〈清新な覚悟〉に立ち向かえ (SC相模原戦プレビュウ) 

― 山雅、ピンチですねぇ。

クレ君が、合うなり、こう挨拶してきたから、

―  ついちゃあ、次節はいよいよ、モモ氏にお出まし願うのよ。

そしたら、クレ君、モモ氏に向かい、

― 間違ってアウェイ側に座っちゃあダメですよ、と茶々を入れる始末。

姓名のうちの二文字を、松本山雅と共有しておきながら、不義理なことです。

でも、心配ご無用、チケットはちゃんと、ホームゴール裏で僕がお取りします。

ご招待はするけれど、チケット代を負担するようなケチなまねはしない僕のことだから、

QR発券で1枚入手、そのQRコードをモモ氏に転送して、後日、代金をいただく算段。

懸念された雨も、当日は回避できそうで、なにより。

さて。

山雅と、3部リーグ参入の同期生である、SC相模原は、

2023季に向けて、新監督に、戸田 和幸氏が就任。

昨季から、24人OUT、21人I Nと、プレイヤーを大幅に入れ替えた。

なにかというと、某クラブのような、なんとからしさを、といった、わかったようでわからん声が、あまり周辺に起きないのだろう、

大刷新のナタが振るえる、良きクラブ。

しかも、前節対琉球戦の、先発フィールドプレイヤー10名の平均年齢 23.5 歳

しかもしかも、5人が、Jリーグ初参戦、チーム2年目が 3人、1年目が 2人の内訳。

まさに〈清新〉。

大学出たての世代を、戸田監督が、その思う通りに指導、活用する。

(解説者時代の切り口から推察するに、プレイヤーとチーム心理を誘導することに長けているかも)

つまりは、チーム形成の創成期であるから、失うものもない覚悟こそ、在れ。

それが、ある意味、いちばんの武器では、あるまいか。

山雅は?、と言えば、

それより3歳ほど老けてはいるけれど、新しいチャレンジに取組中であるからには、チャレンジャー同士の決戦、との意気込みでいきましょう。

つまり、いかに自分流のサッカーを誠実、忠実にやり遂げるのか、そこを注視します。

自陣でのボール保持率がリーグトップでありながらも、ボール支配には、こだわらない相模原。

なので、前線からの追い込みでプレスをかけつつ、それと連動したコンパクトさで、相手によるセンターバック裏への飛び出しを抑止、これを一体化してやり続ける。

基本的には、サイドから攻略といった、鹿児島戦の戦法で良い、と思う。

相模原もサイドから侵入したいだろうから、そこでの攻防が鍵。

菊井 悠介と野々村 鷹人のレギュラーふたりが、カード累積で出場停止なのは痛いが、こういうチャンスをこそモノにしてもらいたいよね、他のプレイヤーには。

では。