
……今は昔の、先のおおいくさの末期、
スメラミコトの御居を、信濃の国は、松代の、皆神山の地中深くへと遷さんとせしが、
信州とは、神州にも通ずるゆえに、必ずや神風も起こらん、との願ひも虚しゅう終わんぬ。
幾星霜を経て、皆神山を眺める平には、競技場なるもの建立せられ、民の愉しみのため蹴球に興ずる時代ありて、そを詠める。
みすゞかる
信濃の秋に
皆神の
空舞ふ球(たま)の
白線に落つ by 萬年亭ルカ。
……コンパクト、かつ、整然と陣形が組まれ、
次々とボールを転送しては、くりかえし攻撃をしかける山雅戦士ら。
ルヴァン杯で魅せたあの姿を、切望はすれども、
今節は、同じようにはいくまい、と思う。
なぜなら。
長野は、
こっちの陣形を乱し、プレイヤー間を引き離すために、
ボールホルダーには、素早い突っかけをおこない、
山雅最終ラインの裏を、常にロングボールで侵そうとするサッカーを仕掛ける公算が大きいから。
しかも、ボールへの接近は、前もって仕組んだ側のほうが早く到達するのが容易なので、厄介。
要は。
相手の嫌がるスペースへとボールを入れ続けるサッカーに、どう対抗するかを考えないとならず、
その場合、今一度、自分の強みを整理して、発動するとしても、
かき乱されるリスクの低減をも計算に入れないとなりません。
……プレビュウ❷に続く。
では。

