とことんマジメな 信濃の民。

(by アンドリュー ワイエス 〈島のポーチ〉部分 1999年)

TVが、今回の長野県知事選挙の投票率は、40%を、チョッと超えた、と言っていた。

僕の空耳でなければ、これは、史上最低らしい。

メディアの言いたいのは、過去いちばん低い投票率、のところにあるのかどうか知りませんが、

僕からすると、このような選挙、いわば、選択の余地もない投票を求められた有権者は、

とてつもなくマジメな投票行動を採った、と思える。

僕は、そうだな。

投票率は、よくいって、30%前後くらいか、と考えていた。

棄権することで、現職でいいよ、との意思表示、といった。

過去4期を積む中で、相当に磐石な権力態勢をつくりあげ、

しかも、これといった失政と、対立勢力がない。

やっとのこと、

コミュニスト政党が、県組織の副委員長を、〈義務的に〉擁立し、競合相手は、彼ひとりだけ。

この図式では、

それこそ、どこかの週刊誌が、機をみて、現職のスキャンダルをぶっ放さない限りは、

現職の当選は、200%超 確定だ。

対立候補者だって、承知。

かように、実質的な選択肢がない。

にもかかわらず、

有権者の、10人に 4人も!! が投票所に出かけて行って、

その90%近くは、現職の名を用紙に書く。

万々が一、間違って、

コミュニストが当選しても、長野における地方政府の共産主義化などはあり得ないのだが、

今回の選挙は、一見、現職への信任投票にみえるけれど、

僕は、コミュニストパーティ出身首長(県知事)への、拒否権行使とみるべき、と考える。

まぁ、それはそれで、マットウなんだが。

世はほかに事もなし、ただ、つまらない、といったら失礼か。

では。