さて、今回は、すこし踏み込んだゲームレビュウ。
アウェイからの帰途、
車上ルーチンワークは、助手席の家人に、ゲーム後監督インタビュウを読んでもらうこと。
そして、今節。
読み終えた家人は、
― ちっとも、この敗残を痛感してない!!、と吐き捨てたんだけれど、
僕のは、すこし違っていて、
どうやら率直、痛烈に言いたいところをかなり我慢している、そんな感じがした。
やりたいことはアタマでは理解しているけれど……、あたりは、登録プレイヤーの技量に対する見切りを、できる限りトーンダウンした言い方だ。
これを読む者は、
― 残念ながら、これが、現況精一杯の技量なんだけれど、それでも、なんとかこの路線で行きたい、そう解釈すべきだろう。
不調や怪我の情報をできるだけ避けている様子もあって、
特に、サイドバックに置きたいプレイヤーの不在に苦慮していることは、明らか。
僕は、天皇杯予選のサイドバック配置については、てっきりリーグ戦への煙幕とばかり思っていたが、全然違った。
プレビュウで書いたとおり、対長野戦のキモは、サイドの攻防であったはず。
で、橋内 優也を右に置かざるを得ないとすれば、このサイドから敵陣奥深くの侵入は、榎本 樹による単騎突入が目に見えているし、
右 山本 龍平では、屈強な長野5バック守備とタメにやらすのは、あまりにも酷
特に、山本の場合、左方向にフタをされると、連携をかまさないと、単独で左へと切り崩すのが、なかなかむづかしい。
もちろん橋内、山本ふたりは力を出し惜しみすることもなく奮戦していたが、
両サイドは、どうだろうか、欲目でも、2 対 8 くらいの、圧倒的な劣勢であって、それがほぼゲーム趨勢の比率となり、
このエリアの閉塞が、山雅の敗因の かなりを占めた、と思う。
そして、両の翼をもがれた状況を、他の局面でひっくり返すだけの、工夫と智恵がなかった。
後半、榎本を下げたことで、状況はますます絶望的になるも、
橋内に替えて宮部 大己を投入したことで、左サイドにいくらか風を吹き込めるようになったので、あそこは、先発宮部でしたね、やはり。
要は……、読者お察しのとおり、下川 陽太と藤谷 壮の復帰(復調?)がないかぎり、よほどのテコ入れをしないと、この厳しさは続くと診ます。
では。