
成田 三樹夫扮する四流刑事が、
だみ声で、工藤ちゃーん、と登場するテレビドラマではなくて、
劇場公開された、角川映画のほう。
手持ちぶさたから、つい魔がさして、図書館で借りたので、
せっかくだからと、観始めたのに、
30分くらいで、我慢できなくなって、観るのをやめにした。
当時、売り出し中の薬師丸ひろ子(19歳?)に、
松田 優作の、コメディ役者としての軽妙や面白さを絡ませる、といった趣向はわかる。
が、それだったら、『家族ゲーム』(1983年) で足りる。
ちっとも面白くない、で片づけてしまえば、それきりの話だが、
僕にとっては。
2026年の今だから面白くないのか?、
はたまた、もしも、公開当時に観たとして、やはり、面白くなかったのか?
この辺は、かなり重要なことに思える。
映画そのものとして、耐えられないのか、
あるいは、ああいう描き方、ジョークの提示が、時代的に褪色いちじるしいためなのか。
笑わせたい、感心させたい、そのための演出(と演技)が、ことごとく笑えない。
これには、困った。
……もともと、僕の中で、80年代とは、70年代の燃えさしに等しく、
(70年代は、60年代が終わったあとのつんのめり)
素直に笑えないのは、いまだに、そんな時代感覚から自由になれない自分があるからかも知れない。
では。

