ネジバナの 迂闊(うかつ)……。

芝生を育てることとは、結局、混生する雑草らとのたたかいである。

が、唯一。

ネジバナ(捩花) だけは、いくらでもゆるしておける、そんな花だ。

(もちろん、〈雑草〉なんて、人間の身勝手による植物差別に過ぎない)

ところが、我が庭では、とんとお目にかかれないなぁ、

と思っていた矢先、

ファーマーズガーデンで、その苗を見つけたので購入した。250円也。

山野草の趣きで並んでいた。

で、買った苗を、早速地に下ろそうと、場所を物色していると、

それがまぁ、なんと、

芝の中に、ネジバナをひとつ、見つけちゃったんです!!

茎は爪楊枝くらいの細さ、高さは10センチほどで、

小さなピンクの花を、らせん状につけている。

……まるで、チョッとした笑い話よのう、と思いながら、

買ってきたもっと背の高いほうは、エーデルワイスの傍らに植えた。

この話を家人にしたら、

― 昔、 庭に咲いていた時に、教えてくれたじゃない。

うーん。

相方には、

ネジバナとは、日本国内で、唯一自生するランの一種、という能書きをたれた覚えがあるが、

自宅の庭にあるのを指さしながら説明した記憶が、全然ないのには、困っている。

では。