久々に新譜を楽しむ の巻。

ひと月前の11月18日、
宮本 浩次(みやもと ひろじ 1966年~) が、カヴァーアルバム『ROMANCE』を発表した。

かねてよりの、熱烈なる〈ミヤジファン〉であるジョー氏、早速、これを購入なさった。

お気に入りの歌手(グループでも)の新譜を楽しみにして待つ。
幾つになっても、そんな生活があれば嬉しい。

で、そのおこぼれにあずかった萬年は、CDをお借りして自分のパソコンにダウンロード。
時にメディアプレイヤーで再生して、過ごしているのだ。

ボーナスを含める全18曲が女性歌手の持ち歌であるところがミソなんだが、案外! と素直な編曲でカヴァーしているなぁ、と思った。

冒頭の『あなた』から、ファルセットでストレートに押してくるところなんか、マジメ気質が満載、といった感じ。

鼻濁音を大切にする歌唱には、東京放送児童合唱団出身という経歴が、どうしてもチラつく、といったら、こじつけ過ぎか?

ジョー氏、このアルバムによって『ジョ二ィへの伝言』を知った、と聞いたので、
―実は、それにはアンサーソングがあってね、『五番街のマリー へ』と言うんだよ、とお教えした。

もしも、ルノワール氏が、このアルバム中の『木綿のハンカチーフ』を聴いた日にはどんな反応をしめすのか?、と秘かに思ってはいるのです。

今、気づいたけれど、『喝采』は、『木綿の~』とは恋人を捨てるのが男女入れ替わっている曲なんだね。

では。

なんとなく グリーティングの頃。

喪中により云々、の葉書も、そろそろ一段落しただろうか。

今年も、何通か届く。

特別のホリデーシーズンもない、年末年始がまたやって来る。

グリーティングカードのやりとりもだんだん減って……。

といっても、別に、寂しくも残念でもない、のですけれどね。

ただ、こんな曲を、ふたたび聴きたくなるような日々。

題名の、 It Doesn’t Have to be That Way とは、あんなのは おかしかないかい? という決まり文句なんでしょうね。

―僕たちが別れてしまうなんて、間違ってるんだよ。
寂しい男の背中が、見えるだろう?

クリスマスの季節、元の彼女とよりを戻したい男の未練を切々と……、そんな歌詞です。

果たして、この作戦は、巧くいくんだろうか?
相当に悲観的っぽいところが、曲の魅力でしょうけれど。

では。

 

アヒルこそ美しい お話。

グラマンJ2Fダックは、米国製の水陸両用機

1933~1945年の間に、600機あまりが製造されたようだ。

映画『マーフィーの戦い』(1971年公開) で、ピーター オトゥ―ル演ずる主人公が、飛べるように整備したのが、これ。

それに搭乗して、ドイツ海軍のUボートに対し、たったひとりの交戦を挑むために。

先日、松本駅前のホビーショップで、これのプラモデルを見つけたんだが、店内をあれこれ物色中に、どこに在ったのかを見失ってしまった。

再度出かけていって購おう、とひそかに思っている。

数日前、ダックの飛行動画を見つけ、その美しさに感じ入ってしまった。
特に、水面のさざ波にだんだんと近づいていく着水シーンは素敵。

ひょっとしたらこれ、映画で使用されていたのと同一機で、現在は、米国空軍博物館に展示されている機体だろうか?

なお、クリーデンス クリアウォーター リバイバル(CCR)の曲『Fortunate Son』が使われているが、ウォーター(水)に掛けた洒落なのだろうか?

それとも、支配階級に生まれた〈幸運な〉連中(=息子)が、俺たち(大衆)を戦争につぎ込むのさ、という皮肉な歌詞のためなのか、どうなんでしょうかねぇ?

では。

着々と、来季へつなぐ。

11/30と 12/3、ファジアーノ岡山の公式サイトには契約満了のニュースが出た。
三村 真、後藤 圭太、赤嶺 真吾、椋原 健太と、ほぼレギュラー級の面々。

J2昇格を決めた秋田も、12/4に契約満了をリリースし始めていて、来季戦える戦力の作り込みに入っている。

これ、決して他人事でもなく、我が山雅にしたって発表はともかく、所属プレイヤーと、来季の契約に関するお話しが進んでいるということ。

―このまま柴田監督で行けばいいじゃん。
と、家人はおっしゃるが、ことはそう簡単でもなくて、チーム編成の活況時期をクラブとしてどう乗り切るか、かなりしんどい2020年の瀬と拝察する。

―ま、柿本氏、鐵戸氏が踏ん張る、ってもんでしょうかね?

やがて、満了、更改、移籍などが公けにされていき、一喜一憂の年末年始になる。

クラブがやるべきことは、ファンサポーターに耳ざわりの良いニュースを提供することではなくて、もっと魅了して勝利するチームを披露するところにあるのだから、保有カードについては、(収益減が厳しい昨今でもあり) 冷徹な取捨選択が必要だ。

心の動揺を内に抱えながらも、残り4戦に賭けるプレイヤーには、こころより感謝するのみ。

The Parting Glass (別れの杯)は、スコットランド民謡。
かの地では、友人たちの集まりがお開きになる時に歌われる、という。

少々早いけれど、今のうちに口ずさんでみる。

では。

上手の手から 水は漏れ。 (2020.12.2 群馬戦レビュウ)

違う言い方だと、猿も木から落ちる、とか。

上手(=その道の達人)も失敗することがある、というたとえ。

監督らは、前半の布陣であわよくば先制、後半はさらに、攻撃の強度をより高めて群馬を圧倒する  ― そんな青写真だったに違いない。

ところが、実際にゲームをするのはプレイヤーたち。

山雅は、ゲーム開始早々からずっと、群馬に圧倒されまくってしまった。

相手の拙攻に大いに助けられる格好で、前半は無失点でこらえたものの、自分たちのサッカーをさせてもらえず。

ミス、のほとんどが、イージーな、相手へのプレゼントパスであれば、リズムも創れずに後手後手の印象。

で、後半は交代カードを次々に切ったことで、主導権を握れるようになる。

決して個を責める訳ではないが、ボランチの仕事において、米原 秀亮は、まだまだ佐藤 和弘に学ぶことは多いなぁ、という感じ。
もちろん、佐藤と同じプレイスタイルを、君に求めているわけではないけれど、判断およびプレイの速さ、視野の広さ、これらはかならず深めていかないと。

ただし、息を吹き返した後半でさえも、シュートに持ち込む最後の詰めが、やっぱりと、ぎくしゃく。

89分、橋内 優也の蹴り出したボールが、そのまま相手に渡る(イージーなミス)とたった2本のパスで、失点。

最も恐れていた、大宮元#10コンビ(大前、岩上)に、見事な仕事をさせてしまった……..。

まるで長崎戦のデジャブ。
村山さぁ、ボールに向かって飛びつくぐらいしてもいいじゃんか。

あの時点でピッチにあってチームを構成していた面々は、現状、首脳陣が最強として推すパーツなんだろうが、それをしてもあんなでは。

得点力の無さ、ってのは数年来の悩みではありますけれど、なんともなぁ。

こうなったら、息吹、和音、榎本らで、リズムを変えてみたらどうかしら?
……、と愚痴りながら、他で気分を変えるのだ。

では。