ゲーム翌日、職場で、モモ氏にお会いすると、
― せっかくリードしていたのに、終盤で、立て続けに失点するなんて。
と、DAZN契約もしてなさそうなのに、まるで、ゲームをずっと観ていたような口ぶり。
そうしたら、なんてことない、アルウィンにいらっしゃったんだ。
それも、バックスタンドのホームゴール裏寄りに。
もしやと思い、スタジアムでは、携帯電話の着信を確かめてもいたんですが。
ともかく、お誘いした甲斐がありました。
― 初めの勢いでそのままいけばいいのに、なんか中だるみになってしまったね。
最後、あれだけ力づくで得点できるんだから、もっと早く手にをつけろよ、って感じ。
……、と話し込んでいたら、日かず残り少なくなってやっとこさ始める夏休みの宿題、みたいな総括になってきた。
ところが、プレイヤーのゲーム後インタビュウを読んでみたら、みづから攻撃的な姿勢を緩めたわけでもなくて、どうも暑さによる疲弊がチームにかなりあったようだ。
あらかじめボールを持たせた態勢をセットしておいて、さぁ、そこから、という呼吸合わせをしようとしたものの、プレイの連携に齟齬が生じてきた、というのがホンネだったんでしょうか。
できるのにやらない、は論外。
でなくて、できないのならば、精進してその不足を克服してもらうしかない、というのが僕の考え。
あまりの不出来については、勝手にいろいろと言いますがね。
さしあたっての目標である、最短での2部リーグ復帰がいつも胸のどこかにあるから、ゲーム評価にも、その切迫感が影を落とすのは、これは、今シーズンの宿命と割り切る。
現状は、実績にこだわらない人選のもと、あの手この手でゲームを握ろうと工夫を重ねているのがうかがえる。
実際、途中投入の安田 理大(プレイスキッカー)と、榎本 樹(ヘディングシュート)が仕事をしているので、采配は当たっているのだ。
濵名 真央のミドルシュートが決まっていれば、それこそ、大絶賛だったはず。
その不発をも、成長のための糧にせよ、というところか。
やり繰りの中、ゲームを追うごと平均年齢は落ちていて、
特に、フレッシュな才能の躍進と、その伸びしろをもっと楽しまなくては、と思います。
挑戦するのならば、リスクも引き受けないとならない。
チーム登録の員数は、数名過多。
同時に、(おそらくは)人件費は昨季に比して圧縮しているに違いない。
だから、費用対効果では、過去2シーズンよりはマトモになっている、と考える。
リーグ前半戦は、もがき続けながら、チームとサッカースタイルのデッサンを描き上げる、そんなところを着目します。
(註:失点時、ビクトルが抱き起して鼓舞したのは浜崎、と前回レビュウに書きましたが、あるいは、大野だったのかも知れません)
では。