名前をつけてやる (宮崎戦プレビュウ 前編)

― テバ?、テゲ?

いまだに、テゲバジャーロ、と憶えられない家人。

そういう僕だって、テゲバロ―ジャ宮崎、と平気でキーを叩いておいて、気がついて訂正してるくらいだから、他人のことをどうこう言える身分でもないか。

こういった、舶来語をもじったような造語は、もはや、20世紀の遺物だと思っていたら、2015年にもなって、クラブ名として採用した勇気は見上げたものだ、と思う。

できれば、口に出す際のフラストレーションがなければ、もっとありがたいんですがね。

そう、名前は、かくのごとく大切。

ということで、山雅が発信している攻撃性豊かなサッカーに、なんとか、アドバタイジング スローガン (宣伝的な惹句)を与えたい、と考えている。

現時点では、〈無骨で緻密な攻撃サッカー〉が、そこそこピッタリだろうか?

個とチームの強みを、飾り気なく率直に打ち出し、かつ、アイデアと工夫を凝らしてひたすらと攻撃に向かう。

前節の相模原戦は、相手の、特に、守備の出来が悪すぎ。

だから、結果は快勝だったとは言え、快活な攻撃サッカーが、果たしてホンモノなのか?は、まだまだ予断を許さない。

過去2年間のことを思えば、そうたやすく高評価にも走れず、いまだ真価としてとらえることができないのが、山雅ウォッチャーとしてのホンネだろう。

そこで、ホーム第2戦は、宮崎ご一行様との対戦。

前々節の鹿児島、そして、この前の相模原ほどには、老けておらず、平均年齢にすると、我がチームと0コンマ以下の違いで、ほぼ同じ。

けれど、各所には、経験豊富なプレイヤーが、配置される。

しかも、昨季は、3位の好成績で、リーグ戦を締めくくった。

と、なればですよ。

打ち出しつつある容貌を、アルウィンで思い切り発揮するには、それこそ格好の対戦相手、と言えましょう。

では、もうすこし突っ込んだ内容は、後編で。