3 – 0 の勝利。
ボール保持にこだわり、パスの緩急で勝負したいスタイルの琉球サッカー。
これに対するに、
守備陣形をしっかり形成しておいて、
ボールホルダーに喰いつき過ぎずもせず、
パスコースを限定しながら、ボールの奪いどころを絞っていくやり方。
これが、ゲームのほとんどの局面で、上手く機能していたと思います。
ここらは、山雅だったらそうするだろうな、というわかりやすい展開。
ゴール3つのうち、
ふたつは、ロングフィードを仕掛け、相手ディフェンスラインと競り合いながら、ボールを奪って撃ったもの。
あとひとつは、中盤でボランチ同士のせめぎ合いから、ボールを奪ってたのをもらってシュートしたもの。
こっちの狙いと、フォワードふたり(村越、想来) の特性が、そのまま結実した3得点は、ミゴト。
飲水タイムを入れる、
ということは現地は相当に、暑く苛酷な気候だったのでしょう、
だから、ああいうゲームの進め方は、体力消耗を、できるだけ回避する目的でもあったかと。
ホームチームのプレイヤーが、すべて沖縄の気候に慣れ親しんでいる訳でもないでしょうから、琉球のゲームのほとんどが、ナイターであるのは理解できますが、
いくら夜にやっても、かなりな、プレイへの影響はあるわけで、
琉球のサッカースタイルは、気候考慮の、その結果なんでしょうかね。
さて。
おおかたはやりたいようにやって、無失点で、3得点ならば、ほぼ望みどおり。
ただし。
決して完璧を求める僕ではないけれど、
戦意がガクンと落ちた相手に対し、残り20分を切ってからの最終盤。
もっと丁寧、沈着にやれば、あと 2ゴールはできたので、そこをやり切るチームになってもらいたいなぁ、
チームをワンランクあげて。
仮に、琉球の決定機だったシュートが決まっていれば、スコアは 3 – 2。
まったく同一の形勢から、ダメ押しの 4点目を決めてくるエスパルスさんから学びたいのは、そういうところ。
では。