【山口戦プレビュウ】ゲームの主人公たれ。

南国(鹿児島) にそのまま居残ることで、開幕に備えてきた山雅。

いよいよ今日、長州の地で、2021リーグの初戦に臨む。

レノファ山口FC。
渡邉 新監督の指揮下、陣容をみると、
特に、ミッドフィルダーに、歴戦のヴェテランを揃えた印象が強い。

そのスタイルやテイストは、正直わからないのが、ホンネ。

だから、直感に過ぎないけれど、オーソドックスの硬派な、スキのないサッカーで向かってくるのではないか。

対して、山雅。

田中パウロをこちら側にひっぱっただけメンツ的には有利だが、現時点では、先発およびベンチメンバーに関し、確固たる予想もつかない。

定位置を確保しているのは、せいぜい3人くらいでは?、と思うぐらい。

どんな初期布陣、あるいはシステムの運用であろうとかまわないけれど、貪欲にゲームの主導権を求めて、先手先手で押しまくるサッカーにチャレンジすることを願うばかり。

もちろん、過去の実績などからして、軽々しく開幕ダッシュを望むほど、当方、能天気でもありません。

自己スタイルを確立するための、真摯な試行錯誤を感じられんことを希みます。

では。

開幕特集記事に思う「求心力は誰が?」

― 本日の〇〇タイムズを読むべし。

昨日の朝いちばんに、京子さんからメールが入る。

新聞のたぐいを購読していない拙宅なので、出かけていって、手に入れてきた。

ほぉ、紙面8ページを使って、山雅のシーズン開幕特集が組まれてるんだ。

リーグ展望、ゲーム日程、チーム目標勝ち点84への目算、選手名鑑、といった内容。

主将(ゲームキャプテンとは違うだろうか)を務める #38 佐藤 和弘が大きく扱われているのが、目を惹いた。

ゲームでタクトを振る者、得意な局面を仕掛ける者としての期待を集めている様子がうかがわれる。

現状、4バックへの仕上げはどうやら未完のようで、開幕当初は3バックを採るような文面。

いづれにしても、両サイドを誰が担い、どのように連携するのか?、得点源ではそこが焦点に思われる。

これほどにタレントが揃うとむしろ、先発とベンチ入りの絞り込みに多く苦しみそうな、そんなシーズンスタートになる予感ですな。

では。

開幕前 言いたい放題❸(自分規定の貫徹こそ)

開幕前の言いがかり、3回目。

まづは、全豪オープン、男性の決勝戦を数分チラ見して思ったこと。

ジョコヴィッチの頭の中では、こうやれば、次の展開はどうなる、というストーリーがほぼ出来上がっていて、それを実現できないプレイへの不満が、自分にとって最大の敵、そんなふうに見えた。

自分が自分であることを証明すること、それが彼にとっての、ゲーム価値なんだ、きっと。
対戦相手は在るが、格闘して乗り越えるべきは、自分の技量と心。

我が山雅が、良い戦績を残せるかどうかも、結局はそれと同じであって、
要は、自分でそうなうると決心した自己を、どれだけ表出、表現できるか?

表現の部分とは、初期フォーメーションや、稼働システム、局面ごとの戦術。

では、その源流となる〈どういう自分で押し通すのか〉はどうなんだ?

保有できているカード、昨季以来のゲーム、さらに、キャンプでは4バックを試している、という情報からすれば、

……ジッと相手の攻撃を我慢、ボール奪取したら即反転攻撃でトドメまで敢行、
加えて、力量的な差を帳消しにするセットプレイは、工夫を凝らすなどして最大の得点機として重用……、といったサッカーからの脱皮、を図っているように思える。

あえて単純化してしまうと、窮鼠猫を噛むの一撃を得意とする弱者から、互角以上の強者への道、それを探る今季となりそうな気配なのだ。

たしかに、チーム山雅の将来は、そこにかかっている。

端的には、レアンドロ ぺレイラや塚川 孝輝を活かせなかった(2019年の)山雅とは、もう、おさらばせよ。

ある意味、2016年シーズンへの回帰、とも言えようが、
かと言って、持てる戦力の充実、ここ5年間のリーグクオリティの上昇速度からすると、単なる〈先祖返り〉では、他との差別化はできない。

ゲーム支配の欲求を、強く前面に出して!!、これでしょう。

強者のサッカーへの道、これを諦めずに辿れるのか?、を今季ずっと見守りたい。

特に、前回トップグループに入れた、長崎、磐田、新潟、大宮、千葉といったチームとの対戦では、強く意識しよう。

では。

開幕前 言いたい放題❷(注目のチームは)

開幕前、好き勝手な放言の、2回目です。

萬年流リーグ順位予想は、すでに、1/19付け記事で実施済み。

それによると、トップグループには、V長崎、磐田、新潟、山雅、大宮、千葉

それを追って山形、京都、甲府、水戸、金沢

それ以下は、新参組をのぞいては、(面倒がって)かるく流しているので、さてと、ここで少し補足しておきましょう。

琉球あたりも、上の第2集団に迫るかも知れないが、山雅が河合 秀人を引き抜いたから、果たして、どうか?

同じことは、水戸、金沢 (他には山口) にも言えて、山雅がその主力を持ち去ったことによって、かなり戦力ダウンした。
またやり直しの感があります。

注目は、北九州
躍進したようにみえて、後半戦の戦績は、5勝6分10敗。
前半期の貯金を喰いついで、ようやく最終で、第5位。

オフシーズンは無残レベルの戦力流出の様相だった。
けれど、そこは、さすがの小林式求心力。
かつて指揮を執ったエスパルスから、六平、西村を補強するなどして態勢を整えた。
戦術の徹底はなされているから、どのくらいやるのかが、見もの。

断トツのダークホースは、町田

4枚のディフェンスのうち3枚は、元山雅(酒井、水本、森下)で構成されるような手堅さ。
そこへ更に、高橋 祥平をプラス。
加えて、イマイチだった得点力を、鄭 大世、ドゥドゥを加えて底上げ。
もともと、平戸ら、攻撃的な中盤を保有しているので、トップグループ入りも可能性がある怖い相手。

サッカースタイルに対し、もっとも的確な補強をほどこしたのが、栃木か。

四の五を言わせぬ強烈なプレっシングで迫りまくる田坂サッカーは、おそらく、今季、さらにシフトアップする。

菊池 大介、上田 康太、乾 大知、吉田 将也といった新加入メンツをみれば、第2集団に喰い込みそう、ですよ。

こうみてくると、J2という、特にプレイヤーの流動性が高いリーグにおいては、自己をどのように規定してサッカーに向かうのかが、編成段階から首尾一貫しているチームが、おおく躍進しそうだ。

そこら辺については、第3回で少々。

では。

開幕前 言いたい放題❶ (リーグのイジメ)

リーグ戦の幕が上がれば、消し飛んでしまうことでも言えるのは、たった今。

だから、言おう。

その第1回は、慈悲深く見えるが、かえって、冷たいリーグのこころについて。

昨年の今頃、学年のはじまりを9月あたりに持っていけばよい、といった議論が降ってわいた。
よく考えるとわかることだが、この変更は、日本の社会的な活動の枠組みから変革していかないと達成できない。
特に、経済面での、決算のような時期のくくりだ。

COVID-19に便乗する、浅はかで次元の低いアタマが言い出したことだが、その後どうなったやら?

お話しかわって、実はJリーグにも、これと同じ考え方がチラホラする。

ここでは、リーグ秋春制(秋はじまって春に終わる)の、逆を志向するような態度。※ただし、萬年は秋春制反対論者。

具体的には、春浅き北国では降雪やピッチ状態から、その地でのゲーム開催を出来る限り先送りしよう、というやり方、がそれ。

当のご本人からすれば、配慮をしているつもりなんだろうけれど、

日本列島が南北に長いのはわかりきっていて、なおかつ、スタジアム設備の後進性は今のところどうしようもないのだから、小手先の発想で平等をめざすと、かえって、公正を欠く。

例えば、今季初参入のブラウブリッツなんか、それで、ひどいとばっちりを喰っている。

ホーム開幕が、第5節とは、あんまりじゃあないか?

それまでのアウェイ選定は、北関東(群馬、栃木、千葉)と若干の配慮もあるが、第4節は、北九州だとよ。

これは、モンテディオ山形も同様な事情。
こちらは、ホーム開幕戦が、第4節。
それまでは、町田、東京、松本とドサまわりが続く。

この2つのチーム、開幕の数節をいかに傷を負わずに切り抜けるかが、大切。

山雅ファンとしては、実質的なホーム開幕が第4節にずれ込んだ2018年が思い出されてならない。

あのシーズンの初勝利は、リーグも6分の1が過ぎた、第7節のホーム大宮戦でありましたなぁ。

さらに、昨季第41節、雪中、氷点下の、ホーム東京ヴェルディ戦。

あれが心地良い、とは口が裂けても言いませんが、松本に住む限りしゃあない。

Jリーグを地域密着で展開する覚悟ならば、でき得る限り、地元の生活の中で、ゲームを開催すべきでありましょう。

本来、サッカーとは、かなりの悪天候でもやる競技でしょうに。

では。