Thank You !! 太郎。

いろんな制約下、スタジアムで闘うプレイヤーを勇気づけるには?、と考えたあげく、昨季は、ゲートフラグを掲げることにした。

それは、#8 杉本 太郎。

(萬年にとっては)残念ながら、彼は、アビスパ福岡へと、関門海峡を渡っていった。

新天地でも、#8 を背負うと知って、非接触が徹底されていたために入手できなかった、その自署をいただこうと思い立った。

で、この度、ゆうパックが無事に松本福岡間を一往復して、ゲートフラッグにサインが入って、手許に戻ってきた。

ありがとう、杉本 太郎。

来季こそ、トップリーグで再会したいものだ。

そう、今はただ、決意するだけ。

どうなることかは皆目わからん、というのがホンネなんだけれど。

ま、礼状を書くことにします。

では。

 

 

同じ時代を生きたのに (ひばり論)

美空 ひばりが亡くなったのは、1989(平成元)年6月24日。

享年 52歳。

当時、萬年は、早朝のパン屋でアルバイトをしていて、BLTサンドイッチ用のトマトをひたすらスライスするのが、仕事のひとつだった。

その翌朝だったろうか、一緒に働くご婦人(おそらく60歳超)が、目をうるませ、

―ひばりが逝っちゃった、悲しい……..、
と語るのを、トマトを刻んでいる背中に聞く。

あぁ、美空 ひばりと共に生きてきた、といえる世代が在るんだ。

当方は、同時代に生きた感が皆無。
なので涙ひとつこぼれない、ってのに……。

逝去の痛みを、はたで見ていて新鮮に感じるほどに、美空 ひばりの偉大さが、ちっともわからなかった萬年であったし、これからもそうだろうな、と思う。

10歳そこそこでデビュウした頃のひばりの歌唱を聴くと、とにかくやたらと上手い。

早熟な子の才に出逢った時の、背筋がゾーっ、とする感じが襲ってくる。

年齢を加えるにつれて、果たして、ひばりの歌唱力が深まっていったか?

いや、決してそうは思わない男が、ここに居る。

むしろ、人生の早い時期に完成してしまったそのままでいてくれたなら。

などとは、身勝手の注文なのは、わかっちゃいるんだが……。

では。

敢えて 規律違反の肩を持つ。

部屋に入ってくるなり、ソファーでまどろんでいた萬年に向かい、家人。

― ねぇねぇ、1億円もらっている柏木に声をかけられるクラブがあるんかしら?

―そりゃあ、おまいさん、値切るっ、て手もあるわけだし……。

昨季はたしか、10試合そこそこの出場だったから、契約のテーブルではダンピングの交渉があるに決まっている。

ひょっとしたら、いまやトップリーグ中位に甘んずる浦和が、今回の騒動を、人件費削減の好機のひとつ、ととらえても不思議ではない。

無名なサッカーファンがひとり、こういった無責任なうがちに走るのはカワイイもんだが、しかし、マスメディアの論調は、今回もヒドかった。

たとえば、指揮官ロドリゲスは〈とても受け入れられない〉と柏木を論断、といった見出しで煽るわ、煽る。

読んでみれば、監督は、柏木の今回の行動は受け入れられない、と発言しているのであって、彼をチームの一員として受け入れない、つまり、その人格を否定しているわけでもなければ、戦略的な要員(カード)から排除する、とも言ってはいない。

それをあたかも、現場トップが追い出しにかかっているような印象を植え付けようとする。

チーム規律への違反は、浦和というクラブが淡々と処分をおこなえばよい話。

尾ひれをたんとつけて印象を操作、しかも、他人(チーム関係者)の口を借りる形で柏木を糾弾するメディアには、不快感がつのるばかり。

さらに気に喰わないのは、キャンプで同宿していたチームメイトが、規律違反の行動を、チーム上層部に通報したらしい、ということ。

願わくば、それが事実でないことを祈る。

友人であれば、まづは当の本人のところに行って、おい、あれはまづいんじゃあないのか?、きちんとクラブに報告すべきだろう、くらいの忠告ができないかい?

それなりの知名度があるとは言え、所詮は20、30歳代の若僧の発想なのか。

級友の行為を、すぐに教師に言いつけるような幼児性まる出し。

まぁ、柏木のことを友人と思っていなければ、仕方がないけどね。

では。

開幕まで10日の 明日には、

〈2021年 Jリーグ選手名鑑(サカダイ版)〉が、発刊になるはず。

毎季購入に走るほどの律義さもなく、かと言って、決して入手せず、と決め込んでいるわけでもなし。

店頭でページを繰ってみて、それから、その時の気分次第で……、となりそう。

ひとつ注文をつけるとすれば、審判名鑑の充実だ。
ルーペ越しでないと到底見えないような活字で、しかも、たったの一ページに押し込まれた情報は、少な過ぎないか?

ところで、キャンプレポートを読みながら思ったことがありまして。

鹿児島で、山雅が使わせてもらっているのは、主に白波スタジアム。

これ、鹿児島ユナイテッドの本拠地。

で、当の鹿児島ユナイテッドは、どこでキャンプを張っているかというと、どうも、鹿児島市内らしい。

たとえる、とですよ。
よそのチームのキャンプ地としてアルウィンを提供し、地元チームは、市内の他のところで開幕に備える、という図式。

薩摩のお国の気前の良さには、頭が下がるばかり。
こういう懐の深さを、僕たちも持ちたいもんだ。

さて、キャンプは今週いっぱいで終わる。

開幕は2/28、長州の地で。

となると、一週間の間隙を、すくなくとも、ゲーム登録メンバーはどう過ごすのだろう?

天然芝がいまだ使えない松本に、一旦戻ってからまた、本州アイランドの最南端へ出かけていくのだろうか。

風がやけに強い曇天の朝。
あぁ、こうなったら、いっそ雨でも降ってくれないかい。

では。

転がる石であり続ける。

― 変化はコントロールできない、ならば、せいぜい変化の先頭に立て。

ドラッカー先生の言葉だ。

転がる石に、苔は生えない。(だからじっくりと腰を据えろ)

ではダメで、陳腐化しないために、転がり続けなければならない世の中か。

かと言って、変化についていけない年寄りを追いつめ、その息の根を止めてしまうやり方も好きになれないが。

さて、役者の世界。

キャリヤに停留することなく進む。

そんなのは、梶 芽衣子(1947~ )くらいになってしまった。
(もちろん、萬年の知る狭い範囲、という条件で)

沢口 靖子(1965~ ) は、もっといろんな役を演ずる力量を持つ女優だと思うが、なんで、科捜研に仕事を絞ってしまうんだろう?

最近、とみに、残念な気がしてならない。

では。