狭量を葬り去れ (サマーユニフォームについて)

2024季のサマーユニフォームが発表された。

夏羽に身を変えた雷鳥が、コンセプト。

登山ガイドのジャガー氏に訊いてみたら、

― あの茶色は、周囲の岩肌にまぎれてしまうんで、発見しにくいね。

冬も夏も、ライチョウは、つねに自分を隠して暮らしているのだ。

いままでなかった色(ブラウン) なので、議論がありそうだけれど、

クラブカラーはフォレストグリーン、が根っこにあるからこそ、むしろ、これくらいやっていい。

そもそも、サマーユニフォームとは、新鮮さを注入するための手法なんだから。

だいたい、アパレル系の山雅グッズにいま魅力がないのは、グリーンにこだわりすぎる〈狭量〉、発想の貧困、のためであって、

観戦のための道具として期待し過ぎ、と思う。

商品開発のコンセプトして、

街着として魅力的でなければ、ファン&サポーターに身銭を切らせるに申し訳ない、くらいに考えるべきではないか。

それにしても、このユニフォームを、ホーム2試合だけに着用、とはもったいない。

6/29の、対パルセイロ戦で着たら、見飽きた、緑対オレンジから脱却できて、

しかも、相手にはセカンドユニフォーム着用を強要できる。

しかし、再来年からの、〈秋春制〉になったら、今度は、

オータムユニフォーム、と銘打つんだろうか。

いやいや、そこは一歩踏み込んでみて、〈秋春制〉移行記念として、ワンシーズンは、

ウインター、つまり、ライチョウの白を基調したユニフォームをファーストとして採用したら面白そう。

そうしたら、アウェイは、イエロー基調にグリーンの差し色?

それじゃあ、まるで、ジェフ先輩かね。

……妄想は、キリがありません。

では。