ボブ ディランが、61年前に発表した曲。
日本発売では、タイトル(英語)を、〈くよくよするなよ〉と変えてある。
二度思案するな、それでいいさ、って感じか。
破局した恋人に向かい、未練、皮肉を込めて、けれど、まぁ、自分は自分で生きていくよ、と見栄を切るような内容の歌詞。
その曲を、
半世紀を超えて今、20代の才能が、飾り気もなく、素直に歌って魅せると、こうなる。
ビリー ストリングス(1992~ )というのは、ずいぶんと人を喰った芸名ですけどね。
では。
ボブ ディランが、61年前に発表した曲。
日本発売では、タイトル(英語)を、〈くよくよするなよ〉と変えてある。
二度思案するな、それでいいさ、って感じか。
破局した恋人に向かい、未練、皮肉を込めて、けれど、まぁ、自分は自分で生きていくよ、と見栄を切るような内容の歌詞。
その曲を、
半世紀を超えて今、20代の才能が、飾り気もなく、素直に歌って魅せると、こうなる。
ビリー ストリングス(1992~ )というのは、ずいぶんと人を喰った芸名ですけどね。
では。
季節の憶え ☞ このところ、夏椿の落花を、朝夕で、100個は拾っている……。
柳 ジョージ&レイニーウッドが、
1980年に、シングル盤で発表した曲。
日本語の曲名は、『青い瞳のステラ、 1962年 夏……』。
それを、それらしく、英語にしたのが、当記事のタイトルであります。
(取り立てて、他意もない、お遊びで)
ところで。
僕は、いままでずっと、
青い瞳(め)のステラ、と当たり前のように読み、そして、発音してきた。
ところが!!
どうも、青い瞳(ひとみ)、と読ませるらしい(当たり前か) ことに、今更ながら、気づいた次第。
だが、しかし、待ってもらいたい。
すくなくとも、100年このかた、宮沢 賢治の詩作を持っている日本語と日本人であるならですよ、
やはり、〈あおいめ〉と読むのが、自然、かつ、歌詞における品格だと思うんですよね。
おそらくは。
クロスビー スティルス & ナッシュに、
名曲〈組曲; 青い眼のジュディ〉(1969年) があるから、これとの区別をはかりたいネーミングだったのかも知れず、僕の語感も、それを、そのまま踏襲したのかも知れず。
でも、もういいや。
この季節になれば、1962年の夏って、一体どんなだったんだろう?
……そう想いながら、これを聴いていることに、変わりもないのだから。
では。
エルトン ジョンが、1970年に発表した。
あぁ、既に、54年前か。
時を経るにつれて、その良さが評価されているような曲。
むかし、中田 英寿がゲーム前に聴いていた、と聞いたことがあるが、
その人柄を感じさせるエピソードだ。
もともとが、ジャズ風味の曲だから、
存命ならば、フィービ スノウ(1950 ~ 2011年)に歌ってもらいたいなぁ、とか思っていたが、
最近、二ルス ラングレン(1956~、トロンボーン奏者、ヴォーカリスト) が、ジャズクヮルテットで、この曲を演っているのを見つけ、
その出来には、少々参ってしまった。
淡々と、なんら奇異を衒わない演奏。
けれど、ムダな音を削り落としたうえで、気の効いた音で攻めてくる、そんな感じ。
久々に、新作の(この曲が収録された)アルバムを購いたくなった。
既に、評価を確立しているラングレンではあるが、これから、目を離せない。
では。
Back in The U.S.S.R。
ビートルズ、1968年発表の 2枚組アルバム『The Beatles』の冒頭に収まっている曲。
〈ソ連邦に帰国して〉
マイアミ(米国)から、BOAC(今は亡き英国の航空会社)機で出発すると、
機上、膝に紙袋を抱えて、それはひどいフライト。
昨夜は一睡もできなかったけれど、
こうして、やっとこさ、祖国ソ連に帰国して、なんとラッキー……、
と、ソ連のビジネスマンが、自国を讃える。
歌詞の中で、各地の女性を採りあげてあって、
そこでは、ウクライナは ユークレン、グルジアを ジョージア、モスクワは モスカウ、と英語読みで押し通すのは、興味深い。
かの時代、世界は、冷戦中。
東西陣営が対立し、ソ連は東の親玉。
そんな状況を、リアルタイムで見聞きしているのは、現在、アラウンド50歳以上の皆々様に限る?
カーテンの西側に居て、東を礼賛風につづった皮肉、あるいは、まったくの無思想。
歌詞には、新味はないけれど、
チャック ベリーの、Back in The USAのパロディをやっちゃえ、だけで、これだけの作品を創れるところが、出色の才能です。
人気の絶頂にあったビートルズであったからこそ、俺たちにはなんでも歌えるぜ、という自負もあったのでしょう。
これを、軽快なロックンロールに、彼ららしいコーラスを乗っけた曲、というんだろうが、
僕など、通ってた高校の音楽の授業が、なぜか自習の時間となった日、
クラス委員みたいな級友が、じゃあ、今日はこれ流します、といってクラスで聴かされたのが、
このアルバム〈The Beatles〉だった。(僕は初聴でした)
天候のためだろうか、なんだか陰鬱な曲調に思えてしょうがなかった記憶がある。
たとえ、その後に、オブラディ オブラダが続いても、です。
たしかに、たしかに、優れたバンドには違いないが、
このアルバムに到達してみてはじめて、
このグループの力量は、
ポール マッカートニーの音楽的素養とセンス、
それと、プロデューサーのジョージ マーティンの、クラシック音楽の造詣、
これらふたつに大きく依存していたことがわかる。
でなけりゃあ、これほど多く、出来の良い楽曲は生み出せなかったことが。
なにも無理して、ここ2年あまりやってる戦争を引っ張りだす必要もないけれど、
かつての我が祖国ソ連は、いまもあまり変わらない?
では。
先日、拙宅にやって来た小学二年生が、新しいスニーカーを履いている。
全体が白で、かかとの部分がグリーンのシンプルさ。
― これ履いて、アルウィンへ行くんだ、と嬉しいことを言ってくれるではないか。
僕も負けじと、そろそろ新調したい足許のこと、を考える。
アディダスは、山雅界隈ではありきたりだし、
ナイキの、 ダンクLOW レトロSE、などはいかが?
白基調で、ヴィンテージグリーンを、縁取り的に差し色に配し、シューレースも深い緑を採用、なんてのは、上品だなぁ。
もしも〈ミドリ〉がくどければ、靴紐を、たとえば、紺色に変える、とか。
でも、価格が、100ドル超……。
これじゃぁ、相方の支持取り付けがむづかしいかも知らん。
なら、他種を探しましょうかね。
ところで。
大宮遠征の頃から、愛車に流れているのが、
ライ クーダ―のアルバム『チキンスキン ミュージック』(1976年発表)。
さきの二年生が、この中の、
〈Smack Dab in the Middle〉をかなり気に入って、スキップして曲を探しては聴いている。
どこがいいの?、と訊くと、
繰り返しの最後、歌詞の、
Well,let me rock and roll to satisfy my soul
この末尾、単語〈SOUL〉を引っ張るようなコーラスが、素敵なんだそうな。
確かに、豪華なバックコーラス。
で、このアルバム全体のテーマ、
古いスタンダードな楽曲を、ライとその仲間たち独自のエッセンスを注入して、
アッと言わせるほどに、(別ものの)新曲に仕立てて魅せる感が、満載。
というわけで、1977年のライヴ演奏(BBCTV)で、それを楽しんでしまおう。
メンバー紹介をやってるから、コンサートのラストナンバーでしょうか。
ちなみに、SOULは、どこかの球団では、SOU1、ですけどね。
では。