First of April

今日こそ先手を打って、思い切り楽しいウソをついてやれ、と考えていたんだけれど、

こんなご時勢では、あまり威勢のいいやつは思い浮かばず、

そんなところへもって来て、

― ねぇ、雪よ。夏タイヤにしたんだから気をつけて。

と、声をかけられるもんだから、エイプリルフールも、どこかにすっ飛んで、

白くなった庭と、街灯の下、にぶく反射する道の暗さを、じっと見ている朝。

では。

或る日 時間と戦う。

2022年前半の、めぼしい音楽の話題は、
ジョン フルシアンテ (1970年~) を、3年前に復帰させた レッド ホット チリペッパーズが、この4月に、新アルバムをリリースすることを発表したことか……。

ジョンをのぞけば、いよいよ還暦なんだな、他の3人は。

と言ってみるくらいで、けれど、そのアルバムを買うこともしないだろう。

1月に、定期健診で問診してくださったドクター曰く、

― 今回のコロナ禍による最大の影響はね、引き籠りになったり、アクティブでなくなることで、高齢者の認知症状が劇的に高まったり、全身状態が悪化することでしょう。実際、そういう例を多く診てますよ。

なるほど。

ただし、安閑と怠惰のすべてを、COVID-19の所為にしてしまったら、それも流行り病にとっては、いい迷惑な話。

そんな中、今週の月曜日は、萬年、時間にたいそう追われていてココロが多忙だった。

何十回目かの結婚記念の日を少々見過ごしてしまい、相方がそれと気づく前に、甘味のひとつでも冷蔵庫に入れて置かねば、と焦っていたのだ。

幸いにして、それは、家人の察知より早く間にあって一安心だったんだけれど、

― あたしって、こういう日を覚えていたためしがないのよねぇ。

と、一件落着とあいなった、のでありました。

エルトン ジョンだと、『Tiny Dancer』(1972年発表)が、断然ベストと思うけれど、将来、いちばん遠くまで歌い継がれるのは、この曲『Your Song』(1970年発表) だろうなぁ、と思う。

ほっと一息つきたい時に聴きたいのは、やはり、こっちのほうだろうから。

昔、試合前に中田 英寿が決まって聴いている曲がこれ、と聞いたことがあって、興味深かった。

では。

『Tupelo Honey』

ヴァン モリソン (1945~ ) が、1971年に発表した曲。

テュペロ ハニーとは、高級な蜂蜜のことらしいが、詳細は知らない。
tupelo、とは、ミズキ属の、落葉高木。

米国では、ブラック ガムとも呼ばれていたようで、ミシシッピ州には、その樹名にちなんだ、tupelo という名の街がある。(日本語では、テューペロと表記される)

同州の北東部に位置していて、ここから国道8号線を北へたどると、メンフィス(テネシー州)に至る。

人口30,000人ちょっとのこの街は、なんといっても、エルヴィス アーロン プレスリー(1935~1977年) の生地として有名だ。(彼の墓地はメンフィスに在る)

市の観光課のホームページも、エルヴィスゆかりの地、一色。

グーグルマップのストリートビュウを使えば、エルヴィスの、白いこじんまりした美しい生家が観られるし、その周辺で、のどかな田舎道をドライヴできますよ。

陶磁器に 茶を淹れよう
僕のために ティーバッグを浸してくれないか
世界中の海の その深い蒼に それを落とすように
君は まるで テュペロハニー のように甘美で
最上級の天使……

曲の発表当時、ヴァンは新婚時代の只中だったから、こんな詩が書けたに違いない、とか言ったら、それこそ、身も蓋もないか。

では。

500マイルも離れて。

君が乗り遅れても 私は この汽車で行こう

何百マイルも離れたところに 君は 汽笛を聞く

100マイルを ひとつ  ふたつ  みっつ よっつ
そして いつつもたどったところへ

遠く 故郷から離れてしまった  この私

着替えのシャツも持たず  お金もなくて
どうして 家路をたどれよう

500マイルも離れてしまったいまは……

では。

雪の名残りに。

まさに、昨日のこと。

これ、もう物置にしまわないと、と思っていたのは。

一夜明けたら、それを使って、愛車のフロントガラスの雪を払っているとは。

明日のゲームが、もしもホーム戦だったら、今頃は大騒ぎしているんだろうなぁ。

今年は降雪が週末にかかることが多いから、雪の朝はよけい静かでいいや。

と、そうそうに家の中に入るのでありました。

おんなじ白でも、今は、こっちのほうに憧れます、ずっと。

では。