夢の名残りに (セルジ―ニョと)

セルジ―ニョの契約満了が、2/7、公式にリリースされた。

契約の裏話などは、この際、どうでもよくて、彼のようなクオリティが、4シーズンにもわたり山雅戦士でいてくれたことが、むしろ出来過ぎ。

違いを演出するテクニカルなプレイを、僕らはずいぶんと楽しませてもらった。

山雅史上、最高のパフォーマンスを披瀝した外国籍プレイヤー。

いい夢をみられた、と思うべきでありましょう。

だから、セルジ―ニョを呼んできた編成関係のスタッフはずいぶんと良い仕事をしたのだ。

ここでは、萬年式の、メモリアルなベストパフォーマンスを、三つ挙げて、心からの感謝を伝えたい。

❶2017.7.12 天皇杯3回戦におけるゴール
山本 大貴からのパスに反応、ペナルティエリアへ斜めに侵入すると、ツータッチで打ったシュート。
バーを叩いてのゴールは、見事だった。

❷2020.12.6 第39節ホーム新潟戦におけるアシスト
55分、阪野のゴールをお膳立てしたシーン。
常田から出た縦パスを、スルーすることで新潟ディフェンスを置き去りにして阪野に繋げたプレイ。
ボールを持たずして、決定的な局面を創ってみせる腕前。

❸レフェリーへの無言の抗議
特にオフサイドなどの判定に対し、ルールに抵触することなく、けれど、不満を訴える視線。
こういうのは、ゲームをこちら側に引き込む伏線を作ってるわけで、重要な仕事。

Boa sorte ,  Serginho !

ご縁があれば、またいつの日か。

では。

ホンネを申せば、

という題名エッセーの、受け売りではありませんよ。

オフレコの、内輪で話すようなことをおおやけで発言して、オリムピック組織のリーダーが吊し上げを喰っているらしい。

寄ってタカってここぞとばかり攻めたてるのは、いただけないけれど、内々と公言の使い分けをしない、できない、という無頓着は、もはや許容されなくなったのだ。

議論をかもすような内容は、かなり上質のオブラートに包んで発声しなければならない、とは、生きづらいことだ。

ただし、指導者の舌禍があったので、ボランティアをやめる、聖歌は持たない、というのは、あまりに浅薄な反応で論外でありましょう。

先の失言に戻ると。

男性は~、女性は~、と四角四面の入り方をしないように迫られ、かつ、その価値観を内面化して発言、行動しないと、リテラシー欠如の烙印を押される、今。

でもね、違いを認めたうえで平等に、ってムシがいいよなぁ、と萬年思うこともある。

ビジネス上で、女類らと接していると、形勢が悪くなると、とたんに〈女〉に逃げ込むようなお人やシーンを見てきた。

まぁ、こういう時は、あぁ、持てる武器を全部使っていらっしゃるんだと、その奮戦を認めて、楽しむことにしている。

反面、男類は、使える武器を、カードとして出し尽くした感がありますなぁ。

では。

一喜一憂は 常なれど……。

― ねぇ、1 – 8、ってあんまりじゃあない?

今朝、書斎に入ってくるなり、寝惚けまなこな萬年に、こう言い放った家人。

― 合計80分(45/35) ×  2 本を、総出でやったからには、これもありなんでは?

― それは、相手にしたって同じことでしょう?

― いや、最後の40分の、1 – 4 がスコアに大きく影を落としているんであって、この対戦メンツの詳細もわからないでは、軽々にモノは言えませんよ。

とは、いっても、こちらは無得点で、相手に、1点、2点を獲られているのが、他のパート。

仕上がり状態も含んで、それが現在地での実力差、といえましょう。

今回の結果を酷評するのは自由なんだけれど、みづから発したネガティヴな言葉が、みずからの気持ちを更にネガティヴにしているとなれば、少々辛い。

城福サンフレッチェであれば、100% 3 – 4 – 2 – 1 を採ってきたであろうゲームにあって、当方は、4バックを試行したものと、萬年信じている。

となれば、必然、こちらから仕掛ける流れに持ち込まないと、ゲームの狙いが成立しなくなるはずなんで、そこのところばかりが大いに気になっています。

失点は、攻め込んでのカウンター被弾であったかどうか?

攻め込むための戦術やカードが磨けたのかどうか? ……、ということ。

結果として、無得点であったことは、まだまだ課題が多いんでしょうし、課題が在るからこそ面白い。

根底部分での実力差を、山雅の対戦成績でみると、トップリーグ経験チームの中では、

川崎、FC東京、横浜FM、柏、ガンバ大阪、サンフレッチェ。

この6チームには、過去勝利がない。

ここらから、勝ち点3を獲れるチーム力、それを2021年で蓄えていって、2022年で証明する、というのが手近な目標ではありませんかねぇ?

では。

【現時点】なにを信用しないのか?❷

クーデターによって自宅(敷地内)に押し込まれた国政のトップが、そのクーデターを支持しないようにFaceBookで発信した、とか。

へえ、そんな自由が認められているの?

これひとつとっても、今回の政変のありようを、よほど注意深く読み解かないといけない。

軍政 = 武力行使による鎮圧 = 独裁的な暴政、と簡単に成り立つのか?

それは僕らの頭の中だけのことで、どうも、そんな単純なお話ではないようだ。

他方、民主化の名の下に実行された政治が、人々にとって実際どうだったのか。

その中身を、もっと紐解いてからでないと、軽々にジャッジできない。

たとえば、ベンガル人とも呼ばれる、イスラム少数派の人々のこと。

ミャンマー社会は、誰が政権の座に在っても、今のところは、その人々に自国籍を認めないだろう。

過去のある時までは、共存していたイスラム教徒と仏教徒であった。

が、特に、英国や日本の植民地になる過程で代理戦争に投げ込まれなどしたあげく、バングラデシュとミャンマーの国境を行ったり来たりさせられている悲しい歴史。

国連が、ミャンマー政府によるイスラム教徒処遇に関し非難声明を加盟国による投票で採択した際、我が政府は、棄権に回っている(他方で、事態に憂慮も表明している)。

だいたいが、歴史上、外国が乗り込んでいって、救われた国があったんだろうか。

ほとんどが、自立からは遠のき、悲惨な混乱に陥っている。

思い浮かぶ唯一の例外は、世界の人々の反戦を求める論調には一切耳を貸さずに戦争をやり遂げたあげくに、米国とその傀儡政権を、国外へと敗走せしめたベトナムくらいでありましょう。

すでに汚れた手をして、自分たちに都合のいい理想や主義をかざし、民族自決の権利を取り上げるってのは、なんと傲慢なことか。

では。

【現時点】なにを信用しないのか?❶

友人に教えてもらったこと。

対COVID-19ワクチンには、有効性90%が確認されている製品もある。

従来の季節性インフルワクチンのそれが、60%強であることを考えると、驚異的な有効性。

これはもう画期的なシロモノ、といえる。(生製方法の徹底的な違い)

いままで、季節性のワクチンを打っていても、インフルに罹ってしまう例はあった。
家人など、二年連続で罹患した。
そうであっても、発症の苦しみや、人に染すことを恐れて接種してきた。

で、新型のワクチン接種が開始されたことで、世界中で、いわば大規模な治験がおこなわれているわけだ。

かつてワクチンについてそれほど注文もつけなかった者が、なんで、この度のワクチンについては、これほど危険性をあげつらうのか?

まぁ、そういうお方は、COVID-19に感染するリスクと、ワクチン副作用で具合が悪くなるリスクを、正確に天秤にかけて発言すべきだ。

けれど、そんな計算式にもとづいた上で、どうこう言っているとも思われない。

では。