なるほどの かりがね。

信州まつもと空港が、4年ほど前から、

新千歳空港事務所在の、〈航空管制運航情報官〉(航空管制官ではない)からの、無線によるリモート運用下にあるのを、つい先日に、知った。

松本のように交通量が少ない空港13を、新千歳が対空センターとして管轄。

パイロットは、情報官からの交通や気象情報によって、離発着をおこなう。

だから、松本の管制棟は無人で、

離発着時、有視界飛行に責任を負うのは、パイロット。(ほとんどの場合、そうなんだろうが)

さて。

……これと同じような事象を、かりがねサッカー場で目撃した。

今季はじめて、山雅の公開練習へ出向いて、小一時間ほどみていたのだけれど、

ここで、詳細は書けないが、

ハーフコートで、攻守に関することをやっていたが、プレイが止まる毎に、

選手が、具体策(と思われる) の打ち合わせをしていて、

または、選手間で、厳しい注文があったりで、

みづからが考えてプレイを組みたてる気風を感じた。

ほかにも、工夫を凝らした練習であったり、属人的なメンツの入れ替えも、それなりに緻密(にみえた)。

ああいった仕掛けは、

頭で考えることを、瞬時に、身体で再現できるところまでを狙っているのだ、きっと。

プレイスピードを落とすことを禁じて、実戦レベルを要求している。

メディアを含めた万人公開の場で、これだけ見せているなら、

非公開時に、もっと深い部分に落とし込んでいれば、これは、なかなかいいじゃあないの。

最後に、指揮官と言葉を交わした際、

― どうか、鍛えて、鍛えて、よろしくお願いします、と申し上げた。

では。

球には 海の向こうの。

山雅の公式サイトで、株主総会における経営陣の刷新、

それと、当期の決算内容が発表された。

財務内容は、つっこみどころのない堅実さを示している。

企業の価値は、

良質の商品やサーヴィスを社会に提供することにより、雇用する者の生活を保障し、かつ、国民の義務としての税金(法人税)を納めること、にあるから、

まづ、黒字化は評価できる。

が、その背景には、

(家人がコピーしてくれた) 新聞報道によると、トップチーム人件費の削減があって、それなりの緊縮をしたのだ。

つまり、過去サイコウだった頃よりも、総年俸では、約5億円減少した。

けれども、もちろん、良質なサーヴィス(最高のファンサーヴィス=勝つこと)は、望みますよ。

退任役員には、いままでの貢献に感謝し、

新任/再任マネジメントには、より一層の奮闘を期待するのみ。

先日、大宮戦の際、(前社長)小澤 修一氏に、これからも(CROで)よろしく、とご挨拶したら、

― いやいや、これからのほうが大変です、とのご返事であった。

売上的には、今後、1.5~2倍をめざすとか。

すると、収益30億円のクラブになるということだから、ざっくり言って、

トップリーグになんとか手が届く(定着は相当困難)、といった楽しみが待っている。

さて、海の向こう。

イングランドの 2部リーグ(EFLチャンピオンシップ)では、

コベントリーシティFCが、25年ぶりの、1部(プレミヤ)リーグ復帰を決めた。

一時は、4部リーグにまで落ちたこともあったので、他人事でも嬉しいニュース。

イングランドでは、

2部といっても 平均観客は、30,000人、3部で 10,000人、4部で 5,000人。

我等の感覚では、とても想像が及ばないが、

その経営状況もかなりなもので、2部クラブのほとんどは大赤字。

たとえば、売上15億円の山雅でいうと、選手年俸に30億円以上を使っている。

これは、1部リーグに昇格すると莫大な放映権料がふところに入るのをアテにした、一攫千金狙い。

とても、持続的でまっとうな経営とは言えないけれど、

それができるのは、これらクラブのオーナーの多くが、外資系(富裕の)だから。

さすが母国、イングランドサッカーの持つ市民レベルの根っこの深さは目指すべきだが、

すくなくとも、我が山雅には、こんな博打みたいな経営はしてもらいたくない。

そもそも、できやしまいか。

では。

なんという至福。

このリーグ戦も、残すところ約3分の1の、7ゲーム。

現状、トップのいわきが、2馬身弱ほど頭抜けていて、山雅が狙うポジションは 第2位、が現実的か。

いわきとは、勝ち点で 8差。

この先、いわきの取りこぼしがあるやも知れんが、直接対戦以外は、他力だのみの世界。

さて。

ここで、ラストセブンの暮し方をみてみると、

5ゲーム ☞ 札幌 山雅

4ゲーム ☞ 福島 長野

3ゲーム ☞ いわき 大宮 磐田 藤枝 岐阜

2ゲーム ☞ 甲府

……これは、各チームが残すホームゲームの数。(太字は対戦がこれからのチーム)

つまり。

我らがチームは、5回も!!、ホームでたたかう機会を残す。

かつ、今季の山雅、

ホーム/アウェイ勝率では、ホームが優っているから、

おおいに楽しみな数字なんであります。

もちろん。

これを、アドヴァンテージ、チャンスにできるかについては、

チームも、ファン&サポーターのほうにも、やるべき事があるにせよ。

では。

変容は よりたしかに (札幌戦レビュウ❷)

ボールが落ち着かない、ゲーム導入部は別として、

札幌が、イニシアティブを握っていたのは、

風上にまわった、後半開始 10分くらい。

残り80分近くは、山雅が、ほぼゲームの主人公だった、と思う。

あきらかに、ボール運用のクオリティがこっちに高く、

かりに、このカードを、

8月からの2部リーグ戦の内でやったとしても、見映えは十分にあるだろう。

……とは言うものの、2つの失点。

ひとつ。ゾーンの外側の、相手プレイヤー動静の見落とし (by 松村)、
ふたつ。ペナルティエリア侵入者への寄せのまづさ (by 樋口)、

単なる事故、で終わらせないための修正は、きっちりと願いたい。

……違う表現をすれば。

山雅は、あくまで自己のデフォルトをやっていて、

山雅のオーセンティックさが際立ったのは、

札幌のほうが、勝てば官軍的な対応サッカーをしていたゆえ、と言えようか。

❶前半は特に、キーパーから、ロングフィードを使用。
(ロングフィードの競合勝率は山雅が高い、というより、札幌は競わずにセカンドボール狙い)

❷ツートップ+小田の右サイドに対し、センターバックふたりと、サイドバックひとりの、3人(=同数) の基底ラインを手当て。

❸コーナーキックは、マンツーマンで、山雅の#2と、#9は、執拗にマーク。

❹後半は、風上を意識して、(リードを背景に) 蹴り出しボールでいなすことで、山雅陣内に押し込みをかける。

……特に、上記❹の趨勢に対し、山雅は、早めの 58分にフォワード2枚を投入。

この交代が効いて、山雅の、人とボールの動きが増強し。

それと並行して、守りに入った札幌の、陣形ライン間のスペースが空いて、

そこへ、うちのボランチが、わりと自由に入りこめるようになる。

このゲームの、萬年的MIPが、#30 澤﨑  凌大なのは、

この時間帯を含め、攻守面におけるボールの動かしによって、攻撃のリズムを創出したことによる。

井上アレンの同点弾には、澤﨑による、絶妙なボール供給があった。
(今節に至り、90分フルタイムの出場が実現)

チーム全体としては、無責任なプレイがなく、

サイコウなチームへの変容は、着々と進んでいる、との実感です。

指揮官としては、

小川を準備していた矢先のペナルティキック被弾だったことが、惜しまれるかも知れませんが。

では。

勝ちに来たコンサドーレ (札幌戦★印象レビュウ)

1 –  2 の負け。

一度は追いつくものの、数分後に失点、は残念でした。

あのPKは、相手がもらいにきた程度なものでしたから、こういうのは滅入る。

事故みたいな失点ふたつ、ってのは藤枝戦を思い出させた。

しかし、戦績の流れとしては、

(PK戦は、あくまでドローなんで) これで7試合ぶりの敗戦というところに、

新生山雅の、歩みのしたたかさ、を感じます。

しかも、(失点しつつも) このところ、無得点ゲームがとぎれない。

が、今節は、〈無失点で、かつ、複数得点〉のベンチマークからは、少々遠かった。

そのサッカースタイルを変えてまでして、勝ちにこだわってきた札幌。
ホームでもあり、よほど、勝ちたかったんでしょう。

それと、なんら見劣りすることなく闘えていた山雅でしたが、

たとえば。

加藤や小田のところに身体的にタメなディフェンダーを充ててくるとか、

ロングフィードで、頭越しにカウンター気味にボールを配球してくるとか、

先制したら、割り切って、カウンター一筋で守備を固めるとか
(その場合は、ボール保持がこっちに傾く)、

そんな状況と相手を、どう打破するのか、

26/27本リーグになれば、今回のコンサドーレよりかもっと

対戦相手のなりふり構わぬ姿勢があからさまでしょうから、けっこうな課題ですよね。

58分。

新鮮なフォワードを2枚入れ、3トップにして、

ダブルボランチ(深澤、澤﨑)へと変更したことにより、

これが、アレンの同点弾に実ったのですから、機敏な良き采配だったと思います。

得点をするプレイヤーが、このように増えていくのは、素晴らしい。

また。

小川の、左サイドバックとは、

あらたな保険を見つけましたね、指揮官。

では。