なんのことはない。
モンテーニュ(1533~1592、仏哲学者) が、おんなじことを、何百年も前に言っている。
わかっていると、つまらん時間を過さずに済む現実をみっつ、ご紹介。
❶問題(=障壁、悩み) すべてが、解決されるために存在するわけでもない。
☞どうしようもない事は放っておいて、できそうなことに集中する
❷自分に、あらかじめピッタリと適合する職業は存在しない。
☞価値観と衝突する仕事に就くこともないが、仕事を高めようとする努力が、自分を磨き、仕事が板についてきたらシメたもの
❸知らないことはわからない、が、わかっていても変わらない、変われないのが、おおかたの人間である。
☞他者を変えようとするなかれ、模範はみづからが示すもので、求めるものにあらず
(註 ❸の前半部分は、ほとんどゲーテ (1749~1832、独文学者)の言葉)
これらの真理を、自分が生きていく具体的シーンごとに当てはめてみて、そして行動を起こせば、ムダな苦労をしなくてよく、時間を効果的に使える、と僕は思っていますが、
ただし、敢えて苦労する道を選ぶのも、また人間なんですね。
実際、二者択一を求められた時、より困難と思われるほうを採ったことが、自分にもあったっけ。
では。