雲は天才であるか?

石川 啄木による、小説『雲は天才である』は、彼の生前には発表されず、

死後刊行の、啄木全集に収録された(1919年)。

こういうタイトルを案出できるのが、まったく、啄木の才能に思う。

歌集『悲しき玩具』は、これも死後、1912年6月20日に世に出た。

生前から、この第二歌集の発刊は予定されていて、

啄木が、出版社から、前借りの原稿料を受け取ったのが、その年の 4月9日。

その四日後に、啄木は、27歳の病床で亡くなった。

かなしきがんぐ、と読むのがならわしのようだが、

啄木自身は、おもちゃ、と言っていたらしい。

その中から、ふたつほど。

遊びに出て子供かへらず、
取り出して
走らせて見る玩具(おもちゃ)の機関車

人がみな
同じ方角に向いて行く。
それを横より見てゐる心。

……見事な仕事です。

では。

ハナムグリの災難。

いよいよ、

無花果(いちじく)の実が、その成熟の第二波!!を迎えようとしている。

第一波は、先月の中旬のことだった。

実が大きくなって、表面に赤みが差すと、食べごろのシグナル。

すると、そこへ鳥類、ハナムグリが、その実を食しに一斉にやってくる塩梅。

家人が、イチジクの果肉に、少々の砂糖とレモン汁を加えて煮たジャムを、楽しんでいる僕のライバルとして。

ハナムグリとは、

コガネムシの仲間で、鶯茶色の背に白い斑点が浮かんでいるのが多く、これが、シロテンハナムグリ。

10匹ものハナムグリが、ひとつの実に集っては、その密を楽しんでいる。

それはそれで、人間と十分に共存できることなんだが、やっかいなのは、

スズメバチも襲来すること。

彼等も、やはり、果汁が好物らしい。

7月だと、その攻撃性もあまりないので、こちらの身の危険が迫る感はなかったが、

それでも、と思ったから、

噴霧式の薬剤を、実のまわりで飛び交うやつを狙い、数回放って撃退する。

ところが、

申し訳ないことに、その近くで密吸いに熱中していたハナムグリが、その薬剤の犠牲となって、

ボタボタと20匹近くが、地面に落下、絶命していく。

ところが。

2~3日すると、その屍体がすべて消えてなくなってしまうのは、

自然の、偉大なる、食物連鎖のなせる業。

第二波がやってくれば、また同じような光景が出現するのかと思うと、だいぶ気分が滅入る僕なんではある。

では。

3つの貯金の決算報告。

小学四年の夏休みは、いま少し続くらしい。

けれど、

16日間の、ここ高地(海抜700m)における、修養は終わったのである。

OMG貯金は、みだりに神の名を口にしない、という完全なる存在(者)に対する畏敬と、他方で、自分の矮小性をわきまえる謙遜さを。

まづい貯金は、日々の糧を前にして、供された食物を感謝する気持ちを。

暑い貯金は、歓迎できない状況にあっても、愚痴ばかりに走らない強さを。

……そういった心持ちを、遊びをとおして感じられれば。

そんなゲームではあったのですが、

貯金箱をひっくり返してみたら、

OMG貯金 ☞ 150 円

まづい貯金 ☞   0円

暑い貯金 ☞  125円 …… 計 275円 となった。

もっとも。

オーマイ、と言いかけて、あわてて、大間のマグロ、と逃げを打ったのはしばしばだったので、

かなりのオマケ(大目にみる)はしてあるが、

その目的は、金銭の多寡でなく、

不敬と思い上がりを、ぐっと思いとどまるトレーニングが趣旨だったので、

それにマジメに励んだことは、大いなる称賛に値いする。

没収された 275円が、

いつの日か、彼に、どんな形であっても還元されんことを祈りつつ、

決算報告、といたします。

では。

見つけたぞ!!,日本最大級の銭湯を。

塩尻図書館(@えんぱーく)は、

(M市の中央図書館に比べるとはるかに)、

くつろいで(持ち込みも借用も)パソコンを使ったり、読書や学習をおこなえるスペースが潤沢なので、

(松本市民の僕ではあるが)もっぱら利用している。

で、これは前段で。

その図書館の、すぐ北隣には、

〇の湯、という銭湯がありまして、

こここそ、日本で、

おそらくは!!最大級の規模を誇る。

なにせ、でっかい看板に、駐車場500台、とあるのだから、

それだけの来客があっても入浴が可能、ということに違いないのだ。

見た目は、実にこじんまりした構えではあるんですが、

一度は、暖簾をくぐってみる価値はありそう……。

では。

塩尻峠の陥穽(落し穴)。 

長い年月をかけて、塩尻峠(国道20号)は、まことに走りやすいカーブの道へと整備された。

僕も、岡谷や下諏訪に出向く時には、

その道路づくりの恩恵に感謝しながら、クルマを走らせるのだが、

実に気持ちよく運転できる道となった、まさにその故に、

この峠では、岡谷、塩尻の両方面から走行する車両について、

スピード違反の取り締まりが、毎度お決まりの地点で、おこなわれる。

検挙された車の横を素通りする際、ドライヴァーの心情を思うと、まことに同情の念に堪えない。

と同時に。

あれが自分でなくてよかったと安堵し、もっと謙虚に!!運転しなくちゃあ、と思う。

だいたい取り締まりとは、危険な箇所でよりは、捕まえやすい場所でやるから、

上り坂の、これから直線になるあたり、つまり、漫然とアクセレレーターを踏みたくなる処、と相場が決まる。

そういう意味で、現在の塩尻峠は、比較的安全に、検挙件数を稼げるポイントだろうが、

実は、もうひとつ。

この峠道に特有な、走行レーンの在り方が、

ドライヴァーのおおくの、バッドハビット(悪しき慣習)を助長していて、

それが、取り締まりでお縄を頂戴してしまう要因になっている(と思う)。

つまり。

ドライヴァーが、左となりに〈登坂車線〉が連続するものだから、

〈走行車線〉を、〈追い越し車線〉と、勝手に決めつけて走行している

すると。

自然と、速度が、時速65キロを超過し続ける。

だから、よほど遅くない限り、

そうですね、制限時速の50キロメートルで走っている場合は、

堂々と、走行車線を走るべきであろう。

気を効かすつもりで、登坂車線にレーンを変える必要など、一切なし。

路を譲る、その要らぬ配慮が、他者の被検挙を招来しているかも知れませんぞ。

では。