バート バカラックの訃報に接して、マレーネ デートリッヒを讃えたのが、前回。
バカラックの作品では、もちろん、
『Baby It’s You』(1961年発表 by シェリルズ) が、僕の一番気に入っている曲。
以前、アデルの歌唱で、これを採り上げた憶えがあります。
でも、ここでは、せっかくだから、オスカー音楽賞を獲った
『Raindrops Keep Fallin’ on My Head』(1969年) を聴いてしまおう。
映画『明日に向かって撃て!』(1969年米国) の挿入歌として使用されて、世に出た。
色恋とは一線を画した、こんな歌もあっていい。
雨は降り続くけれど
僕の上に 雨は降り続く。
まるで、ベッドが小さすぎて足がはみでしまう奴のように、
なにもかもがしっくりこない
僕に 雨が降り続いてるんだ。
だから 太陽に 言ってやった。
寝ていないで 仕事をしなよ、って。
いつまで僕の上に 雨を降らし続けるんだ、って。
でも、ひとつわかっていること、それは
やって来た悲しみになんか 僕は負けない、ってこと。
せいぜい 僕が 幸せに挨拶できるまではね。
僕の上に 雨は降り続く。
けれど 僕は 自分をみじめに思って泣きはしまい
不平を言って 雨を止まそうなんて思わない
なぜって、僕は なんだって自分で決められるんだから。
心配は 無用なのさ……。
曲を唄った B.J.トーマスは、2021年5月29日、78歳で没した。
彼にも思いを馳せながら、レイ スティーブンス(1939~)と一緒に演ってる動画で。
では。