世間知らずの大騒ぎ。

レストランらしいお店に沿って歩いていたら、

なんと、ちょうど僕の眼の高さを、

灰色の猫が一匹、悠然と歩いているではないか。

― おいおい、あれ、生きてるよ!!、と並んで歩く家人に言う。

以前。

相方が、とある喫茶店で、

カウンターの上を猫、つまりは、その家の飼い猫、が歩いているのを眼にして、

二度とあそこに入るもんか。(要は、食品衛生の欠如)、と繰り返し話してた記憶があるので、

これこそ、その光景の再現ではないか!、と僕は言いたかったんである。

けれど。

その時、家人は、一向に僕の指摘に同調もせずに、

― これが、猫カフェね。

インバウンドの観光客にも、ずいぶんと人気らしいわ。

 

……たしかに。

店内には、けっこうな数の猫が居て、

ところどころに、くつろいでいる人類が、数人いらっしゃる。

入り口の看板には、時間料金が書かれてあった。

 

世事に疎いとは、まったくこのことで、

翌日、このことをジョー氏に話すと、

当たり前のように、ここら辺のお店を教えてくれて、

しかも、それほど新しいトピックでもない、とのことだった。

では。

再会……。(2025.11.9高知戦レビュウの打ち止め)

画面を通してみると、

かなり多くの山雅ファン&サポーターが現地参戦の様相で、

本当に頭が下がる。

無事なご帰松を祈ります。

20分。

林 誠道が、クロスを身体で押し込んだゴールを守り切る格好で、

1 – 0 の勝利。

勝利すれば、シュート数の少なさも云々されず、まぁ、そんなものだ。

萬年式皮算用の、1勝はこれで確保、予定とおりに、ことは進む。

さて。

高知サッカーについて、誤情報になってしまったかも知れず、

蹴り出しは予想したが、カウンター攻撃はそれほど尖がってもいなかった。

 

基底のどこかから前線にロングボール、それと、高い位置からのロングスロウ。

なんだよ、これ、

かつては、Jリーグ参入したての、どこぞのチームがやってた戦法じゃん。

土佐の国にて、ひと昔前のご自分に再会……とはね。

あれにつき合わされて、チームはお疲れでしたが、我慢して切り抜けたことを讃えます。

萬年的には、

右サイドで、先発で、馬渡と松村を共存させ、

なお且つ、馬渡から、佐相へとスイッチってのは、観たかった配置なので、

かなり満足度は高い。(佐相のサイドバックは、前に推奨しておりました!!)

前半終了間際に、傷んで交代の山本 龍平は気の毒だったけれど、

樋口に替えるならば、もっと彼の〈アタマ〉(ヘディング)を意図して活かすべき。

サイドに張った馬渡へ出しておいて、

そこから、右サイドへ流れた林にパスが通される。

これは、あらかじめ描いてある展開である(はずだ)から、高知ディフェンダーも後手を踏むようになる。

これこそ、〈定番化された〉連携と言えて、チャンスを創出してた。

他にも、あといくつかは、作り込んでもらいたい決め技だと思う。

では。

わかりやすいが安心もできず(高知戦プレビュウ)

今節の対戦相手、高知ユナイテッド。

3 – 4 – 2 – 1 を採用し、カウンター攻撃に強み。

ショートもロングも得意とするから、高い位置からの守備も丹念か。

右シャドウの水野(ヴァンフォーレからのレンタル)が、攻撃面の多くを担うキープレイヤー。

昨年山雅に在籍したジョップ君も、ワントップで起用されている由。

……とくれば、比較的にわかりやすいサッカー。

が。

そもそも、やりたいサッカーがボケてしまった山雅にとってみれば、

どこをどうする?、という方法論にしても、決め技に乏しそう。

ボールを失っての反転攻撃をおそれ、ますますロングボール戦法に傾きそうでもあるけれど、

突き出しボールが行ったり来たりは、当方にあまり有利とも思えない。

かように。

こっちが高知を知ろうと思っているように、相手だっておんなじで、

最初から飛ばしてくるが、我慢すれば、終いにはガス欠で失速するから、オープンな展開に持ち込んで、そこを衝け、で向かって来そう。

しかも、最近は連敗に苦しみ、雰囲気も良くはあるまい、と都合良く思いながら。

ならば。

対戦相手に勝ち点という貯金を積ませる〈山雅銀行〉と思わせておいて、

たとえ、チームとしてのオーガナイズに不足しようとも、〈個の強み〉でもって、

むやみに力まず、逃げの姿勢にも走らずに、立ち向かおうではありませんか。

念のため、誤解を避けるために。

僕が提案する、思い切って平均年齢を下げてみたら?、の中身は、

若手とヴェテランの混合(併存)のコントラストを際どくしたメンツを試せ、ということ。

村松のように、たまにポカをやるかも知れんが、閉塞に新鮮な穴が開くことも確かです。

DAZN画面のこちらから、応援してます。

では。

終末の皮算用でもいたそうか (宮崎戦レビュウの向こう)

鹿児島戦のファイトを、100点とするならば、

宮崎戦のそれは、60点がせいぜいだった。

しかも。

以前に、これだと、5、6連敗もあり得る、と指摘したところの根本事情は、

依然カイゼンの兆しが見えていないので、

現状だと、どことやっても勝ち目が期待できないのが、ホンネ。

……としてしまうと、身も蓋もないので。

残り4ゲーム。

1勝1分け2敗で、勝ち点を 40まで積む、というのが、切なる皮算用。

 

小瀬では、ゴール裏からゲーム後、(温かい?) 檄として、山雅コールが繰り返されたけれど、

ゲームの出来からだと、

鹿児島で糾弾しておきながら、甲府の夜の激励とは、とても理解できない。

このことから、ゴール裏(応援の統率陣営)が、

いかにゲームを診ずして、感傷的、情緒的な反応をしているか、がわかる。

勝たせる応援、と言うならば、勝たせられない現実に関し、自省があってしかるべき。

 

以下、あるデータを並べる……、(対戦相手名の前の数字は、節をあらわす)

29 栃木SC  13 < 19 ☞ 11%

30 福島  8 < 15  ☞ 13%

28 金沢       9 < 20  ☞  30%

32 相模原   12 < 15 ☞  33%

33 讃岐        8  < 13   ☞ 31%

34 鹿児島   10  < 15  ☞ 53%

31 宮崎        5  <   9   ☞   44%

❶左に山雅のシュート本数、右に相手の本数。すべてで相手が多い。

❷☞ 右の%は、相手がゲームのラスト 15分間で、総本数のうちで放ったシュートの割合。

ただし、讃岐、相模原、福島、鹿児島戦については、山雅もこの時間帯で、遜色ないくらいのシュート比率だった。

……まぁ、こういうことです。

❶☞ ゴールの母数でこれだけ差があれば、必然、ああなる。

❷☞ この傾向は歴然なので、

宮崎戦プレビュウでは、終盤20分25分間は、ゲームコントロールのためにも、リーダーシップの存在は必要なり、と僕は指摘した。

指揮陣も、これはヤバい、と思ったんだろう。

ラスト22分は、康裕、林を投入、

さらに、80分過ぎには馬渡を送り出している。(これが、対策だっのだ、きっと)

やらないよりは良かったが、ただし、結果(=勝利)には結実しなかった。

宮崎戦は、(こっちの)シュート本数と、終盤の撃ち込まれの劣勢で、最悪。

しかも、手を打って、これだから、末期症状に近い。

こうも、シュート本数が貧しいのは、

こうしないと決してシュートを打たない、打たせない、との決め事があるのか、ないのか。

この貧打サッカーには、

まるで悪意(=サボタージュ)のようなものさえ感じてしまう筆者ではあります。

では。

無題。(2025.11.5宮崎戦レビュウ)

一度は追いつくも、その1分後に突き放され、そのまま……ジ エンド。

スコアは、1 – 2 。

晩秋の小瀬の趣きもあって、

なんだか寂しいゲームでした。

昨夜の準備と運営に携わっていただいたすべての皆様に深く御礼申し上げます。

 

……その場その場で、余裕もなしにあくせくやってるんですけどね。

定番的な、決め手、決め技を持たないサッカーは、観ていて辛いです。

対し、宮崎は、ツートップが、ここぞで、十八番のシュートを決め切ってますから、

究極は、その差が、勝敗を分けました。

まぁ。

今持てるカードと連携で、これから 4ゲームをマットウしましょう。

ここまで来たら、できない事をあげつらっても、要らぬ雑音に過ぎません。

数値的にプレイオフ圏内確保が消滅した途端に、

指揮官指弾のキャンペーンにいそしむような、

某新米(メディア)とおんなじに思われても心外ですしね。

ただただ、滝 裕太の怪我が心配です。

では。