材料は,ほぼそろってる(2026.10.25山口戦レビュウ)

0 – 2 の敗戦。

かなりな時間でゲームを支配する立場にあったから、惜しい敗戦でした。

― 劇薬は要らないね。

とは、ゲーム後、チノ氏(北ゴール裏同志)の表現でして。

サッカー流儀、チームスタイルのプラットフォーム(土台、架台)がほとんど出来上がっているのだから、

あとは、それに載る部分の、課題を、実直につぶし込むしかない、ということだろう。

(もちろん、変化がなくて良い、ということではないが)

それは、たとえば、山口戦を例にとれば、

ゲームの流れの勝負どころで、決め切る、ということと、

攻撃へと即転化する守備、そんなことでしょうか。

では。

あまりに属人的ですが……(山口戦プレビュウ)

レノファ山口を語るについちゃあ、

その前段で、奈良クラブを引き合いに出さなければ。

奈良は、

僕から観て、(3部では、山雅をのぞいて)いちばん面白いサッカーをしている。

つねづね、現コーチの高橋 祥平氏には、その秘訣を訊きたい、と思っているけれど、

もし今、中島 賢星が、奈良に在籍していたら、もっと多彩なことができるのでは?

だが、しかし。

彼は、現在、レノファで、(記憶では)右シャドウを担っているのだ。

僕の見立てでは、中島は、ディフェンダー(とGK)以外のすべてのポジションをこなせるはず。

もしも、石﨑さんなら、彼をボランチに置いて、センターラインを、攻撃的に安定させるだろう。

要は。

対戦相手としてレノファを考える場合、

彼に、アシストを稼がせないために、

こっちの左サイドで、自由な仕事をさせないこと、これが肝心。

(つまり、そこは、樋口と松村に頼む、となるわけですが、連戦の疲れが、チト気がかり)

もちろん、レノファは、他にも、有能なタレントを多数擁するはず。

だが、なにせ、僕がよく知っているのは、あとは山本 龍平のみだから、勘弁して下さい。

龍平については、北爪、佐相が押し込め。

山雅のチャンスは、

レノファが上位チームをみていて、山雅をあまりマークしていない点にある。

こういう雰囲気は、大いに利用すべきであって、こっちのスキを排除して、相手の(心情的な)スキを衝くだね。

あとは、23日に登録が完了(Jリーグデータサイトで確認)した、

背番号 #9 ウエリントンを、どうやって、山雅サッカーのパズルの一片として、あるべきところに収めるのか?、の課題。

65分過ぎからの投入になるのか、どうか。

実は、ウエリントン加入については、

フェリペ氏に、通訳の肩書が復したことが、いちばんの安堵でして、

予想される明日の悪天候で気持ちが沈みがちなのを、嬉しいことで、すこしでも挽回しましょう。

では、アルウィンで。

足すのか,削ぐのか (長野戦レビュウ❷おしまい)

失点については。
2次攻撃へのライン前進(上げること)と、カード覚悟のカウンター対策を、能書き的に言っておく。

が、少なくとも後半の50分間、あれだけ(相手陣内で)ハーフコートなサッカーやりながら、無得点であったことにフォーカスすべき。
そういうゲームが続いているから、重症という。

課題❷ 攻めにおける整理を。

不足だから、では、何かを加える必要があるか?

ではなく、ひょっとしたら、それは、逆に、削ぐ作業なのかも知れない。

従来。

山雅は、3 – 3 – 2 – 2を採った、つまり、アンカーをひとり配す方式。

が、長野戦は、ダブルボランチ(金子光汰、松村)を置く、3 – 4 – 2 – 1へ。

これは、中盤でのボール奪取および回収ポイントを増やす案として、以前から

萬年推奨の策だから、腑に落ちる。(金子を、ボランチで使う是非はまた別)

実際、ゲームでは、セカンド回収にだいぶ優位性を発揮した。

で、そこから先の話です。

陣形全体を高く押し上げて、相手陣内で、円弧上にボールを左右に周回させて、

さて、そこからどうやって、ゴール到達へ持って行くのか?

両サイドへの(センターバックを含めた連携による)展開、

サイドより幾分か狭いスペースに、縦にボールを投入すること、

後方から、3人目がせり上がってくる厚み、

そういったものには、練習による作り込みを感じさせる。

ゆえに、山雅に約束事がない、とするのは間違いであるし、

それは、おそらく、ゴールに結実しない結果に誘発された、誤った観方。

ここには、ひとつの逆説があって、

相手を自陣に押し込むほどに、かえって、その守備網を密にし、ゴール前スペースを窮屈にするということ。

僕からすると、批判を受けるべきは、クロスの精度ではなくて、

最後の詰めで、山雅プレイヤーが、互いに近距離で錯綜し、しかも、相手守備ラインと並んでしまうこと。

せっかく、ダブルボランチにしたのだから、前線に入れたボールを、

一旦グランドの、ゴール幅のエリアに、マイナスに落としておいて、後方から入ってくるシャドウなりボランチが、余裕あるモーションで、撃ってみたらどうか?

かつて、セルジ―ニョとパウリ―ニョのセットでよくやっていたこと。

クロスが、そのままアシスト弾、とみなされていると、結局、それをアタマで入れる、というイーヴンなボールになってしまう。

……と、ここまで書いてたら、何々?、

あのウエリントンが完全で加入だって?! (山雅からメールで配信する手厚さ)

ならば、アーリイクロスにヘッド、が有りうるね。

ブラジルでパウリ―ニョが動いてくれたのかどうか?、

2024年4月のルヴァン杯(@アルウィン)、その時は敵同士だったけど、今度はチームメイト。

期待します。

では。

渡すな お株を (長野戦プレビュウ❷)

株とは、江戸時代の用語で、

幕府(=政権)や、商業的な組合から与えられた、ビジネス権益や、専売特許のこと。

小林監督は、いわば、山雅のお株を奪うようなゲームを仕掛けてくるのだから(前回同様に)、

それに対し、

あくまで、こっちの十八番をむこうに渡さない、あるいは、奪還する、あるいは、強みで過去を上まわる試合を創らねばならない。

前回記事で、強みの整理と発動を願う、と書いたのが、それで、

ピッチのそこかしこに、次々と顔を出す運動の量と質、

適度な距離を保ちながら、縫うようにボールを運び、サイドを変えていく中盤、

両サイドでの押し込み、

後方からの、鋭いロングフィードと、セカンドボール回収、など。

重要でないポジションはない。

けれど、このゲームを、より攻撃的にやるには、

最前線をグッと押し上げるためにも、2列目での仕事がキモになるはず。

そういう意味では、カネショー、サトリョ―、村上、松村、こういう面々の躍動に期待しましょう。

広島戦では、GK高麗からのロングボールが効いていたので、そのミッションを、今回は、野田や蓑田に移管するとして、

そうなれば、

7か月前に、東福寺のスタジアムに立ったスタメンで、今回もスタメンをはるのは、最大にみても、たったの 3人。

これほどの変遷をこなして、チームを保ち、ゲームをこなす指揮官の偉大さよ。

特別指定の渡辺(産業能率大学4年)をも動員するようなチーム事情もあると思われますが、

ピンチをチャンスに変えるのが、勝者たらんため、踏むべき道なのさ。

では、篠ノ井で。

広島戦のようにはいかない (長野戦プレビュウ❶)

……今は昔の、先のおおいくさの末期、
スメラミコトの御居を、信濃の国は、松代の、皆神山の地中深くへと遷さんとせしが、
信州とは、神州にも通ずるゆえに、必ずや神風も起こらん、との願ひも虚しゅう終わんぬ。
幾星霜を経て、皆神山を眺める平には、競技場なるもの建立せられ、民の愉しみのため蹴球に興ずる時代ありて、そを詠める。

みすゞかる

信濃の秋に

皆神の

空舞ふ球(たま)の

白線に落つ    by 萬年亭ルカ。

 

……コンパクト、かつ、整然と陣形が組まれ、

次々とボールを転送しては、くりかえし攻撃をしかける山雅戦士ら。

ルヴァン杯で魅せたあの姿を、切望はすれども、

今節は、同じようにはいくまい、と思う。

なぜなら。

長野は、

こっちの陣形を乱し、プレイヤー間を引き離すために、

ボールホルダーには、素早い突っかけをおこない、

山雅最終ラインの裏を、常にロングボールで侵そうとするサッカーを仕掛ける公算が大きいから。

しかも、ボールへの接近は、前もって仕組んだ側のほうが早く到達するのが容易なので、厄介。

要は。

相手の嫌がるスペースへとボールを入れ続けるサッカーに、どう対抗するかを考えないとならず、

その場合、今一度、自分の強みを整理して、発動するとしても、

かき乱されるリスクの低減をも計算に入れないとなりません。

……プレビュウ❷に続く。

では。