ふたつの場合に適応せよ (長野戦プレビュウ❷)

山雅のやり方は、

相手がどう来ようと、基本、それほど変わらないと思う。

ひとつは。

❶前から陣形的に連動しながら、強烈にプレッシングすることで、

高い位置でボールを奪ったら、そのままゴールをめざす。

または、サイドへ展開し、そこを経て、ゴールマウス中央で勝負。

❷ロングボールで、あるいはセットプレイから、

こっちの最後衛に刺しこまれた場合は、ボールを入手したら、

すかさず、ロングカウンターの態勢に入って、できるかぎり枚数をかけて、ゴールを陥れる。

これらは、互いに、いったり来たりして、攻守が交代する場合。

もうひとつは。

(おおくは相手が先制して) 守備隊形をしっかり固め、あわよくばカウンターで追加点を狙う場合。

または、本来のリーグ戦で、相手が弱者として向かってくる時。

これは、もう、前節の札幌戦の 60分以降にやったことの連携と精度を上げて、

相手ゴールに向かうしかない。

札幌戦は、けっこう見応えのある保持型サッカーだった。
(保持せざるを得なかったので)

特に、深澤と、澤﨑のたちまわりが効いていた、と思う。

要は、インサイドハーフのところで、ボールをさばいて、ラストパスを出し、フォワードに撃たせることについて。

相手の出方、ゲーム展開で、このふたつを上手く運用しよう。

あとは。

アクチュアルプレイングタイムを短くしようとも、セットプレイに入念な工夫を凝らすこと。

おそらく、山雅の攻撃における最大テーマは、

相手の守備(態勢)が整うまえに、攻撃をやり切ってしまう、これです。

では、プレイヤーの招くアルウィンで。

まづは敵を知る (長野戦プレビュウ❶)

最近のパルセイロはどうだい?

で。

対いわき戦(4/19)と、対ジュビロ戦(4/12) を、チラ見した。

いわき戦は、1点先行された後の前半に、GKがレッドで退場となって、10人で闘うはめに。
それからスコアは動かずに、ゲームセット。

ただし、これは、

いわきが、数的な優位を衝いたサッカーをやらず(おそらくはできない)に、

かつ、そのシュート精度がかなり悪かったことが、おおく起因する。

(なので、いわき戦は参考にならず)

次に、磐田戦。

こっちは、最終的に、1 – 1 のドローだった。

前半、磐田が先制するまでを観たが、

長野は、4 – 4 – 2。

ロングフィードを多用して、前に早く(速く)やって前線FWへボールを入れて競わせる。

ただし、僕の注目は、対戦相手におおく向いてしまう。

つまり、このゲームにおける磐田サッカーの魅力のなさに、驚いた。

なんらの持ち味もなくて、ちっとも面白くない。

相手にあわせるがごとくに、ロングボールの蹴り出しばかりが目につく。

ここと、長野戦から中二日(4/29)で、ナイトゲームでやるのかと思うと、チト感慨深い。

いや、長野同様に、監督交代を敢行したジュビロゆえに、ここから変化があるかも知れないが。

 

……話が逸れてしまいました。

パルセイロに戻れば。

ざっくり言うと、

飾り気のない、実直なサッカーで、〈前方向〉を意識している、そんな印象。

ジュビロ戦では、ボール支配が、55%くらいだったもよう。

通期だと、これが、45%だから、

ボールを持つ持たないについて、流儀の変更があるのかも知れん。

けれど、

いわき戦が、壊れたゲームだったので、現時点では判断はできません。

監督交代によってどうなったのか?

萬年所感は、詳細がわからないこともあって、

ひたすら、アタリマエのサッカーをやってる。(チームの良化は、また別の話)

これに尽きます。

では。

なるほどの かりがね。

信州まつもと空港が、4年ほど前から、

新千歳空港事務所在の、〈航空管制運航情報官〉(航空管制官ではない)からの、無線によるリモート運用下にあるのを、つい先日に、知った。

松本のように交通量が少ない空港13を、新千歳が対空センターとして管轄。

パイロットは、情報官からの交通や気象情報によって、離発着をおこなう。

だから、松本の管制棟は無人で、

離発着時、有視界飛行に責任を負うのは、パイロット。(ほとんどの場合、そうなんだろうが)

さて。

……これと同じような事象を、かりがねサッカー場で目撃した。

今季はじめて、山雅の公開練習へ出向いて、小一時間ほどみていたのだけれど、

ここで、詳細は書けないが、

ハーフコートで、攻守に関することをやっていたが、プレイが止まる毎に、

選手が、具体策(と思われる) の打ち合わせをしていて、

または、選手間で、厳しい注文があったりで、

みづからが考えてプレイを組みたてる気風を感じた。

ほかにも、工夫を凝らした練習であったり、属人的なメンツの入れ替えも、それなりに緻密(にみえた)。

ああいった仕掛けは、

頭で考えることを、瞬時に、身体で再現できるところまでを狙っているのだ、きっと。

プレイスピードを落とすことを禁じて、実戦レベルを要求している。

メディアを含めた万人公開の場で、これだけ見せているなら、

非公開時に、もっと深い部分に落とし込んでいれば、これは、なかなかいいじゃあないの。

最後に、指揮官と言葉を交わした際、

― どうか、鍛えて、鍛えて、よろしくお願いします、と申し上げた。

では。

なんという至福。

このリーグ戦も、残すところ約3分の1の、7ゲーム。

現状、トップのいわきが、2馬身弱ほど頭抜けていて、山雅が狙うポジションは 第2位、が現実的か。

いわきとは、勝ち点で 8差。

この先、いわきの取りこぼしがあるやも知れんが、直接対戦以外は、他力だのみの世界。

さて。

ここで、ラストセブンの暮し方をみてみると、

5ゲーム ☞ 札幌 山雅

4ゲーム ☞ 福島 長野

3ゲーム ☞ いわき 大宮 磐田 藤枝 岐阜

2ゲーム ☞ 甲府

……これは、各チームが残すホームゲームの数。(太字は対戦がこれからのチーム)

つまり。

我らがチームは、5回も!!、ホームでたたかう機会を残す。

かつ、今季の山雅、

ホーム/アウェイ勝率では、ホームが優っているから、

おおいに楽しみな数字なんであります。

もちろん。

これを、アドヴァンテージ、チャンスにできるかについては、

チームも、ファン&サポーターのほうにも、やるべき事があるにせよ。

では。

変容は よりたしかに (札幌戦レビュウ❷)

ボールが落ち着かない、ゲーム導入部は別として、

札幌が、イニシアティブを握っていたのは、

風上にまわった、後半開始 10分くらい。

残り80分近くは、山雅が、ほぼゲームの主人公だった、と思う。

あきらかに、ボール運用のクオリティがこっちに高く、

かりに、このカードを、

8月からの2部リーグ戦の内でやったとしても、見映えは十分にあるだろう。

……とは言うものの、2つの失点。

ひとつ。ゾーンの外側の、相手プレイヤー動静の見落とし (by 松村)、
ふたつ。ペナルティエリア侵入者への寄せのまづさ (by 樋口)、

単なる事故、で終わらせないための修正は、きっちりと願いたい。

……違う表現をすれば。

山雅は、あくまで自己のデフォルトをやっていて、

山雅のオーセンティックさが際立ったのは、

札幌のほうが、勝てば官軍的な対応サッカーをしていたゆえ、と言えようか。

❶前半は特に、キーパーから、ロングフィードを使用。
(ロングフィードの競合勝率は山雅が高い、というより、札幌は競わずにセカンドボール狙い)

❷ツートップ+小田の右サイドに対し、センターバックふたりと、サイドバックひとりの、3人(=同数) の基底ラインを手当て。

❸コーナーキックは、マンツーマンで、山雅の#2と、#9は、執拗にマーク。

❹後半は、風上を意識して、(リードを背景に) 蹴り出しボールでいなすことで、山雅陣内に押し込みをかける。

……特に、上記❹の趨勢に対し、山雅は、早めの 58分にフォワード2枚を投入。

この交代が効いて、山雅の、人とボールの動きが増強し。

それと並行して、守りに入った札幌の、陣形ライン間のスペースが空いて、

そこへ、うちのボランチが、わりと自由に入りこめるようになる。

このゲームの、萬年的MIPが、#30 澤﨑  凌大なのは、

この時間帯を含め、攻守面におけるボールの動かしによって、攻撃のリズムを創出したことによる。

井上アレンの同点弾には、澤﨑による、絶妙なボール供給があった。
(今節に至り、90分フルタイムの出場が実現)

チーム全体としては、無責任なプレイがなく、

サイコウなチームへの変容は、着々と進んでいる、との実感です。

指揮官としては、

小川を準備していた矢先のペナルティキック被弾だったことが、惜しまれるかも知れませんが。

では。