あの奈良には,勝たなくちゃ(2024.9.29奈良戦レビュウ❶)

先制するも、追いつかれ、

そのあと、72分間スコアを動かせないままに、 1 – 1 のドロー……ですか。

僕は、洒落を感じさせないBOOにはまったく感心しない派でありますが、

このゲーム後、挨拶回りのチームに BOOを浴びせない南ゴール裏に、チト驚嘆してしまいました。

ま。

ゲームをよく診ずに見当違いのBOOを見舞っている集団だから、こんなんでしょうけれど、

このゲームは、今季いちばん勝てる可能性に満ち、かつ、勝てる状況がチラついていた。

こっちは、20本近くのシュートを撃ち込み、

対し。

奈良のそれは、3本(うち枠内はゴールの1本のみ)で、

すべて3分間のハイライトに収まってしまう、といったワンサイドゲーム。

そんな時に、〈ダービーは通過点……〉と、なんとまぁ呑気な横断幕を掲げている。

あまりにも、牧歌的過ぎないかい。

ダービーにこだわっているのは、むしろ君たちぐらいだよ。

はて? あの一帯は変節したんだろうか?、と思いましたが、

いやいや、もともと節を曲げるような〈思想〉もなかったことにいまさら気づきました。

 

……ということで、萬年の想定してきたどおり、

戦績は、30ゲーム消化で 勝ち点43ですから、

1勝1分1負のペースをきっちりと刻んでいる山雅。(勝ち負けがほぼ交互に現れる)

そういう意味で、現在 7位も、納得感あり。

チノ氏の言うごとく、プレイオフを、ホームで催行するためには、

3、4位での着地が、いよいよ現実的なゴールになりましたね。

では。

下川 陽太には会えないが(奈良クラブ戦プレビュウ)

下川は、前節レッドカードを提示されたため、今節は、出場停止。

奈良にとっては、チーム内のアシスト王を欠く、おおいなる痛手だろう。

ただ。

山雅のほうも、

讃岐戦で負傷交代した浅川 隼人が戦列復帰なるかどうか?、があって、ある意味、あいこ。

さて。

奈良は、今月初めに、(成績不振により)指揮官が交替した。

就任後は、3バックへのチャンジチェンジがあって、戦い方がどうなっているのか、よう解からん、というのがホンネ。(3ゲーム連続でドローの戦績)

ポゼッション志向のサッカーにそれほどの変化はないようには思われるが、これも、どうなんだろう?

従来、ボール保持のスタイルにしては、反則が多かった。(リーグで5番目)

そのためなのか?、セットプレイからの失点が、全失点の、30%を占める

この傾向が続いていれば、山雅にとっては、強みを活かすチャンスに恵まれる。

5か月前の対戦では、CKからの野々村のヘディングで同点に追いついている。

……ざっと観てくると、讃岐戦が、いい予習材料になるのか。

ただし、奈良が、3バックにそれなりに馴染んでいれば、の話だけれど。

この際、過去やられまくっている #10岡田 優希には、徹底して誰かがマンマークしたら?、と乱暴なことを言ってしまおうかな。

僕からすれば、藤谷、滝、山口を投入しないで闘っているのは、なんとまあ、贅沢なことか。

そろそろ、滝や山口にゴールを獲ってもらいたいなぁ。

では、アルウィンで。

この桁違いは なんなんだ!!

U – 18 の健闘を書いてから、

ついでにその下の(中学生) 年代をみてみた。

〈高円宮杯 JFA U – 15 サッカーリーグ 2024 北信越〉に参戦中の、

松本山雅FC U – 15 の諸君について。

12チームで戦うリーグは19節を消化して、現在は、残すところ 3節の大詰め。

我が山雅は、第1位なんですが、

その内容が、これまた凄いんです。

18勝0分1敗、得点101、失点10、得失点差は、なんと+91

唯一、ツエ―ゲン金沢に、1 – 0で敗戦したのみ。

で、残る3ゲームのうち、ふたつが、

第20節、9/29 @サンコーグリーンフィールド vs FC.CEDAC

第21節、10/5 @松本市サッカー場 vs ツエ―ゲン金沢

松本の地で開催なんです。

ともに、トップチームのゲーム日とかぶってしまうのがなんとも辛いところではありますが、

チャンスがあるお方は、彼等の躍動を観られる、絶好の機会ですよ。

では。

㊗!! 昇格決定。

北信越 JFA U – 18 サッカープリンスリーグ 2部 (2部は今季創設された)。

ここに参戦の、松本山雅FC U-18が、

リーグ戦残り2節を残して、2位以内を確定。

結果、来季からの 1部参戦(昇格) を決めた。

おめでとう!!

現在、12節を消化し、8勝3分1敗で 1位。

そして。

来たる 28日には、アルウィン(松本平広域公園球技場)で、

2位につける松本国際高校の諸君との、頂上対戦なのだ。

なんとも楽しみなゲーム。

惜しくも、僕は、勤務があって現地参戦は叶わないけれど、

U -18諸君の奮闘と勝利を願っております。

29日のアルウィンで、そのお披露目があれば、いいね。

では。

サッカーの〈不思議〉を活かせ (讃岐から奈良へ)

幻の 5点目となった、馬渡からのクロスに合わせた樋口のヘディング。

あれは、それをダメ押ししようとした村越のポジションがオフサイド、とジャッジされたのか?

相手キーパーの不安定さだと、村越が関与しなくてもゴールになったような気もして、とにかく、気の毒なことでした。

……さて。

前稿では、

リーグにおいて、シュート数では、山雅 1位、讃岐 2位、とご紹介しましたが、

このゲームでは。

それぞれが放ったシュートは

山雅 14 (枠内 6)、讃岐 23 (枠内 7)

時間帯でみると、讃岐は、前半のラスト15分でシュートを 11本撃った(で、1得点)、

さらに、後半61~75分には、シュート 8本を積んだ。

で、ボール保持は、ゲーム計で、讃岐 60%、山雅 40%。

こうなると、スタッツからだと、このゲーム、讃岐が〈優勢〉と見えてしまう。

ところが!!

前半は、シュート 6本で 2得点、

後半46~60分で、シュート2本で 2得点と、実に効果的にモノにすると、

讃岐の、ふたつの時間帯におけるシュートの固め打ちを、1失点でしのぎ切り、

ゲームラスト15分には、相手にはシュート 1本をゆるしたのみで、

こっちは 6本打ち込んだ山雅が、そこに在った。

(ここで追加点を獲れなかったのと、負傷の交代カードを切ったことで、山口を投入できなかったことが、このゲームにおける悔やみ)

ラスト15分のギアアップは、多分に讃岐の失意につけ込んではいるものの、

ゲームの趨勢が、タマタマそうなったのではなくて、

山雅が、讃岐サッカーを解析して、それ相当な作戦を遂行したことを、僕は信じるんですが、

こういったサッカーの不思議、につけ込む、利用することが、山雅には必要。

なぜなら。

相手と隔絶した力量は、残念ながら持ち合わせでいないので、

どうしたって、〈戦略〉、いや〈策略〉を持ってゲームに臨戦しなければならぬ。

たとえば。

敗戦(1 – 6)した5月のアウェイ金沢。

ボール保持が 55%でありながら、4失点を喫した前半のラスト30分の過ごし方。

ああいったゲーム運びをすっかり克服し、足を洗わないと、

決意と覚悟、といった精神論だけでは、ラスト 9ゲームを使った上位追撃はおぼつきません。

山雅が残りを全勝してやっと到達する、勝ち点69。

これを、すでにアルディージャは積んでしまっていることでもあるから、

いま、掘り込むべきは、ゲーム戦略と、それを支える技量のみ。

こうなれば、

ファン&サポーターの側にも、〈勝たせる戦略〉が求められているはずですが、

その意識化と組織化に動いているのだろうか、皆さんは。

では。