Forever Young ……。

自分の膝が痛くなってはじめて、

同じ辛さを持っている人々に、心からの同情心を抱く。

カント(哲学者) が言っているとおりで、

知らないことは、わからないのが、人間(の認識能力)なのだ。

ゆえに、誰もが持つ限界のひとつなんだから、なんら恥じることでもない……。

身近な者の経験をみて、そんなことを思っていたら、

家人から、

ねえねぇ、ちょっと観てもらいたいのよ、とお誘いがあった。

どうも録画したTV番組のことらしい。

その様子から、ははん、これは、(毎日観ていらっしゃる)韓流ドラマではないだろうな。

僕の予想が当たって、

それは、往年の有名人が入れ替わりで登場するトーク番組の、或る回(おそらくは当日分)。

その司会者が聡明で、品のある会話ができる元女優なので、だいぶん救われてはいるけれど、

どうみたって、そういえばあの人の今は?、といった人間の、捨てがたい好奇心やゴシップ心に訴える番組に違いないから、僕は遠慮したいなぁ。

― でもね、今回は、若づくりの痛々しさもないのよ、あぁ、幸代さん。

〈Forever Young〉は、

ボブ ディランのアルバム〚プラネット ウェイブズ〛(1974年)に収められている曲。

僕が持っているディランの唯一のアルバムで、

ザ バンドがバック演奏を担っている理由のみで、購入した。

そのスローなほうのヴァージョンを、カヴァーで。

では。

バスタブ禁止令。

今月の検針票の中身をみたら、

減免措置の期間が終わったことは知っていたけれど、

その時よりも、上下水道代(合計) が、3倍になっていて、チト驚く。

はて、ここ2か月で、特段の費消があったっけな?

……もともと夏季は、我が家は、シャワーで済ましてきたが、

これからはもっとシビアになって、

バスタブに浸かるのは、ホントの秋が来るまでは、差し止めにしようではないか、と家人と相談した。

すくなくとも、その我慢で、庭木や菜園の水やり代を吸収する魂胆なのです。

では。

おかしな順序。

先日、松本駅近くの、(老舗な)書店で買い物をした。

決して豊かな品揃えでもないが、ここら辺ではマシなほうなので、時々利用する。

少年向けに、岩波文庫をひとつ購って、会計カウンターへとおもむくと、

― お客様、本を入れる袋はどうなさいますか?

それって、有料なの?

― はい、〇円です。

じゃあ、やめとくわ。

― (続けて) お客様、本の表紙カヴァー(紙製)をおかけしますか?、こちらは無料です。

じゃぁ、お願いします。

……なんだ。訊く順序が逆だろうに、と言葉が出かかったけれど、

うるさいジジイ、と不興を買うのもなんだし、

日頃、家人からは、ひとを不快にする僕の性向を戒められているから、

ありがとう、とだけ言うと、お店をあとにした。

では。

ひとはそれを,アメリカンと呼ぶ?

先日。

穂高まで出かけて、(お店で) スパゲティを食した。

ナポリタンにハンバーグを載せたもの。

それを、アメリカンと称していたが、世では、その呼び名が流通しているんだろうか?

僕の偏見では、北米の食文化にはパスタがあまり結びつかないので、

いまだにこの名称には、釈然としないでいる。

……どうでもよいことを、こんな静かな曲を聴きながら、思っているのです。

ブレッドの、1971年発表の曲。

では。

松本って。

― なんとまぁ、風の強いところなのか。

家人が、病院で。

たまたまお隣のベッドで治療を受けていた御方が、こう言っていた、という。

その人は、当地へ、十数年前に越してきたらしい。

普段、あまり意識していなかった僕だが、

春の頃、

山形村から波田にかけての扇状地で、盛んに立ち上る褐色の土煙を思えば、

たしかに、そうなのかも……。

ベッツイ&クリスのデュオが、こんな曲をカヴァーしてたとは知らなかった。

『真夜中のカウボーイ』(1969公開、米映画) の、

オープニングクレジットを、あぁ、こんな色調の画面だったか……と、眺めている日。

では。