ユニフォームの性格を問う。

松本山雅というクラブの嗜好なのか。

あるいは、アディダス社のデザイン力のせいなのか。

毎季、採用されるユニフォームデザインについては、思うところがある。

生地の細かい柄やデティールに凝ることを全否定はしないが、もっと大胆、かつ、シンプルな柄を採用したら、いいのに。

生地の織柄にこだわるのは、和服を持っている日本文化に負うところが大きい。

けれど、ユニフォームは、チームとして統一され、目に映えて、かつ、プレイヤーの精悍さを強く演出するのが、その主なる機能だ。

とすると、かなり近づかないと判別できなかったり、なになにを象徴しました、などと、能書きを聞かされてはじめて納得するようなのは、どうなんでしょうかねぇ?

僕が具体的に推奨するのは、無柄の緑、緑&白のストライプ(縦横いづれでも可)、肩からタスキ状のライン入り、そして、生地そのものは無地、そんなところだ。

よって、2011年、2019年、2020年製は、高評価。

欧州のクラブをみると、あたかも不変であるかのように見えて、けれど毎年、手は入れる、という志向が目立つ。

ブランディング、なんて言葉を使うならば、ユニフォームに関してもそれを巧妙におこなうことで、〈変わらない〉ことをもっと押し出したらどうか。

毎年、ファン&サポーターにオーセンティックユニフォームを購入させよう、なんて邪心があるとしたら、いただけない。

……で、一昨日、公式ページのトレーニングマッチの画像を見て、僕は、ある意味、タマゲテしまった。

ビビッドな黄色、あのユニフォームの単調で、ストレートなデザイン。

あのインパクトは、買いです。

あれこそ、臆面もない、爽快なアディダスであって、

なんなら、サードユニフォームで運用したらどうか?、とさえ思う。

では。