段取り八分、観戦は二分(託せ ゲーフラ)。

仕事というのは、前もって丁寧に準備をしておいて、あとは淡々とこなせ。そうすれば、満足な結果が得られるだろう。

それほどに、あらかじめの段取りは、事の成否を決定する。

……、 熟練した職人が尊敬される日本社会では、よく言われるモットーだ。

ところで、僕は、5・15について、この格言を実行する。

友人(長野市在) の、甥御さんと友人の計5人(やはり長野市在の中学生と聞く)が、第9節のチケットを手に入れた。

それも、アウェイゴール裏のやつ。

そこで、当日はゲーフラを掲げられない萬年、この少年たちに掲げてもらうことにした。

先の土曜日にたまたま拙宅を訪問してくれたその友人と、ゲーフラ手渡しの件で、打ち合わす。

さらに、当日はいろいろと乗り継いでスタジアムにたどり着くつもりであるから、スタジアム入場も、それなりに遅くなりそう。

なんで、厚顔にも、ホーム自由席のこのあたりをと、スタジアム図を見ながら、席取りまでお願いしてしまった。

この友人も、当日は、バックスタンド(1階席らしい) で観戦予定なのだ。

― 任せてください。パルセイロのタオマフ、あるいは、山雅のタオマフで、シート(2席) 確保しますから、と快諾して下さる。

お願いします、と言ったものの、後でよく考えてみたら、ホームでアウェイグッズはご法度だから、山雅のタオマフはダメなことに気づく。

いけない、くれぐれも、念押ししておかなければ!

では。

パウロの名誉と、当世スタ熱胸算用 。

時節プレビュウの下調べと思って、パルセイロ公式ページをみていたら、県決勝戦の山雅メンバ表に、田中 パウロ淳一がいないのに気づく。
ベンチメンバーが 6人になっている。
田中 想来と混同するなかで削除してしまったか、なんらかの上書き訂正の過程で抜け落ちたのか。

パウロは先日のTMでゴールを決めていて調子をあげてきているようだから、南長野に見参する可能性もあるので、早めの訂正を願いたいところ。

さて。

昨日のTVで、5・15のチケットは完売に近い、と言っていた。

もしも、それがホントならば、僕の胸算用だと、入場者比率は、

ざっと、長野派 9,000人 対  山雅派 5,000人 といったところだろう。

この場合、〈ホーム自由席〉を、どちらのシンパが占めるのか?、が鍵で。

普段からバックスタンドでまったりご観戦のパルセイロ親派に、せっかくだからこの際〈山雅〉を観たい長野在の観客を、足して。

そこへ持って来て、スポンサー(後援会)、および、連合町会的な(ホームタウン)回路で動員された人々を総計すると、長野側。

対し、アウェイゴール裏から溢れた、(僕と同じような) 山雅ファン&サポーターが、山雅側。
ひょっとしたら、わざわざ、名にし負う山雅の応援に浸りたい、といったモノ好きもいるかも知れない。

……、そのような図式。

で、もともとの結束の強さと多彩な応援内容が在って、さらに、アウェイに乗り込む精鋭的なメンツという面が上乗せされるから、

(観客数でも視覚効果※でもないところの) 熱量換算の比率は、10割表記だと、

長野 3  に対し、山雅 7、くらい。

ま、舞台装置の実際は、当夜、現地にてのお楽しみ。

※もちろん、ペンライト(green)は、必須でしょう!

では。

天皇杯★信州頂上戦の 感想(2022.5.8)

昨日は、仕事からアルウィンに回って観戦。

そして今日になってようやく、TV中継の録画を、音声をほとんど消去して観終わった。

周囲が、ダービーダービーと、うるさいこともあるんで、ざっとした感想を。

〈パルセイロの正体みたり、スティルス山雅〉
昨日の登録メンバー18人が、直近のリーグ戦第8節では、両者でどうだったのか?

パルセイロ ☞  先発 11人、控え 5人、ベンチ外 2人
山雅 ☞ 先発 4人、控え 6人、ベンチ外 8人 ……、となるので、その一致率は、

パルセイロ ☞  89 %  山雅 ☞  56 %

つまりですね、昨日のゲームでは、パルセイロの手の内 9割方があからさまになり、他方、山雅は、その正体の 5割くらいを秘したまま、(でもって、本日は、ツエ―ゲンとトレーニングマッチをおこなうことで剣を磨きながら)リーグ戦に向かう、という勤勉さ、というか、周到さ。

〈どうやって勝つか?、だけのゲーム〉
もともと地力に優位性を持っていて、かつ、かなりコレクティブ(組織的)、インテンシティ(強度)の高いスタイルを貫いた山雅だったので、傲慢な言い方をすれば、負ける気のしないゲームだった。

そのスタイルを貫徹させるための、最大のピース(決め手)は、安東 輝と村越 凱旋。

4 – 4 – 2 の陣形をできるだけコンパクトに保つ光景は美しく、かなり練達してきたな、という印象でした。

ボールへの寄せの素早さ、奪取の執着性、このふたつが、パルセイロを凌駕していた、最大のポイントではありました。

結局は、このスピード感の差が、山雅の決勝点(by 田中 想来)を生んだ、と診ます。

もちろん、ボール保持にこだわらないやり方と、かつ、サッカーの特性から、守にまわる場面は多くあるものの、それほど決定的なシーンを作らせなかった。

ここらへんは、センターバック陣とサイドバックの踏ん張りが大きく寄与している。

〈ゲームコントロールの見本〉
山雅の場合、前半10分過ぎあたりに好調の山があって、これを逃がすと、前半をイーヴンで終える。
昨日は、ゲーム開始の、押し込まれる時間帯を5~6分に巧く収めて、0 – 0 で前半を締めたから、これは、後半早々ギアアップのモードで突っ込んでくるか?、と期待するも、その時間帯は、逆にパルセイロに押し込まれた。

となれば、65分過ぎまで我慢して引っ張っておいて、そこでリフレッシュでしょう!、と思っていたら案の定。

とにかく、この交代が効き過ぎるほど奏功。

菊井 悠介がオシャレな横パスを安東に預け、安東が、今度は絶妙のスルーパスを、前に走り込む田中に送ったのだから。
菊井 ― 安東間の、変態ワンツー、って呼んでしまいましょう。

得点してからの、15分(アディショナルタイム4分を含む)間。

ここは防戦一方に観えたかも知れないが、得失点差を勘定に入れないトーナメントで、しかも、最少得点での勝ち逃げを選択すべき時間帯なんだから、あれで良し。

パルセイロのパワー攻撃が、あまりパワフルでなかったことにも助けられたとは言え、無様を厭わない割り切り、これは今後の強みになります。

10年近く営々と取り組んできた、下部(ユース)組織の強化。

それが、こういう舞台で、またひとつの開花を魅せる、ってのは、ほんと嬉しいことです。

では。

どう死ぬか があるから こう生きられる。

結局のところ、人々の、具体的にどんな行動の結果によって COVID-19(新型インフルエンザ) パンデミックがこうなる、という納得のいく答えは、誰も教えてくれないまま、2年あまりの時は経った。

とにかく、ワクチン打て、マスクして入店せよ、黙って食べれ、の繰り返し。

そう言われ続けて生活するこの国民の〈従順〉は、ひどく思考停止した生き方に違いない。

シナでは強烈なロックダウンを敢行していると、皮肉めいた論調でメディアは騒ぐ。

けれど、上海では強権的に、海のこっちでは周囲の白眼視が嫌で、それぞれやっているに過ぎず、たいして違いのない渡世ではないか。

宗教を否定する社会(民族)では、現世の後にはなんにも無いから、死ぬのがいちばん怖いこと。

だから、一目散に、右向け右で、手法は違うが全体主義な手当てに走るんでしょうな。

英国(グレートブリテン)では、人口6,800万人の 約3分の1(2,200万人)が、既に感染してしまったから、しめた!とばかり、サッカー観戦なんかマスクなしの、したい放題になっている。

しめた、というのは順序が逆で、そういう日常に戻りたいがために、感染を厭わなかった、ということ。

こういうのは、根本には、たとえ死んでも次の世があるさ、という覚悟があるからできることであって。

今のところ、愛知県の人口くらいの感染者(累計800万人)なこの国。

この先も、第何波を、左顧右眄してチマチマと乗り越えていくのが関の山。

そこには、こういうふうにしてしまえ、といったヴィジョンに基づく行動は起きそうにもない。

〈この街とスタジアムにマスクはいらない〉と率先すれば、画期的なんだが……。

夢想に浸りながら、では。

天皇杯の 五月 (長野県決勝戦 プレビュウ)

(時候の憶え、5/5 土手のジャーマンアイリスが開花、ハナミズキの花期長し。)

トップクラブを決する、日本最高峰のカップ戦、天皇杯。

ただし、よもやベスト8には残るまい、といった黙示的な諦観が僕のココロにあって、さらに、チームにとっての殺生与奪は、何と言ってもリーグ戦績なので、

―まぁ、山雅がやるんだし、せっかくだから。

と、行って観戦しているのが、毎年のならわし。

とにかく、2022年は、5/8、5/21(vs 石川県代表、星稜大学×北陸大学の勝者) と、アルウィンで続けて観られる可能性があることを喜ぼう。

5/21の先には、おそらく、ジュビロ磐田が待っている(6/1 @ヤマハスタジアム)が、今はまだ視野に入っては来ない、未来。

で、最初の 5/8。

その相手は、AC長野パルセイロ。

山雅は、ファイナルからの登場、というアドヴァンテージをいただいた。

宮坂 政樹、山本 大貴、このあたりと再会できるのか知らん?

けれど、パルセイロのやってるサッカーが何一つわからないので、第9節の下調べぐらいにはなるだろう。

こっちは、おそらく、横山、菊井、住田、パウリ―ニョ、常田、大野、ビクトルあたりは温存か、ベンチスタートかなぁ?

できれば、リーグ戦でいまだ出番がないディフェンス陣を観てみたい。

野々村、三ツ田、二ノ宮、ここらへん。

勝てれば気分もいいから、そう願うけれど、僕の中では、負けられないテストマッチくらいの位置づけ。

両者ともにファーストユニフォームを身にまとうのかどうか、それが、最大の関心事だったりして。
第9節の、山雅使用ユニフォームが知れるわけですから。

さてと、あと1日かけて、気持ちをすこしでも高めますか……。

では、仕事を切り上げてから、アルウィンで。