【有益かも】これは詐欺です。

たまには、世の中に役立つことを書かねばなりません。

この前、僕の携帯に、こんなショートメールが入った。

お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました。
こちらにてご確認下さい。http:// ※※※※ (※は伏字です)

よく考えてみれば、(きちんとした)大手宅配業者なら、かならず〈不在伝票〉を残す。

だから、こういうのは、疑ってかかって当たり前なんだが、

ふと、反射的に、そのアドレスを検索してしまうと、やがて怪しいところへご案内、という仕込みだろう。

そういう智恵を、いいことに使えば良いのに、他人をダマす手段はいくらでもあると見えて、新しい手法が登場する。

某国が打ち上げたミサイルが、頭の上に落ちて来るよりも、

アルウィンでスポンサー抽選が当たるよりも、

こんな詐欺メール(電話)に曝される確率のほうが、おそらくは、ずっと高い。

読者諸氏よ、ご注意あれ。

では。

残菊の不義理。

昔お世話になった或る御方の命日には、つとめて墓参するようにしている。

が、今年は、いつしか忘れてしまい、一箇月あまりが過ぎてそれに気づく始末。

あぁ、いけない、ということになって、さて、手向けの花はどうする?

見回すと、庭のそこかしこに、株分けした菊が、今は盛んに群れをつくって咲く。

そうだ、これを持ってお墓にうかがおう、と決めた。

これから毎年こうならば、なにも命日などにこだわらず、今時分に、自前の花束持参でいいではないか、などと不届きなことを考えながら。

  

 残菊を 手向けん西日 背に負うて by  萬年

では。

選ばされている〈個性〉。

自分のお好みで、心地よく生活を演出し、満たしたいのはわかる。

日本くらい社会の高年齢化が進んで落ち着いてくれば、なおさらのことだ。

でも、よくよく考えないと、自分で選んでいるつもりであっても、実は、すべては、都合よく与えられている事物や希望であることが、なんと多いことか。

つまり、メディア、情報媒体によって、自分の感性、趣味性、視点のかなり大きい部分が、巧くコントロールされている情況なのだ。

メディアはいくらでも、社会的な(富と力の)分配を牛耳っている体制に接近するし、その代弁者としても利用される。

こういう事態は、もう何十年と続いてきたから、空気みたいなもんで、馴れっこになってしまっているんです。

だから、〈個性〉という言葉も曲者で、誰かがあなたに勝手に押しつけている可能性が高い。

個性とは、せいぜい、人の手の感触や、動きの繊細さについて云うこと。

個性、という言葉をやたら使う人々は、疑ってみるべき。

では。

よせばいいのに、八か月。

事が起こった時、こんな展開は、まるで想像もできなかった。

が、いざ、それが現実になると、そうだろうなぁ、と前から知っていたような気分になるとは、我ながら赤面。

けれど、2022年10月17日時点での思いをば、記録しておきます。

友人K君の言葉を借りると、結局は〈ロシアとは、こういう国(=民)なんだ〉。

(ポツダム会談で密約はあったろうが) 1945年8月9日。

不可侵条約を一方的に破棄、旧満州国に侵攻すると、数日間で数万人単位の日本人を殺害して、暴行、奪略を繰り返し、40万人とも言われる日本人をシベリアに連れ去った。

その残虐性は、70年経っても同じ。
かつて満州で暮らした義母(故人) のロシア評は、そのとおりだった。

領土的野心に駆られて一度振り上げた拳が、けれど、簡単には下げられず。

ウクライナ大統領は、プチンとは停戦協議しないと、既にハシゴを外してしまったが、これって、ロシア国民に対し、戦争をやめたかったら、リーダーを換えて話に来い、というメッセージですかね?

すくなくとも、ロシア大統領は今後、非ロシア圏へ安全に出ていけないし、
そもそもこんなふうに、心底の愛情を交わす人々が期待できるんだろうか?

では。

口からでるもの。

新約聖書には、こうある。

― 口に入るのものは人を汚さず、されど口より出づるものは、これ人を汚すなり。(マタイ伝 15:11)

口から摂った食物は、やがて排泄されてしまっておわり。

けれど、心に在る思いは言葉になって口から表れ、それがやがて、殺人、淫行、盗み、嘘、誹謗となって人を汚す。

たしかに、そうだ。

何を、どうやって食するか?、ってことに囚われずに生きていきたい、と思う。

……、と格好をつけているんだが、

たかが小松の牛乳パンを食べるのに、今や、いちいち予約しなきゃあならないのかよ、と毒づきつつ車を運転していたら、目の前を、そのお店の看板をつけたバンが横切って行った。

きっと、昨日、
― お前、口から出るその誹謗中傷に注意しなさい、と神様が教えてくれたんだろう。

では。