16:00から始まった試合の、後半だけを最後まで観てしまった。
なかなか見応えのあるゲームだったからであるが、琉球が、3 – 1 で勝利。
攻撃については、それぞれ持ち味がある。
長崎は、どこかで鋭い縦パスを使う。
ペナルティエリアにボールを入れると、狭いスペースでもボールを動かし、前を向くプレイヤーが、とにかくシュートで仕留める。
ボールを丁寧に回して、組み立てて行くスタイルだが、昨日は、琉球が巧くつぶして、なかなかペナルティエリア深く攻め込めない。
琉球は、ピッチに広く展開し、多様なボールを使ってサイドを侵す。
クロスは速く、鋭く、多人数がゴール前に入ってくる格好だ。
多彩な攻撃、というのがピッタリする。
ここらへん、昨季第21節(前半戦の最後)、1 – 6 でやられまくった身としては、観ていてなにかと心疼くものがあるのも、事実。
そういう目からすると、長崎の最終ラインは、守備にまわった時、まことにきれいに4人が揃って並ぶ。
けれど、中央を固めたいのか、横にこじんまりとなって、両サイドに広いスペースが出現。
そこを琉球に思いどおりに使われる結果になってしまう。
左右のスライドが果敢でないのは、上原からのスルーパスを警戒するあまりだったのかも知れない。
ロングスローと同じで、気の効いたスルーパスは、使わなくとも武器になるわけだ。
だいたいが、両チームともが、琉球は自分の左、長崎は自分の右サイドへの寄せが緩慢。
長崎のほうが、サイドへの手当てにおいて、よりルーズであった、ということかも知れない。
でも、4バックの初期布陣をとりながら、こうもサイド攻撃をゆるしてしまうのは、いただけない。
だから山雅は、いちばんの底に5人を揃える3バックを捨てられないでいるのか?
もしも、そうであるならば、攻撃力を倍増できない限りは、このまま3バックなんだろうか?、と少々悲観的になっている。
では。