28歳で、現役引退か……。
つい、感慨にふけってしまいはするが、
サッカープレイヤーの現役生活は、僕らが傍で思うよりもずっと短い。
安東 輝 氏の次なるキャリアは、山雅スポンサーの或る企業、という。
つまりは、この松本の地で、これからも暮らすのか。
ならば、HSM (梓川のアウトドアショップ)や、イオンモールなんかで、この先、お逢いできるかもしれませんね。
その時は、お声がけしますよ。
あらためて、現役生活お疲れさま、そして、ありがとう。
で、こんな曲を聴いてしまう。
では。
28歳で、現役引退か……。
つい、感慨にふけってしまいはするが、
サッカープレイヤーの現役生活は、僕らが傍で思うよりもずっと短い。
安東 輝 氏の次なるキャリアは、山雅スポンサーの或る企業、という。
つまりは、この松本の地で、これからも暮らすのか。
ならば、HSM (梓川のアウトドアショップ)や、イオンモールなんかで、この先、お逢いできるかもしれませんね。
その時は、お声がけしますよ。
あらためて、現役生活お疲れさま、そして、ありがとう。
で、こんな曲を聴いてしまう。
では。
☞ 滝 裕太の完全移籍は、けっこうな強化、と診る。
調べたら、ちょうど1年前。
〈順位予想〉の名に隠れて、自分のご贔屓をチャッカリと 1位に持ってくるような、無邪気で、厚かましいマネなどするものか、
そんなのは〈願望順位〉だろうに、
と責めつつ、萬年式で、リーグのライバルたちを書いていた。
当時、キーワードは、〈西高東低〉。
鹿児島、今治が本命。愛媛、北Qがくせ者(大穴)、富山は、堅調に上位。
岡田に依存し過ぎた北Qをのぞけば、
他の4つは、最後まで優勝争いに絡んだから、僕の予想は、おおかた的中した。
(その前、1年間3部リーグに熱心につきあえば、それくらいはわかる、がホンネ)
で、2024季も一応、全体を俯瞰してみる。
まづ。
2部から参戦場を変えて1年目の、大宮、金沢。
彼らは、2部でやっていたからそれなりの力量だろうが、昨季のゲームを観ていないので、正直わからん、が前提で、
今季の特徴は、〈東高西低〉かな?
いわてグルージャなどは、手強そうでイチオシ。
東日本のチームには要警戒、ということです、山雅にとって。
といっても、西のチームとやるのだって、同様にタフには違いない。
ただ、補強が、どこか単発的、一本釣りにみえてしまう。
新戦力が融合しなければ話にならないのは、どこも同じか。
ひとつ。
今治が、先季のJFL得点王日野 友貴を、ミネベアミツミFCから獲っていて、彼と阪野のコンビには、興味が持てる。
更に、柏からもFWを獲得したらしく、面白い存在。
ただし、攻撃的に来るチームは、かえって組みしやすいのが、山雅。
では。
たまたまゲーム当日、金曜の夕方。
拙宅に訪れた息子に、
― 代表のゲームくらい観たほうがいいよ、と諭されたので、
じゃあ、ということで、DAZNで、ゲームのほとんどをナマ観戦した。
DAZNについては、実況は入れずに、
林 陵平氏が、ひとりで語ればそれでいいくらい、優れた解説だったように思う。
で。
ゲームは、1 – 2 の敗戦。
勝てなくて残念だったが、
(おそらく) ただ勝つよりもずっと、サッカーの面白さを教えてもらった。
両者が、自分流儀をまっとうしようとする部分に、見応えが詰まっている好ゲーム。
観て、時間のムダを思わなかったことを感謝。(これが、いちばんの感動かな)
普段、一緒にやっていない同士の集合体であるから、
代表チームは、個人技量への依存度がかぎりなく高く、そのクオリティは、日本が圧倒的に優勢。
誰が、とはいちいち言わぬが、剛健、俊敏、洗練、そういった味わいがプレイの随所にあって、感心した。
イラクにとってみれば、ああいう(カウンター攻撃がらみの)得点しかあり得なく、かつ、時間の多くを防戦に追われることは明々白々。
ゆえに、攻撃は、あいまいなハイボールなどで日本ディフェンダーをやっかいな体勢にしておいて、すかさずシュートを放つ。
これらを忠実に遂行させた指揮と、遂行したプレイヤーの規律と一致は、素晴らしく、イラクを称賛すべきだろう。
で、我が方は?
まぁ、僕があまり肩入れしていないこともあるけれど、
この敗戦、血相変えて、落胆や、悲嘆するような深刻な性質でもない。
今や、東京五輪世代のタレント群を中心に、
あれだけのスピードとテクニックをベースに、より連携と工夫を磨けば、道は拓ける(と予感)。
たとえ、識者や代表OBが騒ごうとも、
過去を超える可能性を秘めたチームになりつつあるんだから、雑音にかまわず、怖れずにやるのみ。
ただし、ひとつ。
これは強みとまったく表裏一体のことですが、
あれほど、ペナルティーエリアに侵入してからのシュートにこだわるなら、
プレイに〈遊び〉というか〈タメ〉を織り込む必要を感じました。
特に、端から守備的にくる(アジアのほとんどの)チームに対しては。
では。
凡そ、文学、絵画、音楽などの作品は、いったん作り手を離れてしまえば、鑑賞する側の特権で、自由に味わえる。
むしろ、創った側の説明などは、うるさくて、不要。
だから、美術展で、解説用のイヤホンを借りて会場を回っている御仁を見るたび、
急ぎ情報を仕込んでいる、にしたって、
せっかく〈画〉そのものに打たれたくて来ているのに、
余計な雑音で、感嘆の眼を曇らしてどうするの?、と思う。
が、しかし。
或る楽曲を、あんまりに身勝手に解釈していることもあって、
おいおい、それは違う、という例を、ひとつ挙げておきます。
早い話が、外国語(ここでは英語)を、日本語に直すにおいて、かなり素養が足りないゆえの、誤訳かな。
〈I Shall Be Released〉は、ボブ ディランが 作った曲(1967年中に)。
ザ バンドの歌唱(演奏)によって名声を得て、多くカヴァーされてきた。
歌詞(英語)をたどれば、これは、
冤罪で刑務所に入っている男の、プロテストそのもの。
たとえば、映画『ショーシャンクの救い』(邦題☞ショーシャンクの空に、1994年公開、米)の、無実の罪で 20年間監獄に居た主人公、そんな境遇が思い浮かぶ。
実際、世には多くあるに違いない冤罪のひとつを訴えようと、ディランが作った。
歌詞の冒頭……(萬年訳出)
とって代わらぬものなどない
行く手は 短くはない とは聞くが
俺は 忘れはしない
ここ(牢獄)に 俺をぶち込んだすべての奴ら、その顔ひとつひとつを。
おれの光がやってくる
西から 東へと向かって
そうさ、俺は釈放されるべきだ
すぐにでも ただちに
英語は詳しくないけれど、shall、という言葉に、道義的に強い意思が込められていることだけはわかります。
この歌が描く情景を、表現したかったがために、
(ザ バンドで) ヴォーカルを担当したリチャード マニュエルは、、喉から絞り出すようなファルセットを、歌唱法として採ったのです。
結論。
いくら、美しいメロディーラインであろうとも、
漠然とした日常の不自由さ、束縛感。
そういったものからの解放、といったような、
甘え切った心情の表現としては、この楽曲を聴けない。
では。
2023季の山雅。
反則ポイントは、リーグ中位(11位) の 57 (ゆえに、フェアプレイ賞ならず)。
警告(イエロー) は、リーグで 7番目に少ない 46。
退場(レッド)が、 2回(リーグ最多タイ)。
警告の中で、異議、遅延行為が 8回。(最多は、愛媛の 12回)
……そこそこだが、上等ともいえない。
他方、〈反則数〉をみると、福島 (381) に次いで、リーグ2位の少なさの、417。
(参考☞ リーグワーストは、奈良の、621、ついで、愛媛 558の ブービー)
で、要点。
ボールを握ろうとするサッカーが、ファールの少なさに表われていることは確かなんだけれど、
反則ポイントで、リーグトップクラス(フェアプレイ賞)を獲れないのは、
めざす攻撃サッカーのクオリティに、進化すべき余地が相当ある証拠。
ボール保持が破綻し、それを挽回せんとするためのファール、
反転カウンター攻撃に曝され、止めようと無謀に犯したファール、
あるいは、瞬間、激情的になっての非紳士的な行為……。
ファールは、相手にフリーキックが与えられるばかりか、自分たちのリズムに水を差してしまう。
かつて、2部リーグの、反則ポイントのマイナス好事例は、
大阪▲15(2013季)、エスパルス▲24(2016季)、大分▲45(2018季)。
ボールを支配し、攻撃的なスタイルをまっとうしようとするなら、結果として、こういった数字を叩き出さないと。
3部リーグのサッカーは、インテンシティ(強度)重視、などと言っているうちは、
この地平から上へと、脱却はできません。
得点とらなきゃあ始まらない、と言ってる僕ですが、
得点するプロセスの良否は、指揮官が言う得失点差の拡大よりも、反則ポイントを注視します。
昨季の愛媛とは、真逆なスタイルでリーグ優勝をめざしましょう、山雅。
では。