも手がつかないだろうから、

この訴えは、きっと、チームに届きそうもないが、

❶活きの良い時間帯に、シュートを多く稼いでゴールを決め切る。

❷こっちの連携がほぼ消失する、前後半のラスト10分間。
ここを、どうやってしのぐのかを工夫する。(讃岐戦は、そこでトドメを刺された)

❸活路は、セットプレイしか思い浮かばないから、出来る限りデザインと工夫を凝らす。

……注文はこのくらい。

おそらくは。

勝っても負けても、

ルヴァン杯や天皇杯で魅せたメンツで戦ったほうが、

ゲーム後の爽快感と光明感は高いだろう。

つまり、思い切って、出場平均年齢を、23~24歳台にまで下げてしまうのはいかが?

……かように、ココロには醒めはあるが、応援するのは、もちろんのことです。

では。

もう2回訊かれたこと。(10月のふりかえり❷おしまい)  

FC大阪戦のやりくり(11/16開催、南長野)ができて、なにより。

ご尽力のすべての方々に感謝します。

 

さて。

家人に会話のなか、最近になって訊かれたこととは、

― 早川さんは、(今季限りで)解任でしょうね?

 

先の投稿では、

来季の準備をするなら早いほうが良い、と次期監督候補まで挙げた筆者ではあるけれど、

あぁ、と曖昧に応えている。

直近10ゲームの勝率が、10%。

リーグ後半戦13試合消化しての勝率 23%。

チーム内、フィールド内、指揮官の求心力のことは知る由もないが、

この戦績は、更迭レヴェルに違いない。

ただ、クラブが動くとしたら、その期限は、9月いっぱいだったはずなんで、

時季を逸している。(柴田さんの場合は、9月25日)

Jリーグ退会(つまりJFLへ落ちる) を回避する、という絶対条件で、

来年前半期(夏まで) は、リーグ戦は棚上げされた特別大会だから、

そこに、ひとつの試しの機会を考えている?、のかも知れない。

ファンとしては、

クラブの判断に従うしかないが、

僕が、いまのサッカーに、気に食わないのは、ふたつ。

戦績にふさわしい、つまり、名実(内容と結果)が一致した、

腑に落ちない、迷走的なサッカーであること。
(だから、5、6連敗が、あり得る)

それと。

〈反則ポイント〉が、リーグで第2位に多い(悪い)こと。

警告(カード)数、反則数は、それほど突出していないが、

異議、遅延、出場停止(数)で、点数を稼いでいて、これは、

〈巧く〉ゲームを進められていない姿であるし

冷静さを欠けば、やはり、ゲームをモノにするのはむづかしい。

否、ゲームをものにできないから、冷静を欠いてしまうのか。

では。

悪い冗談はやめにして…… (10月のふりかえり❶)

4戦して全敗。

それも、貧相なサッカーだった、10月が終わる。

9月は、なんとか、大内 一生にもらってもらえたけれど、

この内容と結果で、

月間MVPを選べ、というのは、

プレイヤーをひどく侮辱した、悪いジョークにしか、僕には思われない。

そこで、提案します。

ここはひとつ、エプソンさんに願い出て、

時間的な余裕もない中、南長野スタジアムにおいて、

かなり手際良く、催行のための運営をして下さった、

スタッフの皆様全員を表彰したらいかが?、かと。

ひとつの大切な歴史を刻めたのだから。

それができなきゃあ、

10月はスキップ(=辞退) したほうが、

ファン&サポーターへの申し訳なさが伝わるかも。

では。