この味わいには惚れる。

ひょんなことから、ひとつの動画に出遭った。

エリック クラプトン、御年 79歳。

知ってる人は知っているギタリストで、ヴォーカリスト。

こんなふうに年齢を重ねるのも、またいいよね。

しかし、まぁ。

クラプトンが、チャップリンの曲(スタンダードだが)を演るとは、しかも、それがカヴァーとして秀逸とは……。
(動画自体も、けっこう趣味が良い)

では。

今が勝負, の日々。

樹上、無数についた無花果(いちじく)の実。

それらが数日前から、一斉に熟しはじめた。

みどり一色だった実は、赤みを帯びて、

おしり(枝についていない方) の部分に穴が開き始めたら、そろそろ食べごろ、と収穫の心づもりをしよう(これも経験してわかるようになった)。

その穴はすこし大きくなり、そこからコバエが入って集っている。

中には、穴から、甘い液がしたたり落ちているのもある。

熟れたやつをつかみ、枝からもぎると、ゆっくりふたつに割る。

すると、中のコバエが飛び立つので、いなくなったのを確かめから、

口に含む……その美味よ。

そんなことを、日に2個、3個。

今の僕の日課……。

(量と熟すスピードで)フレッシュではとても食べきれないから、

10個くらいまとめて採ってくると、家人に頼んでジャムにしつらえてもらい、冷蔵、または、冷凍保存しておく。

気が向いたら、冷蔵庫から出して(あるいは解凍して)、

クリームチーズと一緒にブレッドに載せて、そして……。

あなたがツ〇ヤの棚を探しても、決して見つけられない希少種〈無花果のジャム〉。

しかも、レモン汁とシュガーのみでさらりと煮込んだ絶品。

こんな贅沢は、そうそうない。

と、ヘレン メリルのヴォーカルと一緒に楽しんでしまうのです。

と言ったところで、僕の口に入るのは、我が家の、無花果の実全体の、

おそらくは、10パーセント内外だろう。

あとは、野鳥と蜂ら昆虫の糧になるのだから。

〈You’d be So Nice to Come Home to〉(ヘレンは1955年にカヴァー発表)

家に帰って、あなたの傍にいられたら、それは、もう天国。

暖炉の火のかたわら、
冬の木枯らしを聴きながら、
8月の寝苦しい月を眺めながら……それだけが わたしの望み。

こういう歌唱に出逢えば、青江 三奈さんや、八代 亜紀さんが歌いたくなるのもうなづける。

でも、僕はやっぱり、ヘレンのほうがいい、今は。

では。

コピーは要らない『Many Rivers to Cross』

ジミー クリフ(1948~ ) による作詞作曲。

自身の歌唱で、1969年に発表した。

……矜持でなんとかここまでやって来た、渡るべき河は多いが、いまだ針路を見いだせないでいる。

……そんな歌詞。

荘重なオルガンの前奏で始まると、しばらくして、

ジミーのいかつい容姿(失礼!)からはとても想像できない、張り詰めた高音が、ポン! とかぶさってきて始まる。

良き楽曲だから、多くの歌い手がカヴァーしてきたが、

基本、高い声を張り上げ(全開で)、伸ばしまくって歌う。

つまりは、オリジナルを、自分の声でコピーしているので、それならば、原曲を聴いているほうがいい、となってしまう。

たとえば、日本だと、オフコースの曲を、オリジナルそっくりなテノールで歌って、どうだ聴け、って感じか。

……ところが、自分式に、新しい息吹をこの曲に与えたカヴァーをたまたま見つけ、その豊かな才能には感嘆していて、

それが、これで、なかなかのすぐれもの。

ライ クーダ―を聴き慣れると、ひとつの曲を、新鮮な解釈でよみがえらせることを喜ぶようになる。(by 萬年) 

では。

Who’ll Stop the Rain ?

― そりゃあ、岐阜にしてみたら、前節あれだけ大勝してますからね。
その勢いに水を差したくもないだろうから、ゲームは予定どおり催行したいでしょうね、とソネさん。

対し、山雅は、むしろ間を置きたいんでしょうか?

雨が降らないと、日照りだ、不作だ、と不満を言い、

降れば降ったで、冠水が心配だと、騒ぐ……。

ひとの身勝手さには、ウンザリもする。

ところで。

アサガオが、いま盛んに花をつけていて、

はて?  8月も終わろうとしているこの時季に、いちばん美しく咲く花だったっけ。

では。

とにかく得点。(富山戦プレビュウ❷)

カターレ富山。

そのチームで現役を引退したプレイヤー(小田切氏) が、ユース畑で指導歴を積んで十余年。

その後、トップチームの監督を、ここまで 足かけ 3年務めている……。

……僕が、いつかは山雅で観てみたい光景だから、

やはり富山さんは、そういう意味でも先輩格だろう。

このチーム、レンタル選手(有望な若手)を上手く出し入れしながら戦う、といった趣きがいままであったが、

今季は、活きの良い大卒ルーキーの活躍が、特に目立つ。

一芸に秀でた感はあまりない(地味)が、勤勉に前後動する、隙の無いサッカーという印象。

そう、〈勤勉で手を抜かない〉がピッタリくる。

言いかえると、総合点で優位を保つから、僕の世代用語で、国立進学コース系サッカーと呼んでしまえ。

キビキビしたパスワークを、相手を引きつけるように使い、

機をみると前線へロングなボールを投入して、一気にスペースを獲る、そんな感じを受けます。

こんな相手とやるには、高く保つ守備ラインの後方スペースを狙われることは必至でしょうが、 (ホーム戦でもそこやられましたから)

それに怖気づくこと無く、

ムラと隙を慎んで、ひたすら当方得意な方策を繰り出す、これでしょうね。

今季リーグ戦では、山雅は 3得点すれば負けはない。

だから、3点は獲ろうよ。(簡単に言いますが)

で、そろそろ滝 裕太のゴールを見たく、彼のゲーフラ持参しますが、

その滝は、2020季富山で(レンタル)戦ってもいて、気持ちが入るだろうから、期待します。

たとえ、清水で同僚だった河井 陽介が、今節は出場停止によってピッチで対峙することができなくとも。

せいぜい、息抜きながら、Across The Border、とまいりますか。

では。