愚直にグーで行け (SC相模原戦レビュウ❷)

ゲーム前に、山雅に近い或るお方と雑談。

― 僕からすると、今の山雅は、対戦相手がどうあろうと、グーで押し通す。
が、個人的には、時には、チョキ、パーの変幻サッカーもみてみたいですね。

1~2分のチョッとした立ち話は、僕の考えをおおいに整理してくれて、

ロングボールで、前線からのプレッシングを無力化し、かつ、アクチュアルプレーイングタイム(実際ボールが動いている時間)を極小化せんとするサッカーに対し、

特に、前半は苦しんだけれど、

セットプレイと、それが崩れた2次攻撃に対する守備がまづかったための立て続けの失点。

そこをのぞけば、それなりに戦えていた。

アクチュアルプレーイングタイムの極小化、および敵陣でのプレイ、ということにおいて、相模原は徹底していて、

たとえば。

センターサークルにボールセットしてのスタートは、常田がキッカーだったが、敵陣奥深くへ、わざとラインを割るボールを蹴り込んだ、2度とも。

その間に、陣形がサッと高い位置に展開する、こういう準備した緻密さがあった。

このゲーム、コーナーキック総数22本、セットプレイ総数24本、そこにさらに、スローインが加わるから、アクチュアルプレーイングタイムは、

30分そこそこだっただろうから、それも、山雅にとって逆風だった。

端から、そういったサッカーなんだから、

今回の場合は、クロスとセットプレイ対策がおぼつかなかったわけで、それには、キチッと対策をし直してもらうとして、

ロングボール作戦には、たとえ手こずっても我慢、割り切って対応するしかないと思う。(今後も)

愚直に、ハイプレスでやりとおす、ってこと。(ロングボールも、そのためのものと解釈)

さて、後半。

3失点の後の、62分に

佐藤、ソラ、アレンを、3枚同時投入してから、かなり形勢を挽回できて、

そこから、シュートを多く積む。

(相模原は依然としてロングボール一辺倒)

つまり、ドリブルをかませながら、地を這うボールで前進し、

ここから、クロスの投入、コーナーキック獲得へと、攻撃を展開できた。

かつての、カイガのプレイが想起された、#18 佐藤 遼の、縦横にスペースを縫うような動きは、魅せます。

……以上、今節は、多くの口が言うような、〈完敗〉では決してないから

不利、不調な時間帯を、いかに短くするのか?、これに、個とチームが傾注すべき。

では。

正直は,正義なのか? (2026.9.13 SC相模原戦レビュウ★印象論)

ドロー、だけれど、しかたなく決着をつけるためのPKをやって、結果、

ヒヤヒヤで、勝ち抜きの権利を得ただけなのに、それを、

〈今季初勝利〉と、メディアが浅薄な見出しを打つものだから、

その気になっちゃう、つまり、期待過大な人々が多く生まれてしまう。

そういった単純さが、山雅ファン&サポーターの愛すべき部分でもありますけれど、

反面。

パスが相手にプレゼントパスになっちゃうシーンなど、途端に、スタジアムを支配する〈嘆息〉。

そういう感情の、いちずでマジメな表出が、

チームとゲームから、ハツラツと意欲を奪うことに気づいていない。

だから、ホームで勝たせられないのでは?

……思うところあって、

前半はバックスタンドで観戦し、ハーフタイムに北ゴール裏へ移動。

チノ氏に、挨拶がてら、ゲームの感想を乞うと、

― あくびが出ちゃった……。

プレイスキック(コーナーキック含む)とロングボールの応酬ばかりで、

グラウンダーのやりとりが、スカスカ。

チームワーク(チームとして機能すること)と、ボールへの執着(寄せの速さ、鋭さ)で、

対戦相手に押しまくられた、となれば、

そりゃぁ、前半だけで、あくびも出るに違いない。

萬年的には、

プレビュウで指摘した、ベルマーレ戦における懸念(セットプレイ対応方式)と、

両者が、多く撃ち込んでいるクロスの多さ、

それが、結局は、

ゴール(特に失点)として、結実(もちろん悪い意味で)したのが、いやはやなんとも。

チノ氏の指摘を含めれば、

セットプレイにおける攻守の拙劣、それが勝敗の〈肝〉だった……。

今日の午後になって、

出先で、ハイライト動画を観ただけ。

なので、もう少し、キチンと観返してみて、

言うに値いすることがあったら、それは、レビュウ❷として書きます。

まぁ、しかし、アルウィンは、正直者。

昨夜の場合、南の民衆は、力んでBOOもする気にもなれず、って感じでした。

では。

思へば,遠くに来ちゃったね (SC相模原戦プレビュウ)

そんな歌の文句を思い出すのは、

1年半前の、ホーム相模原戦のスタメンで、現在も在籍なのは、安永レオ、ただひとりで、

サブに、キム、佐相、樋口、松村が控えていたが、

ただ、彼らを入れても、あの日の登録メンツの75%は、もはやチームを去ったから。

(他方、相模原は、高野 遼が先発、加藤 拓己 がサブにいた)

ロング、ロング、アゴー、アンド、ファア ラウェイ……。

これほどに、プレイヤーの流動性が高く、年毎にチームがガラッと変わるなら、

その変容を、どうこうできないファン&サポーターにしてみれば、

チームに不変性、普遍性を求めたい時に、

山雅にまつわる、なんらかの〈共同幻想〉を持ち出したくなるのも、わからなくもない。

ふだんは、そういうものには辟易している僕ではあるけれど。

……おっと、話が逸れた。

〈かなりの強敵です〉
Jリーグデータサイトから、両者のここまでのスタッツ集計をひろってみると、

❶得点と失点 松本 5 – 6、相模原 8 – 5

❷シュート 松本 56、相模原 63(リーグ2位)

❸コーナーキック 松本 35、相模原 32 (リーグ1、2位)

❹フリーキック 松本 55、相模原 58

これに、他所からの数字では、(ゲーム平均で)

❺クロス 松本 21、相模原 22  (リーグ2、1位)

……で、ほぼほぼ似た数字を叩き出しているが、

若干、相模原が優れていて、それが、彼我の順位差につながっている。

監督は、2年間指揮を獲るから、戦法の徹底度も、それなりに強固か。

まぁ、やるにおいて、相当の難敵なのは、たしか。

〈どこのポジションが注目か?〉
単純化すれば、

両者ともに、その左サイドが、攻撃の最重要、かつ、最活発ポイント。

と、そこからのボールを待って、ゴール前へ入る攻撃陣。

だから、石﨑氏が、ルヴァン杯で、高野、野田を疲弊せずに済んだのは、大きかったはず。

反面、双方とも、右サイドにおける攻守の出来が、かなり問われる

〈ルヴァン杯で感じた懸念〉
自陣に入った位置からの、相手フリーキックに対する守備の件。

いまの山雅は、かなり高い位置にラインを設定して、守る。

これはいい。

問題は、ボールをはじき返した、それからの対応。

ルヴァンでは、その際、ラインを素早く上げないために、

相手が拾ったボールを、こっちのラインがそのままで、再度、ボールが入ってくるのを待つ、そんな様相だった。

これだと、相手の波状攻撃を、ミスミスゆるすこととなり、ゲーム主導権をこっちに持ってこられない時間は増す。

ベンチからは、設定したラインを崩さないでステイせよ、という指示なのか知らんけれど、

みづから、サンドバック状態を作り出すなどは、愚かしいと思うんです。

守備の安定を真っ先に求めるのは、あくまで攻撃に専念したいがため、が石﨑流と理解しているので、

ここでは、守備ラインを、ムダに下げるな、と指摘したい。

では、アルウィンで。

ルヴァン杯あれこれ❷(vs湘南ベルマーレおしまい)

〈浪花節かよ、サッカーも?〉

より高みをめざす(べき)個人事業主として生きるプロサッカーの世界を前にして、

違う男(or女) の元に去った恋人を、自分の魅力不足を棚あげにして(=自分の盲点)責めたてるとは、

センチメンタルな未練も、ここまでくると、見苦しくて、不快。

こねくった惰弱なボールの軌道は、

僕など観ていて、深澤が、意識的に外したんではないか、と確信しまうほどにぶざまだった。

だから、ドラマチックな終末にするには、

あれだけ、GK高麗が、旧友を煽ってるんだから、

深澤は、左枠内にピシッと打って、それを、横っ飛びした高麗がはじく。

……これで、はじめて、劇的なPK戦の幕切れ。

PKを外したりストップされた味方プレイヤーを、真っ先に駆け寄っては鼓舞するキャプテン深澤の姿が、ベルマーレでも、やがてみられるようにと祈ります。

〈カップ戦の現実〉
ともに、9/5のリーグ戦先発メンツと比べると、

湘南は、先発とベンチスタートには皆無の、完全ターンオーヴァー
(しかも、8人まで帯同できるサブを、6人でと、延長戦かつかつの交代カードを用意する省エネ思想)

他方、山雅は、ひとり(金子 光汰)をのぞき、10人のターンオーヴァー
ただし、ベンチには、9/5先発の 5人を置く。

これには、さまざまの思惑とやりくりがからまっていると思うが、

観てるこっちは、それを適当に邪推しながら楽しめばよろしい。

ベルマーレには、小野瀬、奥埜といった懐かしい名があって、

そうか、かれら、リーグ戦ではあまり出番がないのかい?、と推断するしかなかったけれど、

実質的には、このふたりにアシストとゴールの仕事をゆるしたがために、ドローで終わったようなもの。

奥埜の2得点は、やっぱり、一瞬のマークが甘い。

ペナルティエリア内にボールを運ぶ技量がたいしたもの。

が、7年ばかり以前のベルマーレの迫力は、この程度だったっけ?

90分で(☜捕捉)勝てるゲームではあった〉
思い切りよく、ペナルティエリア外縁からでもシュートを撃ち込む積極性があって、シュートは、20本近く。
しかも、枠内が、80%くらいか。

前線からのプレスも、ゲーム慣れしないメンツがやったにしては、かなり上等。

となれば、勝っておかしくないゲームを落とした、とも言える。

よく言えば、レギュラーと、ノンレギュラーの格差はそれほどでもなく、

逆に。

もっと、鋭利なチームを、競争によって彫り出さないと、

他を圧倒する腕力(脚力)がまとえない、そんな感想です。☜もちろん、期待大。

20日後の、vsアルビレックスのメンツは、如何に?

では。

ルヴァン杯あれこれ❶(2026.9.9 1回戦vs湘南ベルマーレ)

延長戦までやって、3 – 3。(実質ドロー)

PK戦を勝ち抜いて、これで、次ステージへと進出。

その2回戦も、ホームでできて、

9/29(火) 19:00 ゲーム開始の予定。

これから、9月から 10月にかけての日程をみると、

週中のゲームはあるにせよ、ホームゲーム(移動無し)がうまい具合に入ってるから、比較的に、心身には負担がかからなくて、助かりますかね。

……観ている側の、勝手な感想ですけど。

最初に。

萬年式ゲームMVPを発表しておきますと、

❶連続降雨を感じさせない、素晴らしく水はけ上等のアルウィンと、それを整備してくださる人々。

❷ゲーム中は、ほとんど雨をもたらさなかった天候。

このふたつでありましょう。

ゲームに水を差される、なんてことが皆無だった!!
(ロングスローには、少々、影響があっただけで)

プレイヤー的には、#20シブリョ―の受賞には、まったく文句ありませんけれど、

1ゴール1アシストの、#18 佐藤 亮を、推したいですね。

いい味出してましたから、おっつけリーグ戦に投入は、間違いなしでしょう。

彼と、#7 松岡リム、これらテクニカルなプレイヤー待望論です。

つまり。

9/29 2回戦vs新潟戦でも、出場に飢えたプレイヤーの活躍が楽しめるってことで。

ついでに。

まわりをながめておけば、3部リーグの半数10チームが、

ルヴァン1回戦を勝ち抜いていて、先発メンツのチョイスによっては、

2部チームをジャイアント、と表現できるご時勢では、とてもとてもありません。

では。