残念無念,その本質を見誤るな (2023.4.2 鳥取戦レビュウ ❶)

0 – 0 のドロー。

たしかに、勝てなくて、残念無念。

でもね。

❶検温もマスク強制もない、自由なアルウィンが戻りつつあって、

❷リーグ屈指の攻撃力をほぼ沈黙させ、しかも、こっちのやってるサッカーが、守攻一体の躍動を深めつつある、という事情ゆえに、

この残念感は、むしろ、より深いかも知れないのだ。

それは、ここ2年くらいの、打ちひしがれた落胆とは、質的に異なっている。

たしかに、サッカーには、優勢勝ちはないにせよ、

かなり活きの良い(はずの)鳥取のやりたいことを9割方制圧したことこそが、新山雅スタイルの着実な浸透と診るべきであって、

そこを外しては、まづいでしょう。

まぁ、いろんな批判は、(おそらく)それを認めたうえで湧いてくるんでしょうけれど、

昨季とほぼ同じメンツが、個と連係に、これほどの成長と変貌を遂げていることを率直に見ないと。

ホームで勝つべし、と不満と文句をタレるくらいなら、なぜホームで勝たせられないか?に、
ファン&サポーターを自認する者よ、自分を点検することで答えるべきではないか?

……、ということで、萬年式な総括は、

リーグ序盤の第一関門は、相手の中盤と、攻撃の出どころとをつぶしまくり、ボールを握る時間を創りまくって、なんとか無事にパスしたかな、となる。

最大の残念は、勝ち点3が、相方のバースデイプレゼントにならなかったことですけどね。

では。

一気に 山雅レディース創立。

このニュースには、少々驚いた。

4年前に、U – 15 (中学生年代) レディースを発足させて、北信越では、1、2位を争えるようなチームを築いてきたことはかなり評価できること。

となれば当然、じゃあ、そこで育成されたプレイヤーの、次の受け皿は?、となって、

たとえば、某高等学校の女性サッカー部と連係して、やがては、U – 18 を立ち上げていくのかいな、とか思っていましたが、

それを飛び越えて、社会人(高校生を越えた年代)チームを先に編成、かつ、

今年から、北信越リーグに参戦するというのですから。

U -15 で鍛えられたタレントが、やがてレディースに回帰する

そういうサイクルができあがる(4年経過)のを待っての、チーム発足なのか?

ただ、その間の3年間、彼らがどこで、どのように爪を磨くのか、これは大いに気になるところではあります。

一気に成人チーム創立の、もろもろの事情は、そういうわけで承知しませんが、

こうなれば、これを応援、支援するしかないでしょう。

機会あれば、U – 15、社会人チームのゲームには、できるだけおつきあいしたいものです。

では。

序盤の 大一番 (鳥取戦プレビュウ❷)

正確には、今節と次節北Q戦が、序盤戦の、最も高いハードルふたつ、と僕は診る。

まづは、鳥取。

今季、3部リーグ20チームのうち、新監督でスタートしたのが、12チーム。
(Jリーグは、選手と同じように、監督の流動性もかなり高い)

その中、ガイナーレは、キム ジョンソン氏が、指揮を執って3年目で、

信条とする攻撃的サッカーがチームに浸透、深化しているだろうから、それだけでも、他にアドヴァンテージを持ってシーズン入りしている。

現在、勝ち点が、山雅とは、わづか1つ差で、第4位。

得点は、ここまで 計10で、リーグ1位(グルージャと同点)。
ゲームを追って、3、3、2、2 とすべて複数得点、

攻撃回数、ペナルティエリア進入回数、いづれもリーグ1位となれば、いかに攻撃サッカーをやっているかが、一目瞭然。

パスを積んで、敵陣深く、サイド中心で入ってくる、という攻め方。

他方、失点は、リーグで下から2番目の、8点。

おおざっぱに言うと、失点をおそれず、それ以上に得点して勝ってしまえ、という姿勢だろう。

では、失点がこれまで2の山雅とは、攻撃の鳥取 vs 堅い守り、という図式なのか?

いやいや、それでは、新・山雅にとって、やり甲斐と、自己表現に乏し過ぎる。

あくまで、〈守攻一体型・高強度〉サッカーを貫くことによって、

相手の攻撃体勢をそのままひっくり返してしまうくらいの、攻撃的なサッカーをやらないと、面白くもない。

言葉は悪いが、ある意味、開幕戦のやり直しくらいの、闘志でいきましょう。

中盤では、鳥取の要である、普光院に仕事をさせず、左右サイドは、こっちが制圧して、先手でクロスを投入する、そんなイメージで。

ゆえに、注目は、藤谷 壮(右)、下川 陽太(左)のボールの持ち出し。
彼らが何回それをやって魅せるか?、それを楽しみに。

では、アルウィンで。

成長のあかしを (鳥取戦プレビュウ ❶)

日曜日、いまのところ、天気予報はまあまあ。

実験的に往路シャトルバスも導入されるようで、僕にとってのホーム開幕戦に、より期待がかかります。

さて、レビュウで、宮崎戦を完璧なゲーム、と評したことを、少々補足すると、

やろうとしている(であろう)内容が、完璧なレヴェルに達している、ということではもちろんなくて、

スタイル構築のプロセスが、個とチームに素直に落とし込まれていて、それに向かってチャレンジしているのが、あからさまにうかがえる、という意味です。

滝、藤谷といった画期的なタレントが加わったものの、昨季とほとんど同じメンツで、これだけの変容を、観る者に訴えているのは、

各個が、それぞれ真摯に新しい山雅の追求に取り組んでいる証拠。

たとえば、センターバックふたりに、ボランチが絡み、相手の守備網にズレを生じさせておいて、空いたスペースで、ワンタッチパスで前進していく、とか、

前線では、サイドを侵しながらも、そこに、ひと手間かけてサイドチェンジや、横パスを挿し込むことで、効果的にペナルティエリアでシュート機を見い出そう、とか。

これらは、いままでになかなかなかったやり方であって、チーム内意思の統一がこのまま深まれば、さらなる強化につながっていくと思います。

チーム一体の部分で、僕が特に強調したいのは、いままでの4ゲーム総じて、後半に入って、内容が改善されていること。

これこそ、やるべきこと(スタンダード) が明確で、そこに対して、ゲーム内修正が効いていることを物語る。

いまの道行が、たしかに成長への変化、と見守るなか、

では、鳥取戦。

ガイナーレ鳥取という、かなり尖がった特性のチームとやりあうので、独特の愉しみが在って、

それは、プレビュウ❷にて。

では。

雨に濡れなくても。

昨日、職場に行くと、複数の方々から、

雨に濡れてご苦労様でした、とか、風邪ひいたんじゃあないの?、とかの挨拶。

皆様、半分は、この山雅ファンの熱心を、からかっておっしゃるんですが、

― いやぁ、実はね、所用でアルウィンには居なかったんです、と言い訳しておりました。

クレ君などは、

― 負けちゃいましたね、いや、負けに等しいドローですね、とか煽ってくる。

自分自身を、山雅ファン&サポーターとみなしていないけれど、実は、こういう方々の関心こそが、

この街には松本山雅が在る、と言い切れることの最大の根拠であって、

アルウィンの観客数に一喜一憂し、やれ少ないだの、衰退だの、と批評するのは、きわめて表面的な観方に過ぎない。

サン テクジュぺリが言うとおりで、

本当に大切なものは、目にはみえない。

お子さん連れの家族や高齢者など、現地を断念してTV観戦にまわっただろう、そういう事情を考えれば、3月の冷たい雨の中、7,000人に迫る人々がスタジアムに足を向けるとは、大したもんだと、僕は思っています。

では。