カーボンゼロに背を向けて (地方政府には内密)

すこし考えれば解かることだが、

現況、ゴミからプラスティック類を除いたら、あとには、食物残渣と紙類しか残らず、その割合は、どうだろうか、せいぜい全体の40%弱ではあるまいか。

ゴミ総量の60%強を、週一の収集でまかなえるとしたら、大したことだけれど、

町会から離脱している我が家では、ゴミの出し方が変わった4月から、

さて、どうしようか?、と思案した挙句、

トレイなどは洗ってスーパーマーケットの回収箱へ持っていくとして、大型のやつは、まとめてラーラ松本へ持ち込む、ことにした。

つまり、包装紙などのコマゴマしたものは、頬かむりして、可燃物として出してしまえ、という魂胆。

ところがです。

はじまって、一週間も経ってみたら、

― トレイひとつひとつ洗うのにだって、(有料の)水道水を使うわけよ、まったく。

と音を上げてしまった家人。

― トマトひとつふたつ買うにも、トレイとラップがついてくるんだから。

― そもそも、上流のメーカーや販売のところで、プラスティック包装をやめるのが先決なのに、その包装代(価格に含む) も払わされ、さらに、捨てるときには、水道代や手間を負担させられる消費者は、往復ビンタをくらっているようなものではありませぬか?

昔どこの商店でも使ってた、〈経木〉(薄い木の皮) を利用するとか?

ま、持続可能なんたらの理念に理解が深く、そして、従順なこの地の消費者は、反対の声も挙げず、このシステムに組み込まれていくんでしょうが、

そこは根が悪人の僕のことだから、すすんで共犯者と成り下がり、違反に対する罰則でにっちもさっちもいかなくなるまでは、このまま、頬かむりを続けるのでありました。

では。