悪い冗談はやめにして…… (10月のふりかえり❶)

4戦して全敗。

それも、貧相なサッカーだった、10月が終わる。

9月は、なんとか、大内 一生にもらってもらえたけれど、

この内容と結果で、

月間MVPを選べ、というのは、

プレイヤーをひどく侮辱した、悪いジョークにしか、僕には思われない。

そこで、提案します。

ここはひとつ、エプソンさんに願い出て、

時間的な余裕もない中、南長野スタジアムにおいて、

かなり手際良く、催行のための運営をして下さった、

スタッフの皆様全員を表彰したらいかが?、かと。

ひとつの大切な歴史を刻めたのだから。

それができなきゃあ、

10月はスキップ(=辞退) したほうが、

ファン&サポーターへの申し訳なさが伝わるかも。

では。

笑っているのは 誰? (讃岐戦レビュウ❷おしまい)

勘違いされたくないので、繰り返します。

勝ち負けなど、コインの裏表のようで、どっちにも転がるもの。

だから、そこにガツガツと拘泥はせぬが、

僕が、問題視するのは、山雅が今やってるサッカーの中身。

すなおに観ている、おおかたのファン&サポーターは、すでに感じていて、

それを、たとえば、一体なにをやろうとしているのかわからんサッカー、ととらえるのでは?

ゴール裏における観戦口調とか、ふと漏らす声援に、

手ごたえなしの、救いがたい気持ちが潜むのを、僕は、南長野で強く感じた。

闘っているチームはともかく、こういう現象が、マヅイ。

観ている者が、手加減してしまう没頭こそが。

(アリバイ作りのためにも)都度、家人にはメールを入れる。

ゲーム前ピッチ練習のさなか、スタジアムに着いた際の、

― 10分前にスタジアム到着。相変わらずの定例的先発。〈たまたまゴール〉を 期待します。コールリーダー(北の)が、今季の積み重ね云々との話、それが無いというのが萬年説。もちろん、鼓舞します、幸運を!! (13:44)

これだけのタレントを擁していながら、その運用が、およそ迷走めく。

若いチームになった、だけでは解明できない、なにか。

思うに。

早川さんは、最近のサッカーを、現実的、実戦的であると考えている。

でなけりゃ、ロングフィード一辺倒にすることで、売りだった、リジットな陣形を、あれだけ緩めることによって攻守一体を棄てることもなかろう。

昨季とほぼ同様な編成とは、

ボールを率先して(能動的に)動かすことで相手ゴールに迫り、

しかも、多彩な攻撃ができる才能を集めた意思だったはず。

パスで崩してもよし、カウンターできて、ロングボールをも駆使する、といった。

それがどうだ、讃岐戦。

投入したボールは、大柄な相手ディフェンダーに多く阻止され、

運よく手に入ったボールを活かすにも、お互いが孤立し、距離が遠いから、

どうしても無理なフィードをして、ひっかかる、受け手が、そこにいない。

ペナルティエリア外縁まで持ち込んでも、

動きに連動性が乏しいから、パスワークが逡巡し、攻撃がノックダウン。

切り裂くようなドリブルは、小川が、中に絞ったシーンくらい。

要は。

すべて逃げで繋ぐパス、個の、せいぜい2人の仕事になっていて、相手守備網に穴も開かず。

やっとのこと、サイドに出してクロスを入れる態勢を作れば、

相手ディフェンダーに詰められ、よくて相手に当ててゴールラインを割らせ、コーナーキックを獲るくらい。

ま、戦術として唯一ハッキリしているのが、コーナーからの野々村の〈アタマ〉狙いだから、それも、ありだがね。

加えて、脅威となるようなクロスが入らず。

この局面では、あきらかに讃岐に分があって、

同点弾は、豪胆なクロスを、樋口のところで阻止できずに喫した。

讃岐サッカーは、パス、ドリブルに、余裕と鋭敏とを有し、勝者にふさわしかった。

山雅のほうは、勝っていたら(もちろん)嬉しかっただろうが、

果たして、心から喜べる一万尺だったか?

公式記録で、シュート 4本は、もう末期的(讃岐は 8本)。

ミドルシュートは撃つな、のオキテでもあるのか、訊きたいわ。

唯一の救いは、宮部が、縦に駆け上がってボールをペナルティエリアまで持ち込んだドリブル。

サイドバックをアテにしてても、気の効いたクロスはないのを察知した、と信じる。

チマチマとパス多用のサッカーではなくて、

縦に速く、シンプルなサッカーを目指したゆえに、こうなった?とするならば、

このサッカーを、我が意を得たり、と笑っているのは、

自称、堅守速攻派、つまり、守旧派な皆様だけ。

― 残念でした。(僕から 17:25)

― えッ、勝ったと思ってたのに。山雅ちょっとまずいですよ (18:14)

― 前からまずい、が萬年説。無事に帰宅。(19:21)

では。

ジリ貧サッカーにもつき合うけれど(2025.10.26讃岐戦レビュウ❶)

後半アディショナルタイム。

立て続けに、同点と、逆転ゴールとを被弾し、

1 – 2の敗戦。

シーンその❶
ゲームが終わり、篠ノ井駅行きシャトルバスの列で。

隣に並んだ少年に声をかけると、

広丘駅から乗ったという、それも、ひとり観戦な、中学二年生だった。

こんな負け方するなんて……と彼。

なまじにショックな土壇場劇だったから、

その印象が邪魔をするんだが、同点にされた時点でゲームは決まった。

川西のペナルティキックはオマケであって、勝ち点を 1減じたに過ぎず。

このサッカーをやってる限りは、いま 3部チームのどこと当たっても、

ほぼ順当に負ける、と思う。

実際、讃岐の攻撃には、こっちよりも数段迫力があったし……。

窮鼠は、結局、猫には勝てずだね。

万が一、勝てたとしても、鬱屈と不満は残ったよ、きっと。

……なんてことは、

雨の中たたずむ、その紅顔の少年には、とても言えなかった。

シーンその❷
南ゴール裏(本来は、北)で、お隣りには、20~30代の女性。

― 私、三重から参戦なんです,。

ひとりで、クルマでやって来た、とのこと。

讃岐のほうが、落ち着きがあった、とおっしゃる。
☞ これは、かなり的を得たゲーム評。

指揮官のインタビュウでは、きっと、

南長野をホーム化してくれたファン&サポーターには申し訳ない、から始まるんだろう。

現状のサッカーを見限って、醒めて観ている萬年爺いはどうでもよいが、

その謝罪が、

あの中学二年生、三重からはるばるの女性、

彼等のココロに伝わるものであってほしい、つくづくとね。

無思想な、ジリ貧サッカーとなっても、

山雅には、もちろんつき合いますけれども、

いまのフィールドマネジメントをやってると、

大リーグのワールドシリーズの対戦者は知っていても、

プロ野球の(日本シリーズ)でやってるチームは知らない。

まさか。

松本界隈で、山雅の価値が、そこまで下落することも、あり得るよ。

そのジリ貧サッカーの中身については、プレビュウ❷で。

では。

ビル エヴァンスでうらやむ。

入れかえるのも手間なので、

後ろに駐めてあった、家人のクルマを拝借して、買い物に出かけた。

乗ってみて、驚いたことに、

僕のとほぼ同じ車格なのだが、車内の音響が、断然に良い。

デッキ本体なのか、スピーカーのクオリティなのか、

たまに車を交換してもらいたくなるくらいに。

おかげで、

流れていたビル エヴァンスの〈Nardis〉に聴き入ってしまった。

その曲が終わって、次に〈My Foolish Heart〉が始まる流れには陶然となる。

車窓を通り過ぎていく、犬と散歩しているご婦人。

なにやら人待ちで腕組みをしてたたずむ男性。

そんな光景が秋になじんで、

天国では、こういう感じで風景を楽しんでいるんじゃあないか、と思ったほどだ。

では。

荒唐無稽と笑えるかい? (讃岐戦プレビュウ)

まづは。

ホーム宮崎戦は、11/5(水曜日ナイトゲーム)、甲府市小瀬で

タイムリミットは、11/28までのゲーム消化。

ゆえに、現実的に、実務的にクリアするのが、クラブの仕事。
ありがとうございます。
こっちも、それに応えてなんとかするか……。

さて、讃岐戦に向けて。

❶相模原戦は、クロスを 25本も叩き込んだにもかかわらずの、敗戦( 0得点)。

シュートは、12本。

勝てなかった理由は、

たまたまこっちのゴールが決まらなかった、とでもしておこう。

入れたクロスが、たまたま中でミートする、のではなく、その確率をできる限り高めたいが、

ここだけの話、

あまり期待できない(理由は明かさない) から、とにかく〈量産〉で、分母を大きくするしかない。

ひとつ気にかかるのは。

終盤 40分過ぎに、シュートを 4~5 本被弾していること(こっちも打っているが)。

これを、間違っても、勝利への執着心が足りなかった、とアホな心的な論評はモチロンしない。

ただ。

ゲームを握るための力の配分や、アクセント、ってことは大いに考えるべき。

前後半の開始 15分は、フルスロットルで行くはいいが、

ずっと一本調子で飛ばしてばかりでは、アタマが疲労して、ロクなプレイしか生まれません。

ドリブルは、いつもよりずっと多く発動。もっぱら、滝 裕太が稼いだ。

あのミドルシュートがポストに嫌われなければ、あなたがMOMだったのにね、とご本人にもお伝えしたのだが、

今節も、ああいう個人技での突貫は、続けよう。

❸で。❶❷を目論む意味で、下図の布陣を提案する。(200%やらないだろうね)

今季の集大成などを、僕は期待しないので、

来季の特別大会を経て、8月リーグ戦をスタートするための骨格を、ゲームを通して紡ぎ出すことのほうを願う。

〈布陣のねらい〉
・ロングフィード路線に固執するならば、この前線に当てて、ボールを手に入れる。

クロスを、サイドバックの専担事項とするのはやめて

両サイドで、アウトサイドハーフとサイドバック、さらにはセンターバックの上がりを絡めて、ボールを中へ、と持ってくる。(チームとしてやっていなさそうだが……) ☞ これを、考えられた戦法として観たい!!

いろいろ言われて悔しかったなら、

どんな手でもいいから、ゴールを挙げてみな、ってことです。

最後に。

カマタマーレ讃岐が、攻撃的データにおいて山雅を上回り

かつ。

直近 4連敗を喫し、相当な覚悟で南長野入りするだろう。

……なんてことをおもんぱかる余裕など、我らには、1ミリだってない。

では。