コネくって,どん! に克て(FC琉球戦プレビュウ)

FC琉球にとって、

昨季は、3部に舞い戻っての 1年目だった。
外から診るに、チームの衣更えが少々上手くいかなかったような趣き(順位 17位)。

2部ではなかなか持たせてもらえなかったボールが持てるようになって、攻撃はそれなりにサマになったが、守備はイマイチ、そんな感じか。

第1節、対奈良クラブ戦(3/24)。

DAZNで前半20分くらいまでと、ハイライトを、かいつまんで観てみたら、
勝ったものの(2 – 1)、スタイルの表出においては、奈良のほうが優っている。

下川 陽太が、左右両方のサイドをこなし、彼からの、ドンピシャのクロスから頭で1得点、さらに、同様なシーンでは、バーを叩いた。
☞ 山雅で、あれほど上質なクロスは観てないや。(小声)

他方、琉球の2得点は、両方、ほとんど奈良側の守備におけるミスに近い。

でも、相手のミスを誘えるのも、ひとつの武器には違いないから、そこに琉球のスキの無さをみる。

相手ゴール前30mあたりではパスを多用し、食いつく相手ディフェンスをサイドへ寄せておいて、そこから反対のサイドへクロス。

あるいは、相手の陣形を前傾にして引きつけ、その最終ライン裏へ、すかさずロングボールを投入する。

つまり、琉球の特徴は、

ひとつ。
ボールを細かく(パスを連続して)こねくっておいてから、機をみて、ドン!、と空いたスペースへ入れ、そこへプレイヤーが侵入するスタイル。

ふたつめ
3バックを採る最終ラインと、その前の前線との間に、わりとスペースが空く。
陣形が、縦方向に、ふたつに割れる格好。

守備ラインからは、けっこう鋭く長いグラウンダーパスが、前線へ走るんです。

で、攻撃陣にボールが入ると、そこから、細かいパスワークで相手守備の間隙を狙ってシュートまで持ち込む。

……ってことになれば、山雅のやることは、(自分流サッカーの貫徹はもちろんとして)

❶あくまで縦にコンパクトな態勢で、相手を押し込み、波状的に厚い攻撃をおこなう。
最終ラインを狙って投入されるロングボールの処理には、手当をしながら。

❷特に、琉球の中盤に空くであろうスペースを、こっちに有利に活用する。
ボランチとサイドプレイヤーでもって、そこを衝きながら、連携でボールを前へ運ぶ。
相手を前へひきつける目的以外には、ボールは後方へ下げない。
要は、相手に、備える時間を与えない。

おそらくは、山雅の右サイドを最警戒してくる琉球に対し、

敢えて馬渡を左へ配し、右には、佐相なり藤谷を入れることで、両サイドともに、こちらの優位を狙う策を打っても面白い!!、とは思うんですが、

いやいや、琉球左サイドバックの藤春を、右の馬渡で抑止してしまうのか?

前節、前線のどこにでも顔を出す、という動きで魅せたのは、安藤 、滝 、樋口 。

なかでも、安藤は馬渡との連携が良く、村越への交代は、僕的には ?、だった。

欲を言えば、相模原で二季一緒にやっていた佐相との絡みも観たい。

……前節から、どれくらいメンツをいじってくるのか?、そこに注目です。

では。