【現地発速報】たしかなるアルウィン (札幌戦レビュウ)

本拠アルウィンにて、

初お披露目の我がチームは、

3 – 0 の勝利。

(北ゴール裏での、チノ氏とのハーフタイムとゲーム後の総評をおおく踏まえ)

札幌は、その流麗なパスワークを楽しみにしてはいましたが、

どうも、フィニッシャーが不在、あるいは、

最後の決め(=シュート)までの持ち込みに、いまひとつアイデアが感じられない。

だから、結局は、

#13 堀米の、業を煮やしたようなボレーやミドルシュートしか記憶に残らず、

そこらへんはおそらく、現在、模索中に違いない。

他方の、山雅。

ここまでの 4ゲームからは、攻撃面の仕事が、かなり整理整頓されてきた。

ツートップは(交代を含め)、ゲーム毎に、重複しないような組み合わせを丹念にトライしていて、

加藤がロングフィードを頭で落とし、それを、周辺の村越が活かすシーンが 2度ほどあり、

一回はコーナーキックまで持ち込めて、

それがゲームの流れをこっちに引き寄せる、という成功事例を示せたのは収穫。

3点目。

遠く南ゴールのことゆえ、一瞬なにごとなのか?、と。

なんだか笑ってしまうようなビューティフルゴール(by 藤枝)ではありましたが、

端緒は、

こっちのペナルティエリア付近から、安永が前方を狙ったロングフィード。

#25 白井が、前線まで相手を追い込む際は、他のセンターバック(含サイドバック)がスライドして、守備ラインを堅く保つ。

……かように、おのおのが、かなり良いパフォーマンスを繰り出しつつも、

〇〇のチーム、といった、特定の個への依存性がまったく感じられないチームの容貌。

あきらかに、新生な山雅。

 

……しかし、山雅プレイヤーがスタジアム一周の際、札幌ファン&サポーターに挨拶をはばかられるほどに、

あれだけの長時間、チーム全体を直立不動で立ちんぼさせる……。

或る集団に形成されたひとつの儀式化。

と、みなせば、なかなかに興味深い現象ではあるんですけれども、

でもね、

ここは、あくまで、サンプロアルウィンであって、

サッポロアルウィン、ではないから、

居残りレッスンは、ホームでゆっくりやったらいかがでしょう?

では。

なりふり構わずやるのか (札幌戦プレビュウ)

前節の甲府戦。

小瀬で、ヴァンフォーレ先輩から学んだ最大の教えは、

相手に圧倒され、主導権を握られたなら、

たとえ、蹴り出し専門の見苦しいサッカーに徹してでも、勝利に強欲な姿勢だった。(コーナーフラグでの時間稼ぎ、久しぶりに観ました)

さらには。

スタジアム全体にみなぎった、つまらんプライドにこだわることなく勝ちを喜ぶ空気。

これぞ。

さかのぼる444年前、離反と裏切りの中で、武田氏の滅亡を看取った、甲斐人の醒めたリアリズムの継承と、称賛すべき。

さて。

今節の札幌戦、

勝敗の分かれ目は、ヴァン先輩が示した、強欲な勝ち星願望に違いない。

パスワークに優れ、攻撃大好きなサッカーをめざす札幌と、

強烈なプレッシングを前/全面に押し出す山雅の対戦となれば、

ゲーム様相は、押し込む松本と、それをはがして侵攻するコンサ、といった様相になるが、

そこでは。

どれだけ自己流を貫くのか、あるいは、ラフな捨て球を使ってでも好機を創るかの、塩梅とやりくりが、活路を拓く。

つまりは、なりふり構わずとは(どちかといえば)、

札幌が、そういう割り切りサッかーを、どれほどやってくるのか?

それがゲーム局面をかなり左右するだろう。

山雅からすれば、

❶やることは従来通り、くわえて、札幌が繰り出す頭上を越えるロングボール対策を怠らないこと。

❷札幌の攻めの急所はやはり、サイドの侵入だろうから、

そこへのボール供給ポイントである、センターバックと中盤ダブルボランチに仕事をさせないこと。

ここらは、運動量よりもポジション取りに優れる相手ボランチを、

こっちのボランチが、いかに、スマートネスとタフネスで狩れるかにかかる。

❸と、同時に。

こっちのサイドプレイヤーは、常に、高い位置取りの札幌サイドバックの後方を陥れよう。

ジャッジや相手プレイヤーに、ウダウダと物申すような姿勢を払拭しつつある山雅であるから、

くりかえしますが、

アタマの体力(=考える力)を、90分間切らさないスマートネスとタフネスで行きましょう。

では。

ノースフェイス。

こっちには、ザ(The) がついていないことに、ご注意ください。

5か月ぶりの北ゴール裏の観戦と、同志との再会を前に、高まる気持ちを表現するには、

フェイス(Faith、信奉)が、ピタリくるかな、と。

先日。

自分なりに緑化を、と思い立ち、

蟻ケ崎の某診察待合室に、(喫茶山雅で分けてもらった)サイコウのポスターを貼らせてもらった。

ふたりで貼りながら、そこの主人が、

― 今年の山雅はやりそうだってね、監督も変わっりして、とおっしゃる。

どこから情報を得ているのか、(おそらくは)アルウィンには足を向けない市民の、こういった好意的な反応と関心こそ、山雅の大きな資産だと、つくづく思う。

アルウィン近くに住む職場の同僚は、スタジアムに一段と沸き起こる歓声に、山雅がゴールを挙げたのか、と想像するらしい。

これに比べたら、

ゴール裏のルールは~、などといきり立っているのは、器量が小さ過ぎて、お相手する気も失せる。

ところで。

ホーム4試合が、他会場に振りかえせざるを得なかったための、

シーパス以外のチケット売上損は、これを〈得べかりし〉利益としては計算できないからどうしようもないが、

明らかに算出できるクラブの、経済的な損失の半分については、アルウィン所有者の県が負担する、とか。

これはありがたきご厚意であり、朗報。

(ファン&サポーターの要した遠征費用は、しかたがありませんな)

では。

てんとう虫のように (VFK戦までを終えて)

草の 一本橋

あお空 高い

太鼓 たたいて

てんとうむし 渡れ。     

(by 都築 益世 つづく ますよ 1898~1983年)

アマチュア農作業者の気づきのひとつは、

てんとう虫は、葉の先端まで行ってその先がなくなると、そこから飛翔する、という習性。

いつもお天道様(=太陽)に向かって飛び立つから、てんとう虫。

(これを実感するのが、人生のこの時期になるとは)

押し込まれても、いったん下げてやり直すときも、常に前に向かおうとする今の山雅は、どこか、てんとう虫にも似ている、と思う。

一本橋を元に戻ることなく、前へ前へと向かうだけ。

だから、観ているこっちに、

一筋の道をたどり、やがては!!! 飛び立ってくれよ、との期待は高まる。

❶守備(主にセンターバック3人体制)の安定。

❷3 – 3 – 2 – 2、5 – 2 – 3、 3 – 3 – 4、と局面で変容(=修正)しながら、守功を全うさせようとするシステム採用。

❸それを実現するための交代カードの投入に説得性がある。

❹やられたら、獲れらたら、すかさず獲り返す厳しい執着心。

❺鼓舞しあう気風が、チームから発散されている(リーダーシップ)。

たとえば、VFK戦では。

#23高麗(GK)を、後半風上にまわったのを機に投入、その鋭い弾道のロングフィードが活かされた。

#30 澤崎は、今季お初に左ウィングに配され、すると、ボールがもっと手に入る。
かつ、プレイスキッカーとして働きを魅せた。

ここまでチームの輪郭が露わになれば……あとは、

獲ったボールをどうやってペナルティエリアに入れて、ゴールとして仕留めるか、というストーリイが、

おおかたのファン&サポーターの、主要な関心となる。

だから、観ている僕らに、集中と、良い意味での緊張が絶えない。

守功の策が、ぼやけてしまう傾向にあった昨季とのおおきな違いは、そこ。

現状。
後半へばった相手が、苦し紛れに、せめてはカウンターをと、蹴り出した長いボールを回収し、さて、それから?……との繰り返しが多い(相手がリードしていると特に)が、

……ひとつだけ。

つまり、左サイドバックのカード不足と沈滞を、どうやって克服するか

サイドバック樋口は、数値的にはゴール期待値がチームトップ。なぜなら、

反対サイドから投入されたボールをシュートするアクションによるから。

ならば、次は、
樋口が、みづからのサイドから、どうやってボールを送るのか。

澤崎を使うようになったから、樋口、宮部、澤崎間で連携のアイデアを開発するのが、まづは優先。

田中 想来を、左サイドで活かそうとする布陣をやってるが、

または、宮部をサイドバックへ出して、松村をセンターバック(左)とする?

あるいは、佐相を、思い切って左にコンバートするのか。

両サイドが活性化されていればこそ、相手の守備間を〈疎〉にできるから、

真ん中のスペースを自由に使え、

そうなれば、相手との距離に余裕が生まれ、

詰められる窮屈さも減って、バタバタとせずにシュートまでいける。

……が、萬年式妄想でござる。

では。

【現地心象論】松本へ帰ろう,前を向いて(VFK戦レビュウ)

結果は、0 – 1 の敗戦。

甲府による得点は、オフサイドからの抜け出しによるもの。

直後、松本ベンチからは強く抗議があったように見えた。

が、ジャッジがそれを採ってくれなければ、残念だが、ゴールはゴール。

(少なくとも、あとひとつ戻りオフサイドを見逃していて、ま、望ましい技量にない線審でした)

さて。

ゲーム後半の山雅。

対策(修正)が効いたりして、その盛り返しがミゴト。

相手を凌駕する落ちない運動量、ボールへの執拗なアプローチ、前進する姿勢で魅せてもらった。

甲府は、サイドへボールを運んで侵してくるだけの力を持つチーム、だとは思うが、

あれで平常運転なのか、目一杯なのかどうか?、バックスタンドで、横に座るヴァンフォーレサポーターに訊いてみたくはなった。

というのは、

それだけ、自分のサッカーの描出において、山雅のほうが明確、かつ、優っていて、

極端な話、どっちが2部で、どっちが3部のチームかが、わからない、そんな趣き。

この調子だと、来年の秋には、対戦してるかも。

かように、後半はこっちが獲ったゲームだったから、

残念なのは、

攻撃のつくりにおいて、もうひとつアイデアと精確さを欠いたことだった。

ゆえに、危なげのない守備のところは良しとして、やはり、攻撃に課題を残す現状、と戒めておきましょう。

やっていることに迷いが感じられず、研ぎ出したいサッカーが観てとれる、こういう信頼感が、実に、良い。

爽快です。

萬年、今季初の現地観戦でしたが、小瀬で、いいものをみせてもらいました。

……このアウェイ4連戦。

筆者的な胸算用は、勝ち点4かなぁ、だったので、1点足らないが、まぁまぁ。

事故みたいな失点だった対藤枝戦をのぞけば、あとの負けふたつは、同点と逆転の可能性があったし。

ともかく、これで、やっとこさ帰松。

ホームで、新しいチームを、全ファン&サポーターにお披露目できますね。

では。