6歳児に向かって、バルタン星人のことを教えようとしたら、なんと!彼、もう知っているのには驚いた。
なんということだ。
クラシックを大切にするのはいいが、その分野ではいまだに、先人の遺産を食いつぶしている。
60年かかって、次世代は、それを越えるヒーローを生みだせていない!!!
さて、山雅ファン&サポーターの世代、その年齢構成は、どう変わっているのか、ってのは、たいして愉快な話題でもないから、議論の外に追いやるとして、
これが、チーム山雅のことになると、そうもいかない。
鹿児島戦の、フィールドプレイヤ10人について、年齢(2022年マイナス 生れ年で) を調べたら……、
先発 ☞ 23 ∔ 28 ∔ 32 ∔ 20 ∔ 29 ∔ 25 ∔ 24 ∔ 27 ∔ 33 ∔ 24 = 265
平均年齢は、26.5
5人交代後 ☞ 35 + 25 + 24 + 27 + 33 + 25 + 24 + 23 + 19 + 24 = 259
平均年齢は、25.9
……、であった。
トップリーグから3部リーグまで突っ走った? 3年弱の年月を使って、ようやく、ここまで、世代の交代をした。
ちなみに、2016年頃の山雅は、在籍平均で、28歳超でした。
ま、正確に言えば、若返り、を余儀なくされたということ。
そいつを活かしつつ、いろいろな工夫を織り込みながら、明日に向かって布石を打つ、今は、そんな指揮采配が浮かびあがって来ている。
ですから、その現実を外して今のチームを観てしまうと、マヅイ。
勝ったら全部良し、負けたらダメ、といった、ALL OR NOTHING の思考では、今シーズンは、とてもとても 2位以内へは滑り込めない、と診ます。
いつかどこかで聴いたことのある、強化と育成、という課題ですが、今になって、やっとそれに追いついた、と言えばいいのか、
そのシッポを捕まえるところまで来た、と言うべきか。
これくらいのメンツを揃えておいてから、現場責任者にチームを託さないで、なにが、強化と育成をお願いする、なもんか。
こう考えれば、3部リーグで戦うことこそが、千載一遇のチャンスになる。
逸材の前評価高いルーキーをたんと獲りながら、彼らを、自分のところで開花させられなかった負の歴史を、今こそ、変える時。
要は、強化と育成を、別物と錯覚してしまうようなクラブ内外の環境が、今は、取っ払われた。
(もちろん、ユース年代の育成が実を結んできた事実も見逃せません)
かと言って、2022年に昇格を逃すと、若手有望株をば、根こそぎ持っていかれる怖ろしさも忘れてはならない。
歴史、ということで付け加えると、山雅が成功をみたシーズンを振り返れば、
そこにはかならず、優秀な、空中戦に強い犠牲的なセンターフォワード、それと、俊敏なシャドウ(2列目)が存在した。
単なる歴史返りには賛成できませぬが、そこの部分、どうやって新世代の中に創り出すか?に着手できる、しなくちゃあならない、そういうシーズン。
回帰ではなく、回起、ということはそういうこと。
まぁ、僕自身は、昔は良かったと追慕し、ただただ回帰を願うだけのファンにはなるまい、と思っています。
では。